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イザナ
イザナ
すると何か人影のようなものが見えた。
イザナ
しかし…
イザナ
イザナ
そこには見ず知らずの羽織を着て、長い刀を手にした若い青年の立つ姿が見えた。
かと思うと、その青年は無言のまま百音のいる方へ走っていく。
？？？
百音
イザナ
イザナ
百音
？？？
青年は冷静に言う。
イザナ
青年は武道に斬りかかろうとする。
百音
百音が慌てて止めに入る。
イザナ
イザナ
百音
百音
？？？
？？？
イザナ
イザナ
百音
？？？
イザナ
イザナが青年を蹴る。
しかし青年は驚愕のスピードで蹴りをよける。
イザナ
百音
次の瞬間、青年は一瞬の隙も見せることなく武道の腕を掴み、攻撃を交わす。
タケミッチ
？？？
イザナ
百音
すると青年の声と同時に辺りは霞と物凄い乱気流で包まれる。
百音
イザナ
イザナ
武道が必死に大粒の涙を流しながらもがいている。
それを目にした百音は青年の魔法のようなものに惹かれそうになりながらも全力で青年に地面の石を投げつけて攻撃を防御する。
？？？
？？？
イザナ
すると青年は、いよいよ百音に刃先を向けた。
イザナ
イザナが青年をボコそうとする。
しかし刀の柄でイザナは背中をどつかれてしまい、イザナは咳き込む。
百音
イザナ
その時だ。
ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯｯｯ！！！💨💨
百音
何かが猛スピードで近づいてきたかと思うと、何とそれは武道だった。
武道は百音を庇うような仕草を見せ、人間離れしたスピードと強さで青年に蹴りを入れ、殴りかかってきたのだ。
イザナ
イザナ
イザナが凍りつく。
百音も青年も思わず息を呑む。(;ﾟдﾟ) ｺﾞｸﾘ
？？？
イザナ
百音
イザナ
百音
すると、とうとう青年はボコボコにやられ、武道から逃れようと百音を目掛けてくる。
イザナ
ついに青年が百音に斬りかかろうとすると、イザナが介入して拳で食い止める。
イザナ
武道も青年の羽織に食いつき続ける。
イザナ
青年はイザナにはお構いなしに話を続ける。
？？？
武道はひたすら唸って抵抗する。
イザナ
とうとう百音はその場に涙を流しながら膝をつき、土下座をした。
イザナ
百音
イザナ
イザナ
イザナ
百音
？？？
？？？
百音
百音が全力で泣きながらビンタする。
？？？
イザナ
百音
百音
百音は拳を震えた手で握りしめ、ゆっくりとうなずく。
イザナ
？？？
百音・イザナ
？？？
イザナ
？？？
百音
？？？
？？？
そういって地図が風に乗って手元に渡ったかと思うと
ｻﾞｯ!!!!!
青年の姿は瞬く間に霞の中へと消えていった。
百音
イザナ
百音
百音
百音
イザナ
イザナ
百音
イザナが武道背負って2人は歩き出す。
百音
百音
イザナ
その時だった。
ﾋﾋｰﾝ!!!ﾄｯｺﾄｯｺﾄｯｺﾄｯｺ…
何かが近づいてくる音がする。
百音
イザナ
百音
2人は木の幹に隠れながら様子見する。すると……
百音
イザナ
ﾄﾞｺﾄﾞｺﾄﾞｺﾄﾞｺ…！ 更に馬の足音はどんどん増えてゆく。
そして兜を被って弓をもった人を乗せた馬が何十匹と目の前を通過してゆく。
百音
イザナ
イザナ
百音
百音
イザナ
イザナ
百音
百音がスマホを開けると……
百音
西暦1177年 7月4日 午前4時21分
