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フウリンの預言者

第14話 - 第十四話

113

2024年09月22日

#ウィンドブレーカー

#てんせい

ヲタク

零

ﾄﾞｶｯ(殴

零

！

零

ｽﾞﾄﾞｯ(蹴

クラスメイト

サンキュー！

零

いえいえ

桜

杏西なにやってる

杏西

！

桜

とっとと上行くぞ！

杏西

ｺｸｯ

クラスメイト

押せ押せ！道あけろぉー

零

ﾄﾞｶｯ(殴

零

ｼｭｯ(避

零

ﾄﾞｺﾞｯ(蹴

零

(やっぱり数が多い...)

KEEL

さぁさぁここからは...

KEEL

うちのVIPも参加するよ！

高梨

お前ぇら！行けんぞ！

柿内

一気にたためぇ！

ワァァァァァ

零

！

零

(もう来た！)

零

(まずい...桜さんたちがサポートに回れなくなる)

高梨

な...なんだ...思ったより数減らねぇな...

高梨

！柿内あぶねぇ！

零

！高梨さん！

零

ﾀﾞｯ

KEEL

ふふっ

KEEL

そりゃああの5人がフォローに回ってたから

KEEL

優勢だったってだけで...

KEEL

それを止めれば...

KEEL

この数の差じゃこうなるよね

KEEL

しかも5人は囲まれてる上

KEEL

周りが気になって力が出せない

KEEL

やっぱいいねー一方的にボコれるって

KEEL

あいつも一人で来るほどバカじゃないと思ってたけど

KEEL

たったこの人数しかも全員1年...

KEEL

ピヨピヨピヨピヨ

KEEL

ヒヨ子だけつれてくる

KEEL

大バカ野郎だったわ

零

(とか思ってんだろうけど...)

零

(私だって風鈴のうちの一人なんだからっ！)

零

ﾄﾞｶｯ(殴

零

ﾊﾞｺｯ(殴

零

ｺﾞｯ(蹴

クラスメイト

悪ぃ！

クラスメイト

サンキュ！

零

サポートは私に任せてください！

KEEL

チッめんどくさいのがいるな...

楡井

ﾀﾞｯ

蘇芳

にれ君！？

零

！

楡井

ｶﾞﾊﾞｯ

KEEL

んだてめぇ！離せ！

楡井

うぐ

KEEL

ﾄﾞｶｯ(蹴

楡井

ｽﾞｻﾞｻﾞｧ...

KEEL

ﾋｭｯ(バット振り下ろす

零

ﾄﾞｶｯ(蹴

零

楡井さん！

KEEL

ﾀﾞｯ

高梨

！天音後ろ！

零

！？(しまっ...)

ドカッ

KEEL

ｶﾞｯｼｬｧｧﾝ

零

...！

桜

な...なんで...

梶

ｻﾞｯ

零

か...梶さん...

零

(よかった...間に合った...)

榎本

ったくよー

榎本

ずいぶんやるぁるぇてんな

榎本

やっぱ来てみてよかったぜ

楡井

榎本さん......

楠見

ﾎﾟﾝ(肩手置

楠見

(^^)

楡井

楠見さん......

榎本

なるほど

榎本

そこそこ動けるヤツをマークさるぇたってわけか...

榎本

その上この人数差なるぁこうなるか...

榎本

っとに...間に合ってよかったぜ...

零

ﾌｩ...( ´∀`)

KEEL

ええーなになにー

KEEL

援軍登場ってわけ...しかも...2年生の...

KEEL

んー...でもさ

KEEL

このケンカの経緯

KEEL

どこまで知ってるかわからないけど

KEEL

君たちって街を守るチームでしょ？

KEEL

オレたちは

KEEL

そこにいる長門の友達に用があっただけなのね

KEEL

だから風鈴はまったく関係ないよね

零

......

KEEL

それをこんな大事にしちゃって

梶

バカかてめぇ...

KEEL

......あ？

零

(怒らせちゃった......梶さんを...)

梶

関係あるから

梶

ここにいるんだろうが

零

ｿﾞﾜｧｯ

梶

てめぇの言うとおりボウフウリンは

梶

街を守るチームだ

梶

それはつまり

梶

街にある物も人も思いもすべてを守るっつーことだ

梶

風鈴の人間も街の人間だ

梶

そいつが大切にしているものなら

梶

守って当然だろうがよ

零

(はいカッコいい)

零

(はい惚れた)

零

(そうやって君は全世界のヲタクを殺していくんだから)

KEEL

はぁ？なにそれ意味わかんない

梶

お前本当にバカなんだな

梶

お前らは風鈴のものに手ぇ出したんだよ

梶

だったらどうなるかくらい

梶

わかってんだろうな！オ''ラ''ァ''

KEEL

ﾋﾞｸｯ

KEEL

はーうっさいわー

KEEL

せっかく忠告してやったのにもう知らない

KEEL

ほらほらなにビビってるの

KEEL

3人しか増えてないんだよ？はやく片付けて

ｻﾞﾜｻﾞﾜ

零

......

KEEL

チッ

KEEL

お前らもこうなりたい？

長門

うぐ

零

......ｯ

KEEL

ﾀﾞﾀﾞｯ

榎本

ｶﾞｯ(受止

楠見

ﾋｭｯ(避

榎本

ﾄﾞ(殴

楠見

ｶｯ(蹴

クラスメイト

！！

クラスメイト

た...たった一発であんなに...

零

(すごい...)

梶

榎本、楠見下は任せる

榎本

おう

楠見

ｺｸﾘ

梶

オレは

梶

あいつをぶっとばす

零

あの！

梶

？

零

......あいつの顔面に

零

真正面からぶん殴る予定でした

零

...最低５発

梶

......あぁ...任せろ

零

......

零

(合計15発......うぇ痛そう...)

零

ﾀﾞｯ

榎本

いいかお前ぇるぁ！

榎本

フォルォーはオルェるぁがしてやる！

榎本

お前ぇるぁは目の前の相手にだけ

榎本

集中しるぉ！

ワァァァァァ

零

ﾄﾞｶｯ(殴

零

ﾋｭｯ(避

零

ｸﾙｯｽﾊﾟｧﾝ(回し蹴り

KEEL

ﾀﾞｯ

零

！

楠見

ｶﾞｯ(腕掴

楠見

ﾀﾞｰﾝｯ(背負投～っ🤘

零

(おい主💢)

ｺﾞﾒﾝﾅｻｲどうしてもやりたかったんです...

零

(仕切り直して...)

楠見

ﾀﾞｰﾝｯ(背負投

零

あ...ありがとうございます！

楠見

(^^)

零

(イケメンｯ✨)

ワァァァァァｯ

零

ﾄﾞｺﾞｯ(殴

零

ﾊﾟｼｯ(拳掴

零

ｽﾞﾄﾞｯ(蹴

零

......ﾌｩ

零

！

零

ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ

零

桜さん！

桜

......

零

......？

榎本

桜そっちは終わったか

榎本

あ？なんだ...どうした

桜

いや...

柘植

こっちも終わったで

桐生

こっちもー

桐生

杉ちゃんの周りもだいぶ片付いてるね

桜

......まだ

桜

残ってるヤツはいる

桜

最後の一人まで気ぃ抜くな

桜

...なにかあったら呼べ

桜

次は絶対ぇそっちに行く

零

...ふふっ...私もいつでも呼んでください

柘植

ワシもいつでも行くで！

桐生

桜ちゃんもなんかあったら言ってねー

桜

行くぞ！

桜

ﾀﾞｯ

零

！桜さん前！

利根(KEELの人です)

ﾄﾞｼｬｧ

桜

！

利根(KEELの人です)

...な...なんなんだテメェ...！

蘇芳

ｻﾞｯｻﾞｯ

蘇芳

......

零

...蘇芳さん

利根(KEELの人です)

ふ...ふざけんな...なんなんだテメェは...

桜

...

利根(KEELの人です)

なんだよその目

蘇芳

......

零

(まるでゴミを見るような目...)

零

(......いいっ！好きっ！)

利根(KEELの人です)

テメェ

蘇芳

......

零

...桜さん私行ってますね

桜

......おぉ...

零

ﾀﾞｯ

零

(見たい！ものすごく見たかった！)

零

(でも今はそんなこと言ってる場合じゃない)

零

ﾄﾞｶｯ(殴

零

ｽﾊﾟｧﾝ(蹴

零

ﾀﾞﾀﾞｯ

KEEL

ｼｭｯ(殴

零

！ﾋｭｯ(避

零

ｸﾞﾗｯ

KEEL

ﾄﾞｺﾞｯ(殴

零

ｯ！

零

ﾎﾟﾀﾎﾟﾀｯ(血

KEEL

ｸﾞｵｯ

零

！

桐生

天音ちゃんっ！

KEEL

ﾄﾞｶｯ(蹴る

零

うっ...

零

(やば...意識が...)

零

結局こうなったな...

零

そりゃそうか...

零

もともとケンカとか無縁の世界で生きてたし

零

......でも自分って

零

こんなに無力だったんだなぁ...

零

なんにも出来てないじゃん

零

誰一人守れてない...

零

楡井君のことだって

零

こうなることは分かってたんだから

零

事前に止めれたはず...

零

はぁ～...ほんと...

零

なにやってんだろ...私

零

せっかく副級長にもなったのに

零

未来を少しでも良いものにするんじゃなかったの？

零

ケンカなんてまともに出来ないくせに

零

浮かれて調子に乗って...

零

ほんと...バカみたい...

∷~∶~~~∴∵~~

ｻﾞｯｻﾞｯｻﾞｯｻﾞｯ

~~∵∴~~~∶~∷

ｻﾞﾜｻﾞﾜ

~∶∴――-∶~~

零

んっ......

零

んっ(眩しいっ)

桐生

およ？起こしちゃった？

零

え...桐生さん...？

桐生

おはよー

零

(あぁ...そっか私あの後気絶したんだった)

零

(てか...いつもより目線が高いような...)

零

ん？

零

......！？

零

あ...ああの

桐生

ん？どしたの？

零

なんで私桐生さんにおんぶされてるんですか！？

柘植

そりゃけが人やし

零

柘植さん...えっあっ

零

(楡井君まだ寝てる...)

零

あの桐生さんもう下ろしてもらって大丈夫です

桐生

ほんとに？

零

はい

桐生

...わかったー...はい

零

ﾖｲｼｮ...ありがとうございます

桐生

いいえー

零

ﾁﾗ

蘇芳

......

零

(？蘇芳さん怒ってる？)

零

(あ...楡井君がむちゃしたからか...)

柘植

ひょいっ

楡井

いっ

零

！

柘植

あすまんにれ君起こしてしもたか...

楡井

あ...えあれ？

楡井

ここは...

桐生

ケンカが終わって帰るとこだよ

楡井

桐生さん

楡井

......あぁ...

楡井

全部うまくいったんですね

楡井

みなさんも無事みたいでよかったです

柘植

にれ君が一番無事やないな

楡井

えあっすみませんもう大丈夫です！降ります！

柘植

まぁまぁトレーニング付き合ってや

蘇芳

ﾄﾝﾄﾝ(肩叩

楡井

？

蘇芳

ｸﾞｯﾊﾟﾁﾝ(でこぴん

楡井

あいた

零

Σ(O_O；)

柘植

なっ...やめーや蘇芳ケガ人やぞ！？

桐生

すおちゃんやっぱドSだよね...どしたのん？

蘇芳

まったく......

蘇芳

走り出した時はおかしくなったかと思ったよ

楡井

......

蘇芳

あんまり無茶しちゃだめだよ

蘇芳

...天音ちゃんもね？

桐生

そうそう女の子なんだから自分の体大事にしないと

零

Σ(・∀・💧)ｷﾞｸｯ

楡井

す...すみません

零

肝に命じます...

柘植

せやけど

柘植

天音ちゃんが先輩たちに連絡とってくれてたから

柘植

助かったで

柘植

ワシらなんとかなったんや...

零

えっあっ...いえそんな...

楡井

あ...あれ...そういえば桜さんは？

柘植

後ろにおらんか？

零

ｸﾙｯ

零

桜さん...

桜

！ﾌｲｯ

楡井

桜さんも無事でよかったです

桜

...自分の心配しろよ

楡井

桜さんはやっぱりすごいですね

楡井

級長になったばかりなのに

楡井

みんなを引っ張って

楡井

問題もきっちり解決して

楡井

本当に本当にお疲れ様で

桜

......よ

零

？

桜

なにがすげーんだよ...

桜

オレ一人で十分だって大口叩いたくせに...

桜

たいしたこともできなくて

零

......

桜

ごちゃごちゃ考えたあげく

桜

あんなザコに苦戦して...

桜

終いには2年生のヤツらにケツふかせた

桜

これのどこがすごいってんだ

桜

なにが級長だ

桜

お前がそんなになったのだって

桜

あいつらがボロボロになったのだって

桜

どう考えたってオレのせいじゃねぇか

桜

お前らだってそう思ってんだろ

桜

オレのせいだって言えよ！

楡井

さ...桜さん...

零

......

桜

はーっはーっ

杏西

バカ言ってんじゃねーよ

杏西

オレ一人だったら

杏西

確実に長門を取り戻せなかった

杏西

誰がどう思おうがオレはお前に感謝しかねぇ...

杏西

ありがとう桜

高梨

そもそもよ

高梨

ボロボロになったのはオレら自身のせいで...

高梨

桜のせいなわけねーだろ

柿内

まったくだ

栗田

まったくだ

桜

......

零

桜さん

零

悔しいのはみんな一緒です

零

(私も...なにも出来なかった)

柘植

自分の力不足は自分の責任や

桐生

杉ちゃんも

桐生

梅ちゃん先輩にどんな顔して会えばいいか

桐生

わからないよね

杉下

Σ(・∀・💧)ｷﾞｸｯ

零

桜さん

零

私が言っても頼りないですけど

零

そんなに一人で抱え込まないでください

零

私たちは仲間なんですから

蘇芳

そうだよ桜君

蘇芳

とくにオレと天音ちゃんは副級長...

蘇芳

オレたちにも責任はある

蘇芳

ここから一緒に仕切り直そう

零

(*´∇｀*)

ワイワイ

零

......📱✨ﾊﾟｼｬ

零

ふふっ...

フウリンの預言者

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