別れよう?
嫌だよ
俺、秋の事好きなんだよ
俺が悪いのは承知の上だ
ごめん
失って気づくんじゃ 遅いよな
俺はあれから 女子とつるむのはやめる
女子たち
颯くん!
今日も一緒に…
今日も一緒に…
颯
うるさい
颯
話しかけんな
女子たち
ど、どうしたの?
そういうと女子は 俺の身体に触れようとするが
颯
パシッ)触んな
颯
俺の前から消えろ
女子たち
っ!
女子たち
ど、どうしちゃったの?
女子たち
ね、ねぇ。、
颯
日本語通じないのか?
颯
俺 の 前 か ら 消 え ろ
颯
って言ってんだけど?
女子たち
うぅっ
女子たち
酷い!
女子らは俺の前から 去っていく
すると、秋の声が聞こえる
秋
ね、ねぇ。
秋
どうしたのかな
美奈
ほっときなさいよ
美奈
どうせ、
秋の事また手に入れる為の
作戦でしょ。
秋の事また手に入れる為の
作戦でしょ。
秋
……。
美奈
これでいいの。
美奈
分かったでしょ?
美奈
どうせまた付き合っても
酷いことされるだけ。
酷いことされるだけ。
颯
……。
颯
秋。
秋
っ!
美奈
行こ、秋
颯
まっ
美奈
秋に二度と近寄んな
美奈
浮気者。
颯
っ!
美奈に言われた言葉は 酷く俺を抉る
俺は心に傷を負ったと考えながらも 秋はもっと酷く傷付いてると思う
颯
……。
颯
ごめん。
颯
ほんとに、ゴメン。
放課後
颯
ちっ。
颯
相川(美奈)と
一緒かよ。
一緒かよ。
颯
……。
颯
これじゃあ、近付けねぇ
龍樹
よ。
龍樹
どした??
颯
龍樹!
颯
あのさ
颯
頼みがある
龍樹
ん?
颯
相川の事引き付けてくんね?
龍樹
は??
颯
悪ぃ。
颯
詳しくは話せないけど
颯
秋と2人になりたいから
龍樹
……。
颯
なんか奢るからさ
龍樹
はいはい。
颯
ありがとな
龍樹
おう
龍樹
おーい!相川っ
美奈
ん?
龍樹
俺、数学で分かんねぇとこ
あんだけど、教えてくんねぇ?
あんだけど、教えてくんねぇ?
美奈
は?なんで私なの?
龍樹
いいじゃん
美奈
嫌。
美奈
秋と一緒にいたい
龍樹
じゃあ、春野(秋)も
一緒でいいから
一緒でいいから
美奈
はいはい
美奈
秋!行くよ!
秋
あ、うn
秋
んんっ!?
颯
ごめんな
颯
我慢、してて
俺は相川が後ろに向いた時
俺は普段人が通らない 場所に連れ出した
颯
……。
秋
……。
颯
ごめん
秋
……。
秋
な、んだよ。
颯
……。
秋
なんだよ!今更っ!
秋
何回泣かせたら気が済むんだよ!
秋
馬鹿馬鹿馬鹿!
秋
浮気者!
颯
違う!
秋
じゃあ、なんで……。
秋
講義室でやってたのっ!
颯
あ、あれは。
秋
私じゃ満足出来ないからでしょう?
秋
キスだって、私とは段違い
なんでしょう?
なんでしょう?
秋
だったら、別れてよ!
秋
私の事なんか、好きじゃないんでしょ!?
颯
好きだ!
秋
嘘つき!
颯
嘘じゃない!
秋
もう、そんな嘘
秋
聞きたくない!
颯
行くな!
俺は無意識に抱きしめる
秋
やめて!
秋
ねぇ、もうやだ!
颯
離さねぇ
秋
やだやだやだ!
秋
もう、これ以上
秋
私を泣かせないで!
颯
……。
颯
じゃあ
颯
お前が認めてくれるまで
颯
泣き続けて。
颯
泣いた回数を
俺はお前に尽くす
俺はお前に尽くす
颯
行けよ
颯
相川のとこ。
秋
……。
秋
もう、やだ。
秋
私に、近寄らないで
颯
……。
颯
むり。
秋
……。
秋
もう、知らない
颯
……。