ー３つの物語ー

私は花奏（かなで）

好きな人がいるんだけど…

告白する勇気が出ない

これから楽しい毎日が

始まりそうです‼︎

ーENDー

あ、あれ？

足が…動かない、

な、なんで

足が震える…

ﾄﾞﾝ‼︎

その瞬間

私の体は中にまった

これなら、自信を持って答えられるよ

これからもずっと

見守ってるよ

私の人生

全部、捧げたんだからね！(笑)

うん‼︎

空には１つの

流れ星が輝いていた。

ーENDー

あー、なんで、なんでなんだろう

この頃に気づけば、良かったのに

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

ﾋﾟｼｬ

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ

ﾄﾞﾝ

そんな言葉も気にしない

俺は、先輩の所へと

無邪気に走った

ﾊﾞﾀﾝ

この頃にはもう、遅かった

花奏先輩からもらった紙を見る

ﾍﾟﾗ

その紙には

樹くんへ

先輩の字で、そう書いてあった。

樹くんへ

いつも、樹くんは、面白いね〜

もう、最高(笑)

あ、それでね

実は私、余命が無かったんだ

樹くんに言ったほうがいいのか

分かんなくて

あ、でもね！

嫌いって訳じゃないんだよ！

あとね、１つだけ

伝えられてなかったことがあるんだ

私ね、樹くんのこと

好きなんだ

ってもう遅いよね

これからは空から ずっと見てるからね？ 悪いことしたら バレちゃうよ〜(笑)

まー、残りの人生

頑張って‼︎(笑)

そう言って俺は

先輩の手紙を

強く、

握り締めた

ーENDー