めろん(作者)
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めろん(作者)
注意 ・BLです。 ・愛されという類ですが、予想と違います。 ・通報しないで。 ・実在する団体、県、店名があるかもしれませんが、無関係です。 ・ドロっとしてます。(きっと) ・本人様関係なし ・二次創作 ・嫌になったら、ブラウザバックでした。 ・長いです。前編、中編、後編になります! (前編、後編になるかも...)
俺の彼女ー悠佑は、 可愛くて頼れる。
ここは、大阪。 たこやきは、名物ですぐに手に入るもの。
ノリがいいところも、 中々に愛おしい。
バッグをあさり出す。 出てきたのは、財布だ。
やべぇー... この頃、金欠なんよなぁ。
あにきのために、奮発するかぁー...。
食べてるアニキ、かわええし。
アニキのほうへと、小走りで向かう。
お金がなかっただけなんだけど... あんま触れないでくれるとうれしいわ。
これは、ガチ。
ちょ、想像してみん? アニキが照れながら、 俺にたこ焼きを近づけるんよっ!! 可愛すぎるやろ?
アニキが、口いーっぱいに、 たこ焼きを頬張る。 可愛すぎん?俺の天使。
アニキと、8つしかない たこ焼きを頬張る。
俺は、席を立ち、 ゴミ箱に入れた。
バッグ片手に、 歩き出した。
アニキの歩幅と合わせるため、 少し早く歩く。
アニキは、トートバッグのように、 右肩に掛ける。
俺は、左手に持つ。
お互いに、手を絡め合う。 すると、アニキの表情が、 緩み、赤らむ。
あぁ... 俺って、幸せ者だなぁ。
なーんて、思うんだ。
ピンポーンっ...
朝は、忙しいアニキを迎えに行くのが、 ルーティン。
そして、一緒に通学する。
アニキが玄関から、顔を出すと、 俺は手を広げ、アニキが抱き着く。
足を止め、 アニキの腕をまくる。
そして、触った。
あきらかに、がっしりした腕。
脂肪感、ゼロって感じなんよなぁ。
再び、歩き出した。
アニキと一度手を振り、別れた。
俺の友達の一人-ないこ。 前の席で、休み時間によく話す。
現れたのは、白髪。
ツヤのあって、 百合のような髪。
バッグについている、 白色と水色の混ざった、 兎のマスコット。
男の子、らしくもない声。
深みのある瞳。
つい見入ってしまうほどの紫色。 吸い込まれそうな色。
クラス中に飛び交う、ツッコミ達。
2番目の席、 ないこの隣。俺の前の席。
やっべ、でしゃばりすぎた。
しかも、化学っしょ? ここから、無茶遠いけど。
あっ、初兎くん、一人で準備してる。
慣れてへんのかな。
ってか、化学室、わかるんかなぁ。
あ、俺やらかした。
初兎君の前で、失態をっ!!
ふぅー...引かれなかった。
今日の放課後は?
んー...かわい。
アニキ...?
今日も、一舟だった。 十分やけどな。
あっ、アニキの口に、マヨネーズついてる。
チュッ...
頬に刺した、俺の愛。
かわい、まろのアニキ。
うそ、マヨネーズ取っただけ。
ちょっと、 気になったりする。
グイッ...チュッ...
やわらかい唇。 合わさる。
アニキは、真剣に目をつむる。 真っ赤。カワイイ。
そのときだけ、時間が止まったようだった。
いや、嬉しすぎて、 止まってほしかった。
息が苦しいよう。
放してあげる。
かあい...。
逃げるように、走り去るアニキ。
一人、ベンチに取り残された。
あ、初兎くん。
帰り道、にしても遅すぎる。 1時間以上かかっとるし。
やっぱりか。
俺らのとこ、やない。
さっきまで、隣にあったいろいろな 温もりが消えた。
乾いた声が、ひとりでに、 初秋の夕暮れに吸い込まれていった。
アニキには、言い訳つけられた。
初兎くんには、 よかぬことを聞いた。
...
俺のせい。
ごめんな。
明日、謝ってみようか。
continue...
コメント
1件
え、待ってまろとアニキ、、もう付き合ってるやん、、、、初兎くんの謎感好きぃい! この連載好きすぎるぅぅう!!