この作品はいかがでしたか?
450
この作品はいかがでしたか?
450
放課後、
拓ちゃんはバイト!
と急いで帰ってしまい、
残された私とこんにゃくくん。
"本当は3人が良かったね"
って笑い合いながらも、
"帰ろっか"
と下駄箱まで向かった。
最近拓ちゃんは、
シフトを大量に入れてるらしく、
体の心配で理由を聞けば、
"お金が欲しいからなぁ"
の一点張りで、
本当の理由を教えてくれない。
まぁ、
言いたくないならそこまで掘らなくても意味は無いだろう…
と思い、
こんにゃくくんも、私も、
あえて無視。
"仕方ないね、頑張って"
と笑顔で言うことが多くなった。
風雅くん
風雅くん
みなみ
風雅くん
風雅くん
風雅くん
風雅くん
みなみ
みなみ
みなみ
みなみ
風雅くん
みなみ
昼休み、
いつも食べている甘い物。
1度、
"ちょうだい!!"
と粘って言ってみたものの、
断固拒否され、
幸せそうに頬張ってた顔を思い出す。
この際、
拓ちゃんって女子でも生きていけるよね。
なんの問題もないと思う。
…というか、
女子の私でさえ負けてる。
なにこれ、悔しい。
風雅くん
風雅くん
風雅くん
みなみ
ローファーを履き終わって、
くるっと私の方を向いたこんにゃくくんは、
意地悪く笑って私の頭を撫でる。
待って…
この人デリカシー無さすぎなの…?
割と身長小さいの気にしてたのに、…
割とっていうかめっちゃ気にしてるんですけど。
からかってくる大きな手を払い除けて、
"バカにしないで!!"
と下駄箱から出したローファーを荒く履く。
とんとんっとつま先を床に落とし、
"嫌い"
と走ってこんにゃくくんと距離をとった。
風雅くん
風雅くん
みなみ
みなみ
みなみ
風雅くん
みなみ
みなみ
風雅くん
風雅くん
みなみ
風雅くん
"ほら、止まって"
腕を引かれて、
強引に止まらせるこんにゃくくんに、
"何!!"
と怒りながら振り向くと、
ちゅ
と頬に何かが当たり、
え、
と可愛げのない反応を見せれば、
"キスしやすい身長やから好き"
と照れ笑いしたこんにゃくくんの顔が目の前にあった。
みなみ
風雅くん
みなみ
風雅くん
コメント
21件
う、う、羨ましい🥺 ほっぺにチュッだってかわよ
好きすぎるーーー 死にそうですー
ありがとう♡