ちょっと手伝え
そう言われて庭園の奥に 進んでいくと、、
リツ
ここは、?
そこには、、
畑のような場所が広がっていた
リツ
畑、ですか?
ユーマ
ああ、
ユーマ
ちょっと、こっち来い
リツ
は、はい、?
リツ
、、あの
リツ
どこを、手伝えばいいですか、?
ユーマ
んー、水やりとかだな。
ユーマ
そこにジョウロとかあるだろ
ユーマさんは水路の方を指差した
私はジョウロに水を汲むと
リツ
よいしょっと
リツ
結構重たいな、、
ユーマ
グズグズしてないで
こっち来いよ
こっち来いよ
リツ
あっ、はい、!
ユーマさんって、 人使い荒い、?
リツ
よし、!
リツ
こんな感じ、かな!
ユーマ
やっと終わったか。
ユーマ
じゃあ、こっちだな
ユーマ
っと
リツ
あ、はい、!?
ユーマさんは 私を片手で抱えると
そのまま奥の方に向かっていった
リツ
わあ、!
野菜が沢山実ってる!?
リツ
凄い美味しそう、!
ユーマ
だろ?
ユーマ
俺が育ててんだ。
リツ
そうだったんですか!
だから、畑の方にいたのか
ユーマ
ちょうど収穫すっから
ユーマ
お前もやれ
リツ
は、はい。
ユーマさんは色々な野菜 を育てているそうで
収穫された野菜は無神家の食卓 に出されるという
ユーマ
そういえば
ユーマ
1つ言い忘れてたんだけどよ
リツ
何ですか、?
ユーマ
俺たちはな
リツ
そう、なんですか、?
"ホントの兄弟"じゃねぇんだよな
ユーマ
ああ、、
ユーマ
一応言っとこうとおもってな
ユーマ
俺らは、昔、孤児だったんだ
ユーマ
それを、、
"あの方"が救ってくれたんだ
リツ
?
"あの方"、?
リツ
あの方って誰でー
私が聞こうとすると
ユーマさんが私の口にミニトマトを 放り込んだ
リツ
!
リツ
、、、。
リツ
美味しい、です、!
ユーマ
だろ?
、、、
ユーマ
さて、そろそろ戻るか
リツ
そうですね
ユーマ
ああ、さっきの件だが
ユーマ
ルキに構わず
テキトーに使え、俺が許可する
テキトーに使え、俺が許可する
リツ
!
リツ
本当ですか!?
ユーマ
ああ
やった、!
庭園から戻ってしばらくすると
ユーマさんは
ユーマ
疲れたから、寝る
ユーマ
あんまり、うるさくすんなよ
リツ
は、はい
と言って、部屋に戻ってしまった
時計を見ると、もう夕方近くで
リツ
うーん、これからどうしよう
リツ
、、あ!
さっき、ユーマさんにも 許可もらったし、、!
夜ご飯でも、作ろうかな!
第11話終わり