テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
9件
あぁぁぁあ、、! すごい悲しい、、 大森さんは二人のところに行けたかなあ、行けてるといいなあ、、 最後の表現の仕方がバリバリ好みで愛してます
よぉし。ざっと3000押しますか。
こういう話も大好きです...結局❤さんはふたりのいるところに行けたのかな🥲
注意
このお話は「僕らの青い記憶の▒ページ」の BAD END.ver.です
とても長いです、
いつもの2倍ぐらいあります
時間がある時に読むことを推奨します
↓本編↓
大森元貴side
若井が屋上から落ちた
その噂は校内で一瞬にして広まった
「若井くん屋上から落ちたらしいよ」
「えー自殺ってこと?」
「だって屋上ってフェンスあるもんね」
「大森くんいじめられてたじゃん、大森くんが落としたんじゃない?」
「わーありそうそれ」
うるさい、何も知らないくせに
若井が僕をいじめてた?
違う、いじめてたのはブラック涼ちゃんだよ
みんなから見える「物語」は真実が見えない
なのに真実を知っているかのように噂にして、話のネタにする
若井、今頃病院でどうしてるかな?
昨日は、もう夜遅いから帰って明日の学校終わりにまたおいで、と若井の親に言われてしまった
早く若井に会いたい
若井なら、僕のこと待っててくれるよね?
ちゃんと、生きてて待っててよね?
若井滉斗side
あ…あれ?
俺、、何してたんだっけ?
ここ病院、?
目の前に居る…
包帯ぐるぐる巻きでベットで寝ている人は誰?
顔が俺そっくりなんだけど…
藤澤涼架
びっくりした、、俺以外に人が居たのか
この人…もしかして藤澤先輩?
屋上から飛び降り自殺したっていう噂の…
若井滉斗
若井滉斗
藤澤涼架
若井滉斗
藤澤涼架
若井滉斗
藤澤涼架
この人のペースについていけない、
若井滉斗
若井滉斗
藤澤涼架
嘘だ、冗談でしょ?
じゃあ…「俺」は誰なの?
藤澤涼架
若井滉斗
若井滉斗
藤澤涼架
藤澤涼架
藤澤涼架
若井滉斗
藤澤涼架
藤澤涼架
藤澤涼架
若井滉斗
藤澤涼架
若井滉斗
なんで…涼ちゃんがそれを知って、、!?
しかもなんで元貴って呼び捨てなんだ…?
藤澤涼架
若井滉斗
藤澤涼架
若井滉斗
藤澤涼架
若井滉斗
俺が元貴をいじめたくないのにいじめていたのは
もう1人の涼ちゃんのせいってこと、?
旧校舎を歩いていたあの日、
急に背中が冷たくなって、息がしづらくなった
あの時…もう1人の涼ちゃんに取り憑かれ始めたってこと?
藤澤涼架
若井滉斗
さらりと頬を撫でてみたけど何も無かった
藤澤涼架
若井滉斗
藤澤涼架
若井滉斗
藤澤涼架
若井滉斗
涼ちゃんは嘘が下手だな、
逆に元貴は嘘つくの上手すぎて毎回騙されてた
見破るべき嘘も気づけないまま忘れているかも
元貴、今元気かなぁ?
若井滉斗
藤澤涼架
藤澤涼架
藤澤涼架
若井滉斗
藤澤涼架
藤澤涼架
若井滉斗
藤澤涼架
藤澤涼架
若井滉斗
藤澤涼架
若井滉斗
藤澤涼架
藤澤涼架
若井滉斗
藤澤涼架
藤澤涼架
若井滉斗
藤澤涼架
元貴と最期まで一緒にいたい
元貴、俺のこと見えるかな?
大森元貴side
急いで若井のいる病室へ向かった
そこには意外な人と目を覚ましていない若井がいた
大森元貴
藤澤涼架
藤澤涼架
大森元貴
藤澤涼架
藤澤涼架
藤澤涼架
大森元貴
若井の右手をぎゅっと握る
大森元貴
大森元貴
大森元貴
大森元貴
藤澤涼架
神様、もしいるなら若井を助けてあげてください
多分帰り道とか迷子になってるかも
僕には若井の姿が見えないけど、どこかに居るって信じてます
藤澤涼架
藤澤涼架
大森元貴
大森元貴
藤澤涼架
若井の「またな!」が聞こえた気がした
若井滉斗side
元貴がやって来た
「元貴!」って駆け寄ったけど、
本人は俺に気づかず涼ちゃんと話し始めた
涼ちゃんはチラっとこっちを伺っていたけど、
元貴は俺を一度も見てくれなかった
一生懸命に、「俺」じゃない若井滉斗に話しかける元貴
ねえ、俺はこっちに居るよ
気づいてよ、元貴
元貴が帰る時も、手を振ったけど返しはしてくれなかった
藤澤涼架
若井滉斗
若井滉斗
若井滉斗
藤澤涼架
若井滉斗
藤澤涼架
そう言うと涼ちゃんは近くにある花瓶の中の白い花を触った
触ったと言っても手が貫通してたけど
藤澤涼架
藤澤涼架
若井滉斗
最期が近いということは涼ちゃんもそろそろ死ぬんだろう
若井滉斗
藤澤涼架
藤澤涼架
初めて涼ちゃんが「若井」って呼んだ
そのことがどうしようもなく嬉しかった
若井滉斗side
ある日突然異変は起こった
若井滉斗
藤澤涼架
藤澤涼架
涼ちゃんの体がいつもに増して透けていた
直感で分かった、
涼ちゃんはもうすぐ死ぬんだと
若井滉斗
藤澤涼架
藤澤涼架
若井滉斗
涼ちゃんが居なくなっちゃう
元貴、早く来て…
大森元貴side
今日も若井の所へ向かう
ただ、今日はいつもと違った
大森元貴
相変わらず目を覚まさない若井、
そして、いつも居るはずの涼ちゃんが居なかった
きっとどこかに出かけているんだろう、
そう考えても、何か違うと感じていた
すると突然、腕に痺れが走った
大森元貴
この感覚、覚えがある
若井のビンタだ
背中を叩かれた時めっちゃむせて、若井が土下座してたのを思い出した
大森元貴
痺れのする腕の方に、引っかかれ傷みたいなのができていた
「205シツ」
205シツ…しつ、、205室?
そこの病室に何かある、そこに行けと言われた気がした
大森元貴side
205室の前に立って驚いた
名札に「藤澤涼架 様」と書かれていたから
勢いよくドアを開けると、お医者さん達が何人か居た
大森元貴
嫌な予感はしていた
医者が口を開く
「藤澤様は…、、」
「ただ今亡くなられました、」
その言葉が何度も頭の中で反響する
歪む視界の中、涼ちゃんの顔を覗く
その顔は最期を誇るような優しい笑顔だった
若井滉斗side
藤澤涼架
藤澤涼架
若井滉斗
いきなり涼ちゃんが死ぬって言い始めた
まだ元貴が来る時間帯の1時間前
若井滉斗
若井滉斗
藤澤涼架
藤澤涼架
涼ちゃんはさらさらと粉になっていく
きらきらした黄金色の粉
それはまるで涼ちゃんを表したものだった
若井滉斗
藤澤涼架
藤澤涼架
藤澤涼架
若井滉斗
涼ちゃんがにこっと笑うと完全に粉になって消えてしまった
粉は窓からキラキラと外に舞っていった
呆然と立ち尽くしていると、元貴が部屋に入ってきた
大森元貴
若井滉斗
若井滉斗
若井滉斗
どんなに叫んでも元貴の耳には届かない
咄嗟に元貴の腕を掴もうとしたけど、当然俺の手はするりと通り抜ける
しかしある事に気づいた、
少しだけど握ったときの爪痕が元貴の腕に残っていた
若井滉斗
元貴の腕に痕が残る程度の強さで爪で引っ掻く
「205シツ」
若井滉斗
それでも元貴は気づかない
若井滉斗
若井滉斗
通り抜けませんように、
そう願いながら渾身のビンタを元貴の腕に向ける
大森元貴
若井滉斗
元貴と一緒に涼ちゃんの元へ急いだ
けれど、涼ちゃんは既に亡くなっていた
若井滉斗
若井滉斗
なんだ?力がどんどん抜けていく
自分の足元を見れば、涼ちゃんと同じようにキラキラと粉になっていた
群青色の透き通った青
放送が鳴る
「103室、至急お越しください」
あ、俺も死ぬのかな
元貴の顔を見ればさっきよりも青冷めている
元貴が俺じゃない若井滉斗のいる部屋へ走っていってしまった
若井滉斗
若井滉斗
あぁ、この声が届けばどれだけ良かったか
孤独の独り言は虚しく響く
若井滉斗
若井滉斗
視界が群青色で染まる
それは俺の人生の終わりを告げる色だった
大森元貴side
若井のいる部屋へ走った
でもまたもや遅かった
若井に繋がれていた電信図はもう動いていなかった
大森元貴
大森元貴
大森元貴
大森元貴
大森元貴
悔やんでも悔やみきれない
ねぇ、2人とも
なんで僕を置いていっちゃったの、?
一緒にいようって、約束したじゃん
なんで…破っちゃうの、?
会いたいよ…今すぐにでも、
大森元貴
大森元貴
大森元貴
体が勝手に覚束無い足取りで学校へ向かっていた
目指すは学校の屋上、
若井と涼ちゃんが死んだ場所
いつの間にか屋上に辿り着いていた
下を覗き込む
もうそこが高いとは感じなかった
大森元貴
大森元貴
大森元貴
大森元貴
そう言って若井と同じようにフェンスに登り、仰向けに落ちる
僕が見た最後の空は、
群青色に黄金色が差し込む綺麗な夕日だった
「僕らの青い記憶の▒ページ」
_BAD END.
主の戯言
こんにちわ!
「僕らの青い記憶の▒ページ」 BAD END.ver.
どうしでしたか?
バッドエンドの書き終わり方とか全然分からなくて、
バッドエンドでも無くハッピーエンドでも無い中途半端な作品ができちゃいました(泣)
期待に添えなくてごめんなさい…
いつもの2倍ぐらいの量書きましたw
ざっと5000文字と300タップぐらいです
よければいいねとコメントお願いします✨
NEXT→♡???
今回はいいね数決めません
でもたくさんのいいねが貰えると嬉しいです🥺