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コメント
5件
わわっ!3人ともカッコ良すぎる!赤ちゃんは些細な気づきを作戦にして、銀さんは過去を振り切ってプランをしっかり実行し切って、ブラックは2人が作った僅かなタイミングを逃さずレーザーガン放って……!最高すぎますっ! 最後の銀さんの言葉……また何かのフラグになりそうだな……どうなるんだろう……!?
うわーー!!赤ちゃんも銀さんもブラックもかっこいいよ!かっこよすぎる! 赤ちゃんは赤ちゃんなりに必死に最善の方法を考えて盾と戦って… 銀さんは弱かった自分を今は違う!と言って勇気を出してブラックがレーザーガンを撃ちやすいようにサポートして… ブラックは一番のプレッシャーがかかっている中見事にレーザーガンを撃つことに成功して…! もう最高すぎる!最高の物語をありがとう!
タッタッ……
二人のすまないスクールの生徒は、SPに向かい走り出していた
───全ては、やつを倒すために。
赤ちゃん
ゴオオン!!
赤ちゃんの斧が、触手の先に生み出された盾とぶつかり、轟音を轟かせた
しばし攻防戦が続き、負けて赤ちゃんは弾き返されてしまう。
しかし、本人は砂を軽く払って、勢いを落とすこと無く…また斧を構えて向かった
盾は厳かに動く。また肉体の前で止まって防ぐ───
ズガガガッ!!!
赤ちゃん
赤ちゃん
違った。地面をえぐりながらイノシシのようにこちらに突進して来た
赤ちゃん
赤ちゃん
赤ちゃんは相撲の構えをして、今度は彼に盾がぶつかった
赤ちゃん
盾から腕へ、そして全身へ伝わった圧力に苦しみながら、使うのが苦手な頭を頑張ってフル回転させる
柔軟的に使うのはいいが、論理的に考えるのが苦手…と言うべきか。
赤ちゃん
赤ちゃん
赤ちゃん
グググ…と、少しずつ赤ちゃんが盾に押されていく
ハッ、と赤ちゃんは盾相手に相撲をしていたのだと、考える事から戦いに集中力を移す
赤ちゃん
彼は盾の裾に爪の跡が入る程握り締めた 刹那
ミシッ。
____ドオオオン!!
そのまま真上にぶん投げた
風の思うままに飛んで行った触手に、SPも焦ったのか早めに触手を手繰り寄せる
三日月の形を描いて定位置に戻るまでの一瞬、赤ちゃんはエネルギーを頭に送って考えていた
赤ちゃん
赤ちゃん
赤ちゃん
自然と頭の中でシミュレーションを始める
慣れていないからか、少し長かったものの、これならと赤ちゃんは意気込んだ
赤ちゃん
赤ちゃん
赤ちゃん
響く大声が、大空に砕け散った
赤ちゃん
赤ちゃん
それに応じるように、SPは盾を再び構えた
赤ちゃんは飛び上がって、手を拳の形にしたかと思うと、自分より後ろの位置に動かした
赤ちゃん
ドオン!!
彼は両手を振り回して盾を殴り続ける
汗すらも切り裂いてしまいそうな空気感の中で、遠くの方に銀色のシールドが見えた気がした
赤ちゃん
赤ちゃん
そう思いながら、赤ちゃんは見えたような気がする方角を少しの間見つめ、二倍の速さで殴った
ガキン!ガキン!ガキン!
銀色の薄くて硬い膜の外で、何度も刃物を叩きつけられる音が響き、耳の中でこだまする
その膜…シールドの中で銀さんは冷や汗を浮かべて目を瞑っていた
銀さん
銀さん
そうだ。いつだって俺はこうだったんだよ。
銀さん
銀さん
銀さん
銀さん
銀さん
目を瞑ったまま彼は口に力を込める
ゴクリ。喉が唾液ごときでいつも以上に大きな音を立てた
銀さん
銀さん
パッ、と目を開く。
それは____何かを覚悟しているようだった
銀さん
銀さん
気持ちに偽りはないと言い切るように、銀さんは魂が震えるように叫んだ
銀さん
叫びを合図にいきなり技を解除すると、次に来た刃物を横っ飛びでかわす
もちろん、シールドが解除されてしまえば、あちらの大チャンスだ。
動き回る銀さんを真っ二つにしようと、大きく振りかぶる。高く高く。
その瞬間、目を輝かせた
───もう、絶対にやってみせるからな
刃物が黒き色を反射して、刀身が黒塗りになった…… 刹那
銀さんはハンマーを爪を立てて片手で握り、三日月状に振った
銀さん
ドドドド!!!
無数の棘が、振り下ろされた刃物に逆立つ位置で生まれ、刃物をガチンと弾いた
反動で、下の部分が刃物な付いているとは思えないくらいグニャリと動く
銀さんは夢中で叫ぶ。 その声は半分が擦れていた
銀さん
ブラックっ!!!
ブラック
ブラックは物陰に隠れながら、「C」の形に曲がった根元にレーザーガンを向ける
ブラックが持つレーザーガンなら、この距離でも間違いなく届くだろう
引き金に指をかけると、敵を消し去る紫色の輝が集まっていく
───チャンスは一度だ。
ここを逃したら、銀さんもブラックも赤ちゃんも二度と戻ることは出来ないだろう
ブラック
思わず舌を奥歯で強く噛んでしまう
同時に仮面の下に冷や汗が一滴、流れ落ちた
ブラック
ブラック
集まった紫の光に、辺りが薄く照らされながら、彼は片手で構えていた銃を両手で構えるスタイルに変える。
…圧に負けてしまわないため、だろうか。
レーザーが宿す輝が一段と増した時、ブラックは引き金を両で引いた
ブラック
ビュン!!!
銀髪の青年の後ろの方に、風景を気にする様子もなく一直線に飛ぶレーザーがあった。
それは彼の数十メートル前を通り過ぎ、瞬く間にある場所に命中した
ドオオオン!!
____ガシャァァン!
銀さん
銀さんは声を震わせ、喜びを噛み締めていた
目の前で、刃物が揺れながら倒れる姿はインパクトが大きすぎて、自分と仲間を信じてやれた事が嬉しくて堪らない
───少しの間、息をすることすら忘れていた
銀さん
銀さん
自分で出したとは思えない大声が出た
銀さん
銀さん
今人が誰も居なくて良かった。そう思う銀さんだった。
ふと刃物に視線を送ると、緩んだ心がシャキッと引き締まる感覚がした
ごちゃごちゃとした思いも後を追う
例えるなら…… 「赤い渦巻き」だろうか
銀さん
銀さん
銀さん
銀さん
銀さん
彼は奮闘しているであろう方を見つめ、人知れずハンマーを握りしめた