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幼なじみ時々偽装カップル

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幼なじみ時々偽装カップル

第7話 - 幼なじみ時々偽装カップル#END

728

2020年09月16日

#はる

#ただいま

#恋愛

#なにわ男子

#道枝駿佑

Harukaze*🌸

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手術の日、

はるは先に手術室に運ばれた

俺はひとり、今までのはるとの思い出を振り返る

“しばらくでいいから！” そう言われて君の偽装彼氏になったんだっけ

“え〜勉強いやぁ〜” 偽装カップルだからかな？君は放課後会うことは少なかったな

“お弁当、どう、かな？” 初めてお弁当を作ってくれて一緒に本物のカップルみたいにイチャイチャしてたこと

それが全部偽装なのはもういや、

君のそばにいて、

君のことをそっと抱きしめることができるなら

なんでもするから

お願い

俺のそばにいて、

手術は次の日まで続いたらしい、

俺が目を覚ました頃にははるが俺の顔を覗いていた

｢起きたぁー！｣

寝っ転がっている俺に覆い被さるように抱きしめてくる

｢ドナー、駿佑だったんでしょ？｣

『なんで知ってん？』

｢さっきここ来たら看護師さんが教えてくれた｣

『そっか』

｢駿佑ありがとぉ｣

俺の服が濡れた、

『おまっ、また泣いてる？』

｢だって、大好きな人が、ドナーでさ、｣

｢駿佑のお腹にまで傷、｣

そこまで考えてたか、

軽くそんな関心をしていたが、

『じゃあ逆にさ』

はるの服をお腹上までめくり傷に指を指す

『俺とオソロで傷あるんやし、』

『俺やって大好きな人を傷つけたくなかったけど』

『オソロやったらなんか、いいかなって思ってるで？』

俺の方をうるうるした目で見つめてくる偽装彼女

ううん、俺の中ではもう既に本物の彼女

『俺がさ、偽装じゃなくて、』

“本当の彼氏に、なったら、ダメ？”

言いたかったセリフをやっと言えた、

｢うん、私なんかでよければ｣

｢よろしくお願いします｣

可愛くちょこりとお辞儀をする彼女

『もう偽装なんて言わせないからな』

偽装から本物に

こんな恋愛論って

ありだと思わない？

END

♡♡連打よろしくっ！

気が向けば続編だしますっ！