お父様
○○
私は豪華なドレスを身にまとい、おめかしもしてお見合いに挑んだ。
△△
○○
△△は手の甲にキスを落とし、私の顔を見てはうっとりとしていた。
△△
○○
この人本当に私の顔しか見てないな
お父様
△△
○○
お義父さんって……まだ結婚もしてないのにそう言わないでよ。 気色悪い。
△△
△△
○○
お父様
お父様
△△
△△
お父様
私、本当にこの人と結婚しちゃうんだ…
お父様は私の意見を聞こうともしない。 私よりも、地位の方が大切だから。
お父様
本当にこの人はどうかしてる。
○○
○○
私は適当に頭に浮かんできた良さげな言葉をペラペラと話し、 その後はわざと頬を赤らめた。
△△
△△
△△
それぐらい知っ……明日から夫婦……??
○○
○○
お父様
という事は……
お父様
○○
最悪だ。フョードルと過ごす時間が短くなってしまった…
△△
○○
お父様
お父様
そう言い捨てたお父様は、私に見向きもせず部屋へ戻ってしまった。
この無駄に広い部屋には私と△△だけ。 本当に最悪だ。
△△
○○
△△
そう△△が言うと、何かを取り出して口を開けた。
△△
小さな箱の中に、きらきら輝く宝石のような指輪が入っていた。
○○
私はわざと口角を上げて…
○○
△△
彼は嬉しそうにしていた。 私の気も知らないで。
△△
△△
口を開いたと思えば私の容姿ばかりを評価してくる。 貴方私の中身なんて初めから見ていないでしょう?
△△
△△
○○
本当、薄っぺらい愛ね。
彼は満足したのかして、帰って行った。
○○
執事
○○
執事
その時、執事が衝撃的な言葉を放った。
執事
○○
執事
執事はいつにも増して深刻な顔をしていた。 フョードルの失踪はどうやら本当のようだ。
○○
執事
○○
○○
執事
執事
○○
私は何も考えられなくなった。 真逆あの数時間前の会話が最後になるだなんて…
○○
執事
そして私は、暗くなった外を見つめ、重い足を動かした。
コメント
4件
ドス君失踪しないでくれぇ!! メンタルが持たない!ただでさえマモがクビになって悲しんでるというのに... 続き待ってます!
フョードルぅぅー!!〇〇を悲しませてんじゃないよぉぉぉぉお 続き楽しみ((o(。>ω<。)o))