如月 沙耶香
…そろそろ単車必要かな…
如月 沙耶香
これから姫野も送って行かないとだし…
はぁ…めんどいな、
姫野 美咲
あっ、如月さーん!!
如月 沙耶香
あ、姫野さん…
マジか…
姫野 美咲
家どっちですか?一緒に帰りましょ!
如月 沙耶香
あー…うん
姫野 美咲
あ、信号青だ…
姫野 美咲
私、家こっちなんです、
姫野 美咲
これからよろしくお願いします!!
如月 沙耶香
ああ、うん、よろしくね
姫野 美咲
ま、これが最後なんだけどね
如月 沙耶香
え?
意味がわからず、聞き返した時だった。
トンッ
姫野が私の背中を押した。
突然のことに反応出来ず、
よろける私の視界に映ったのは
点滅し始めた信号と、
迫り来るトラックの姿だった。
今まで体験したことの無い衝撃と、
ゴンッという鈍い音と共に
視界が真っ暗になった。
姫野 美咲
コイツ、まだ死なないの?
姫野 美咲
どんだけ丈夫なんだよ…気色悪…
めぐ
よっ!
めぐ
久しぶりだな!
めぐ
話すことないからばいちゃ!
姫野 美咲
もう終わりなん???