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9 - 〈 元にゃん初めてのおつかい 〉

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2022年07月13日

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★シリーズ(◍•ᴗ•◍)  1話完結型を  思いつくまま不定期更新

■ねこミラクル■ エル(飼い主)✕うさぎ(元にゃん)

〈 元にゃん初めてのおつかい 〉  再掲

子供だってできてるんだから俺だって! とか言い出したななが見とったのは、ちっちゃな子が初めて自分だけでおつかいに挑戦するテレビ番組。

たしかに幼い子供がけなげにも頑張ってミッションを成し遂げとるんやから、ななにだってできない話ではない···とは思う。

思うんやけど、なんたってななですから。 蝶を追いかけて迷子になっちゃうコですから。

じゃあいつもの、徒歩5分のスーパーならと提案すれば、そんなのつまんないーって。

もうちょい遠くまで行かんとテレビで頑張ってた子供達に負けちゃうとか何とか、ちょっとプライドが許さんようです。

なので徒歩15分のドラッグストアまでのおつかいを頼むことにしました。

そこ、 塁斗がね。働いとるんです。

L「塁斗は褒めてくれたか?」 ナナ「うん!かえりみちもきをつけてねっていってくれた」

L「そか。では品物を確認しよな、答え合わせや」 ナナ「どきどきするー!」 L「大丈夫や自信持っていこ!」

ナナ「まずこれ!はみがきこ、いつものやつ〜」 L「おっけーや」

ナナ「つぎはおでこにぺたんってはる、つめたいしーと」 L「おっけー」

ナナ「あとはせんたくのじゅうなんざい、あるみほいる、いちごじゃむ!」 L「はい全ておっけー!」

ナナ「ちゃんとあずかったおかねでかえたよ、おつりもなくさなかった!」 L「おん、ななはちゃんとできました。合格やで!」 ナナ「やったよえるくん!」

L「ん?···あれ?まだ袋にひとつ入っとる?」

ナナ「あーそれはね」 L「おつりでお菓子でも買うたんか?」

ナナ「そんなことしないよ?ただ、はなせばながくなる」 L「ぜひ話してくれるかな」

ナナ「えーとじつは···るいちゃんに、おへそにちかいとこのきすまーくみられちゃって」 L「ちょ、なんで!」

ナナ「あつくって、しゃつのすそめくってぱたぱたしてたから」 L「···そ、そか、」

ナナ「ごめんね?こういうことってふたりっきりのないしょなのに」 L「いや、うん、歩いたし緊張もしてたろうし。仕方あらへんよ」

ナナ「でもるいちゃんはきすまーくだってきがついてなかったよ」 L「いやいやいや、」

ナナ「だってふつーのかおで『なな、そこむしさされだね』っていってたもん」 L「···いや、···いやいや、」

ナナ「それで、るいちゃんがむしさされのくすりだよって」 L「···?」

ナナ「おまけでくれたのがこれです」 L「こ、れ、」

ナナ「すきんってかいてある、なんかこんどーむみたい」

pppppp··· ぴっ

塁『…もしもーし、なな着いたんですか?なに?おまけ?あぁ〜遠慮しないで受け取ってくださいよ』

塁『事前にコチラにちゃんと連絡くれるあたり相変わらず過保護というか、いやでも僕も楽しみに待ってましたけどね』

塁『それと今週末にでもおもしろい動画、編集して遊びにいきますんで』

塁『論ちゃんがね、うまく撮ってくれたんで···え?何って、出発からななの後をこっそりついて歩いて見守って、優しく迎える為にダッシュで先に帰宅するイケメンのドキュメンタリーですよ』

塁『おまけはせっかくだからちゃんと使って下さいね?じゃ、休憩終わるんで』

ぴっ

······やっぱり、いつものスーパーにさしといたら良かった···

END 過保護だから(*‾▿‾ *)

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