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それいけ！我々軍

第77話 - 燃ゆる炎は絶やさない⑧

151

2023年02月28日

#我々だ

#wrwrd

#wrwrd!

#軍パロ

#男主

よ

あれから普段通りの日常が続いていた。訓練や実戦はもちろんあったが、それでも楽しい日々を過ごしていた。

そんな中、緊急出動しなければならない事態がホムラ達を襲った。

らっだぁ

街の中心部で結構な攻撃があったらしい。
犯人はわかってないんだけど、一般市民に被害が及んでるから、まず最優先はそれの救助ね。

金豚きょー

まあできたらその犯人とやらを見つけたいけどな。

ホムラ

何が目的でそんなことしたんだろ…
無差別にやることが目的なのか、何か明確な理由があってなのか、、
それによってこの後の対処が変わってくるな。

コンタミ

そうだね。
もし明確な理由があるならその理由となってるものを守らなきゃいけないしね。

レウ

もうすぐつくよ！
けが人はこっちに回して!
コンちゃんと俺で手当する。

みどり

ﾜｶｯﾀ。

セイ

危険物あるかもだから慎重に行こう。

セイ

もし爆弾とかがあったら俺に言って。
どうすればいいかは大体わかる。

らっだぁ

無理はしないようにね。
じゃあ俺ときょーさんは右に行くからホムラとセイは左お願い。

現場は混沌としていた。煙や埃があがり、たくさんの人がどこかしらに傷を負っている。

ホムラ

こりゃひどいな。
まず重症の人の手助けだな。

セイ

重傷者は俺たちでどうにかできる訳じゃないし、救急隊に任せよ。
骨折とか捻挫で歩けない人は俺たちが運ぼうか。

ホムラ

そうだな。

ホムラ

みなさん!
自分で歩ける人は向こうにある車のところまで歩いてください!
消毒や包帯が置いてあるので必要なものを言って貰ってください!

セイ

歩けない人やどうすればわからない人は俺たちに言ってください!
できる範囲で対処します!

周りにいた人が少しずつ動き出した。軽傷者が動いたことで、重症者がどこにいるか、危険物はないかがよく見えるようになった。

ホムラ

じゃあとりあえずここにいる人をさばくか。
くれぐれも無茶するなよ?

セイ

うん、わかってる。
じゃあ後で。

ホムラとセイは二手に分かれて負傷者の対応を行った。それと同時に、怪しい人物や怪しいものがなかったかについて聞き込みをした。

ホムラ

(なかなか情報がないな。
今は襲撃は収まってるようだけど、またあったら対応しきれないな…。)

らっだぁ

おーいホムラ!
応援も来たからけが人はそっちに任せてこっち来て!

ホムラ

わかった!
セイも呼んでくる!

セイ

招集?

ホムラ

うん、応援来たっぽい。

セイ

あ、あれか。

視線の先には少人数ではあるが装備がしっかりしている軍がいた。

らっだぁ

あれは我々軍って言うらしい。
俺もよくは知らないけど、実力者が集まってるから安心していいよ。

らっだぁ

あの金髪でメガネかけた人がリーダーだから後で挨拶行けたら行こう。

ホムラ

おっけー。
んで、俺たちは何すれば?

らっだぁ

これから襲撃の原因とかを探る。
何かわかったこととかある?

ホムラ

色々聞き込みはしてたけど、なかなか…

セイ

俺も。
だけど１個気づいたんだけど、あそこのビル、こんだけ周りがぐちゃぐちゃなのにあれだけ綺麗なままだ。
なんかちょっと引っかかる。

金豚きょー

なるほど。
じゃああのビルとりあえず調べてみーひん?
セイが言うなら当たってそうやし。

ホムラ

そうだな。

ビルの中はショッピングモールになっており、たくさんの商品が店先に並んでいる。

外と同じようにあまり荒らされている形跡はない。ただ、客は騒ぎのせいで外に出ているようで、誰もいない。

金豚きょー

なんか閑散としてるショッピングモールって怖いなぁ…。

みどり

誰ﾓ居ﾅｲﾉｶﾅ?

ホムラ

…いや、上のフロアに誰かいるみたい。
足音が聞こえる。

らっだぁ

ちょっと行ってみるか。

上のフロアにそっと向かうと、ホムラの言った通り何人かが歩きながら話している。

セイ

なんて言ってるか聞こえる?

ホムラ

…『見つかったか?』
『あいつは必ずこの現場に来ているはずだ。もう少し探すぞ。』

ホムラ

『でもここに仕掛けた爆弾が起動するまで時間ないぜ?
ここにおびき寄せた方がいいんじゃないか?』

ホムラ

『まあ確かにそうだな。
情報が聞き出せればあとはいらないからな。
俺たちの情報を広められちゃ困るし、吐かせたら始末してもいいかもなぁ。』

ホムラ

…どういうことだ、あいつらは誰かを探してるってことか?

らっだぁ

みたいだね。
爆弾があるならそれを警察に…

セイ

待って、俺がやった方が早い。

みどり

ｴ、危ﾅｸﾅｲ?

セイ

警察に言ってそれがバレたらあいつら絶対すぐ起爆して大勢死ぬ!
それなら先にここにいる俺たちが何とかするしかないんじゃないか?

金豚きょー

一理あるけどなぁ…
無理してないか?

セイ

してねえよ。
…俺が多くの人を救えるならいいよ。
ホムラ、爆弾の音とか匂いってわかるか?

ホムラ

まあ音ならギリわかるかも。
匂いはものによる。

セイ

よし、爆弾を仕掛けるとしたら建物が崩壊しやすい柱とかその近くだと思う。
店の中にある可能性もあるから入念に探すぞ。

ホムラ

わかった。

らっだぁ

さっき居たヤツらは俺らで何とかするからくまなく探して。
なんとかしよ。

ショッピングモールの上から下まで探し、いくつかの爆弾を処理した。

セイ

はー、、結構解除したけど…
どれだけ出てくるんだ…

ホムラ

キリがないな。
もしあったとして、いつそれが爆発するか分からないな。

金豚きょー

おーいお前ら!
爆弾は全部で10個だ!

セイ

え、なんでわかったんだ?

らっだぁ

さっきのやつら捕まえたわ〜。
みどりが聞き出してくれた。

ホムラ

セイ、１個足りない。
もう1回探そう!

セイ

そうだな。
全く、、どこに隠したのやら…。

そう言って歩き出したセイの足元でなにかの音が鳴った。

セイ

え…

ホムラ

どした?

セイ

あ、いや、なんか踏んだ…。

ホムラ

ゴミじゃないのか?

セイ

…多分、起爆のスイッチだ。

らっだぁ

えっ!?

セイ

俺が動いたら爆発する。

その時みどりから連絡が来た。

らっだぁ

もしもしみどり?

みどり

『ｺｲﾂﾗ、ﾄﾞｯｶﾉ床ﾆ起爆ｽｲｯﾁ埋ﾒｺﾝﾀﾞﾗｼｲ。
ｿﾚ踏ﾝﾀﾞﾗ10分ﾃﾞ爆発ｽﾙｶﾗ気ｦ付ｹﾃ!
ｱ、ﾃﾞﾓ足離ｼﾀﾗ即ｵｼﾞｬﾝﾀﾞﾖ。』

らっだぁ

…うん、わかったー。
みどりさ、先にそいつら連れて外でといてくれん?

みどり

『ｴ、ﾅﾝﾃﾞ?』

らっだぁ

ちょっとやることあるからさ。
ばどもそっち行かすから2人で警察に突き出しといて。

みどり

『ﾜｶｯﾀ。』

らっだぁ

…てことだからばどはみどりんとこ行ってて。

金豚きょー

いやいや、なんでやねん。
俺も一緒にいるって。

らっだぁ

ばど、お願い。

金豚きょー

…わかったよ。
じゃあセイ、頑張れよ。

らっだぁに言われて、ばどきょーは下に降りていった。

らっだぁ

さて。
こういう時はどうすれば1番いいのかな。

セイ

俺以外は全員ここから出る。
そんで爆弾処理班を待つ。
けどそんな時間はもうないんだよな。

ホムラ

爆弾、探して解除出来たらいいんだろ?
俺探してくるよ…!

らっだぁ

ホムラ、待って。
もう時間が無い。
俺らまで巻き込まれたらダメだよ。

ホムラ

でも、じゃあセイはどうすんだよ!

セイ

…ホムラ、俺はお前に会えてよかったよ。

セイ

俺の人生は暗くて道なんてなかったけど、お前に会って、というかこの組織に入って光が見えた。
今までの最低な自分が嘘みたいだった。

ホムラ

何言ってんだよ…。

セイ

それに、お前とは友情以上の繋がりがあることがわかって、それを認めてくれた時はほんとに嬉しかった。
初めてひとりじゃないって思えた。

セイ

初めてお前に叱られた時、なんであんなにすんなり言うこと聞けたのか納得できた。

セイ

…でも、いつかは罪の償いをしなきゃいけない。
いくら今が幸せで、前の生活が嘘のように思えたとしても、犯した罪は消えない。

セイ

これは今まで俺がやってきたことに対する罰だ。
文句は言えない。

セイ

だけど、その償いにお前を巻き込めない。
俺は罪を償いきれない。
だからお願い。
逃げてくれ。

ホムラ

いやだよ…せっかく兄弟だってわかったのに…。
ここからもっと楽しい日が待ってるよ。
でもお前と一緒じゃなきゃ意味無い。

セイ

頼む、お前には死んで欲しくない。

セイ

…らっだぁ、ホムラを頼んだよ。
それと…こんな俺を救ってくれてありがとう。

らっだぁ

…守りきれなくてごめん。
最後まで電話は繋いでおいて。
1人にはさせない。

セイ

ありがとう。

らっだぁ

ホムラ、行こう。

ホムラ

いやだっ!
らっだぁ離して!
セイ!

らっだぁは無理やりホムラを引っ張って外に向かった。

外に出ると、ほかのみんなが待っていた。

コンタミ

あれ、セイは?

らっだぁ

ここ。

らっだぁは携帯を差し出してスピーカーにした。

セイ

『コンちゃん、レウさん、ありがとね。
俺の悩みいっぱい聞いてくれて、俺前向きになれた。
俺が居なくなっても、心配しないで。
ホムラの事頼んだよ。』

セイ

『みどりくんも、さり気ない優しさとか、全部気づいてたよ。
そのままで居てね。』

セイ

『きょーさん、俺を助けてくれてありがとう。
あんたに会ってなかったら、俺は今頃廃人になってた。
素敵な出会いのきっかけは全部きょーさんのおかげだよ。』

らっだぁ

セイ、お前は悪くない。
そうさせた大人がいることが何よりの問題。
セイがいた事、俺たちだけは絶対に忘れないから安心していいよ。

セイ

『ありがとう。
じゃあね。
…ホムラ、俺のたった1人の兄さん、大好きだよ。』

ホムラ

セイっ…!

思わずビルに戻ろうと走り出した瞬間、爆発が起きた。ちょうどセイがいた階が爆発したらしい。ビルが崩壊していく。

外にいたホムラたちですら体をとばされた。ひとつの爆弾でこの威力であれば、10個もあったら甚大な被害があっただろう。

ホムラ

…俺も、大好きだ……
セイ、お前は俺の1番の親友だよ…。

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うっぐっ(訳:神作品すぎてやばいです。)

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