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桜の記憶は散ってしまう
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nmmn注意⚠️ キャラ崩壊注意⚠️ 誤字脱字注意⚠️ 二次創作
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Prolog『桜の記憶は散ってしまう』
――4月16日。
誰が、あんな悲劇を想像できただろう。
らん
こさめ
こさめ
らん
その日、シクフォニの6人はいつも通り、動画の撮影をしていた。
いるま
らん
いるま
なつ
すち
みこと
誰かがボケるたびに、誰かが笑い、誰かが突っ込み、そしてらんが笑っていた。
まるで、それが当たり前のように。
みこと
みこと
すち
みこと
すち
すち
みこと
みこと
一瞬の沈黙――そして、爆笑。
いるま
こさめ
なつ
収録中だというのに、誰も真面目に戻ろうとしない。
でも、それが“いつものシクフォニ”だった。
日が暮れて、空にほんのり桜色が残るころ。
彼らは、スタジオの鏡張りの部屋でダンス練習を始めていた。
次のライブに向けての練習。
決して簡単な振りじゃない。
それでも誰一人として、嫌そうな顔はしていない。
むしろ、失敗すれば「もう一回!」と笑い合っていた。
らん
らん
なつ
らん
らんの声が響く。
らんはリーダーだった。
誰よりも高い声を出して、誰よりも低い声を操って、誰よりもメンバーの空気を見ていた。
だからこそ、今日も全員が楽しそうに踊っている――それが嬉しかった。
ラストのキメポーズ。
6人の手が一瞬重なり、そのまま笑いに崩れた。
こさめ
こさめ
すち
なつ
いるま
なつ
どこまでも賑やかで、どこまでも温かくて。
この時間がずっと続けばいいのにって、らんはふと思った。
だけど――
誰が、あんな悲劇を想像できただろう。
あの夜。
鳴り響いた電話。
血の気が引くような知らせ。
病院に駆けつけた5人の前で、眠るらんは、何も応えてくれなかった。
桜の記憶が、風に散っていくように。
らんの中から、5人との記憶が消えてしまう未来を、この時、誰も知らなかった。
Prolog・了
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𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝♡10
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コメント
7件
毎回好きすぎるんですけどなんなんですか…尊死☠️
え、ヤバイヤバイヤバイ ガチの好みきた え、好き ありがとうございます!!