主
くしゃくしゃの頭の中で考えている
十四時過ぎに開いた目がぼやけてる
嗚呼またやって来た今日に舌打ちをして
始まる僕の最終演目
四十二度溜息とスモーク
リンスー切れてたんだ
洗濯も溜まってたんだ
まあもういっか
狭くなったベランダの様だ
ゴミ溜めの様だ
それが僕だった
さあ何処までだって行こうか
嗚呼此処までだって笑った
逃げ場の無い世界で逃避行
恐れは無いなもう無いな
歩き疲れたところで終わりにしようか
愛しくて堪らないからって
飼い馴らし過ぎてぎゅっと
手を繋いだままの怠惰が
こっちを見て笑った
こんなもんさと何度も笑った
憐れむ様な遠い目で
さあ何処までだって行こうか
嗚呼此処までだって分かった
行き場の無い世界に花束を
何でもいいよもういいよ
見渡す限り僕だけ置き去りみたいだ
嗚呼散々だって嘆いた
もう何回だって憂いた
宛名の無い助けは届かずに
何にも無いよもう無いよ
殴り連ねた言葉と終わりに行こうか
嗚呼これでよかったんだって
そう何度も唱えて
掴めずに消えてゆくユートピア
あの時きっとねえきっと
引き返すには少しだけ遅過ぎたようだ
終わりを告げた
綺麗な日だった