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くりおねこ
39
コメント
2件
今回の書き方がいいです‼︎
フォン
フォン
フォン
まどか
健三
フォン
まどか
フォン
フォン
フォン
フォン
フォン
フォン
フォン
フォン
フォン
黒夜星歌
誠一
--朝。
リビングにはいつもの匂いが漂っていた。焼きたてのトースト。コーヒー。誠一が焦がしかけたベーコン。
けれど
ソファに座る星歌はそのどれにも反応しなかった。
前髪で顔をいつも通り隠し、俯いたまま、ただ静かにしている。
その様子を見て最初に口を開いたのはまどかだった
まどか
黒夜星歌
即答だった。
けれどその声はどこか掠れている。
誠一が眉をひそめる。
誠一
黒夜星歌
誠一
健三はじっと星歌を見つめていた
昨日。
星歌は左手、昔の親友に再会した
それから帰ってきた時から様子がおかしかった。
何かを押し殺しているような、そんな空気を纏っていた。
けれど星歌は、何も話さなかった
だから三人も、無理には聞かなかった。
――その時だった。
黒夜星歌
黒夜星歌
星歌の視界が揺れる。
立ち上がろうとした身体が、大きく傾いた。
スワロウテイル
床に倒れる――その寸前。
まどかが咄嗟に身体を支えた。
まどか
抱きとめた瞬間。
まどかの表情が変わる。
まどか
異常なほど熱い。
誠一も慌てて額に触れる。
誠一
健三がすぐ体温計を持ってくる。
数秒後。、ピピピ
表示された数字を見て、三人は固まった。
『39.0℃』
まどか
誠一
星歌はぼんやりしたまま、小さく呟く。
黒夜星歌
誠一
誠一が即ツッコミを入れた。
まどかは星歌を抱え直す。
その瞬間、誠一と健三の目が見開かれた。
健三
まどか
まどか自身も驚いていた。
星歌は男だ。 16歳。
なのに。
あまりにも軽すぎる。
まるでちゃんと食べてこなかったみたいに。
まどかは奥歯を噛みしめ、そのまま星歌をベッドへ運んだ。
***
星歌のアイコン急に変わってるけどまださっきと同じように両目隠れてます💦Byフォン
必要なものを揃え終えたあと、誠一が言った。
誠一
黒夜星歌
誠一
黒夜星歌
その拒絶に、部屋の空気が少しだけ重くなる。
けれど誠一は、いつも通りの調子で肩を竦めた。
誠一
少し沈黙したあと。
黒夜星歌
小さな了承が返ってきた。
数分後。
再び部屋へ入ると、星歌は布団に包まっていた。
冷たい枕を渡し、水を置き、薬を準備する。
そして最後に、まどかが冷えピタを手に取った。
まどか
その瞬間。
星歌の肩がびくりと震えた。
黒夜星歌
健三
黒夜星歌
前髪を押さえる手が強くなる。
まるで、顔を見られること自体が恐怖みたいに
健三が静かに口を開いた。
健三
誠一も続ける。
誠一
まどかは星歌の目線に合わせるようにしゃがんだ。
まどか
星歌の指先が震えている。
黒夜星歌
黒夜星歌
黒夜星歌
黒夜星歌
黒夜星歌
すると、まどかが少し強い声で言った。
まどか
星歌がぴくりと反応する。
まどか
まどかの声は真っ直ぐだった。
まどか
黒夜星歌
その言葉に、星歌の瞳が揺れた。
黒夜星歌
ゆっくり。
本当にゆっくり。
星歌は片方の目だけが見えるように前髪を上げた。
その瞬間。
三人は息を呑む。
現れたのは、透き通るような白い肌。
翡翠みたいな緑色の瞳。
中性的で、美しい顔立ち。
男とは思えないほど整っていた。
誠一がぽかんとする。
誠一
まどかも目を瞬かせた。
まどか
健三は小さく呟く。
健三
星歌の身体がびくっと震える。
黒夜星歌
黒夜星歌
そう思った瞬間。
ぺた。
額に冷えピタが貼られた。
黒夜星歌
そして
初めてちゃんと見た三人の顔は
驚きじゃなくて
嫌悪でもなくて
ただ
本気で自分を心配している顔だった。
その瞬間
張り詰めていたものが、一気にほどけていく。
黒夜星歌
黒夜星歌
星歌はゆっくり目を閉じる
やがて、小さな寝息が聞こえ始めた。
まどか
誠一がほっと息を吐く。
けれど。
健三が、静かに呟いた。
健三
健三
健三は苦しそうにそう言った。
部屋が静かになった
まるで
ずっと生きることを諦めてきた人間みたいな目だったから。
黒夜星歌
ふわりと星歌の意識が浮かび上がる
最初に感じたのは、柔らかい布団の感触だった。
次に気づいたのは
黒夜星歌
星歌は小さく目を見開いた。
いつもなら眠れば必ず見る。
過去。
叫び声。
冷たい視線。
“化け物”
耳に焼きついたその言葉。
なのに今日は違った。
頭の中が静かだった
胸を締め付ける恐怖もない。
星歌はぼんやり天井を見上げたまま固まる
すると
ガチャッ
扉がゆっくり開いた。
誠一
入ってきたのは誠一だった
その後ろからまどかと健三も顔を出す
誠一は何かを手に持っていた
黒夜星歌
誠一
誠一
そして手に持っていたお盆を突き出した
黒夜星歌
そこにあったのは、湯気の立つ白いお粥だった
黒夜星歌
誠一
健三
誠一
健三
誠一
健三
誠一
まどか
誠一
三人のやり取りを聞きながら、星歌はぼんやりとお粥を見る。
黒夜星歌
そう思っていたが同時に、どこか諦めてもいた
黒夜星歌
星歌は昔から、食べ物の味をほとんど感じなかった
生きるために口へ入れるだけ
美味しい、なんて思ったことがない
あの時、以外は……
だから今回も同じだと思っていた。
それでも食べないわけにはいかない
星歌は小さく呟く。
黒夜星歌
そして
ひと口。
口へ運んだ。
ーーーー
星歌の動きが止まる。
誠一が焦った。
誠一
まどか
誠一
誠一
健三も心配そうに覗き込む
健三
星歌は何も言わない。
ただ。
ぽろり。
涙が零れ落ちた
健三
まどか
誠一
三人が一気に慌てる。
誠一なんか半泣きになっていた
誠一
黒夜星歌
星歌はぶんぶん首を横に振る。
黒夜星歌
黒夜星歌
黒夜星歌
黒夜星歌
声が震える。
黒夜星歌
三人が固まった
星歌は泣きながら続ける。
黒夜星歌
黒夜星歌
黒夜星歌
黒夜星歌
黒夜星歌
黒夜星歌
黒夜星歌
黒夜星歌
まどかは目を細め、ふっと笑った。
まどか
その声はどこまでも優しかった。
まどか
星歌の目からまた涙が溢れる。
健三はそっとティッシュ箱を差し出した。
健三
黒夜星歌
その日
星歌は泣きながらお粥を食べ続けた。
誠一は途中で「そんな泣くほど美味いか!?」と照れ始め。
まどかは「誠一、顔赤い」と笑い。
健三は静かにお茶を淹れていた。
あまりにも温かい時間だった。
だからだろう。
食べ終わったあと
星歌は安心しきったように、すぐ眠ってしまった。
穏やかな寝顔だった。
その姿を見ながら、まどかがぽつりと呟く。
まどか
誠一は腕を組み、壁に寄りかかる。
誠一
健三は眠る星歌を見つめた
健三
静かな沈黙。
窓の外では夕陽が沈み始めていた。
スワロウテイルが星歌を預かってから、 一ヶ月。
次のハウスへ引き渡されるまで、 残り一ヶ月。
けれど
その残された時間の中で
三人はまだ知らなかった。
星歌が抱えている”過去”が、自分たちの想像より遥かに深いことを、、
フォン
フォン
フォン
フォン
フォン
黒夜星歌
フォン
フォン
黒夜星歌
フォン
フォン
フォン
フォン
まどか
健三
誠一
誠一
健三
健三
フォン
フォン
黒夜星歌
フォン
フォン
まどか
フォン
フォン
黒夜星歌
スワロウテイル