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私には兄がいた。
私の親は兄の事が大好きだった。
完璧で望むことをやってくれて
けど、私は心の中でずっと思った
ロボットみたい
親は兄に付きっきり
私はいない存在だった
小4の時、私は兄に言った。
「ロボットみたい。」
「何が楽しいの?なんで笑ってるの?」
純粋な疑問だった。
これを兄に問いかけた瞬間
私の兄は
壊れた
壊れて壊れて壊れて壊れて
私の兄は
自殺をしてしまった
親が狂った
大好きな兄を失って
家系が
崩壊した
何回も言われた
「人殺し」
母は、
私に完璧を求めるようになった。
亡き兄を私だと思って
兄の名前で私を呼ぶ
出来なかったら殴られる、怒鳴られる
父は、
酒酒酒酒
犯罪にまで手を出そうとした。
それを止めると、殴られる。
だから
もう
私もロボットになるしかないんだ
一日中、個性と勉強を伸ばす日々
理想を求められる
中学2年の冬
1月16日
兄の命日
妙に静かな家
リビングに行くと
包丁をもっている
母がいた
母は、包丁を私に向かってなげた
私の肩をかすった。
痛い、やばい。逃げないと
急いで家を出た。暗い夜道を走った
意識を失う少し前に
私は、
絃葉
絃葉
絃葉
絃葉
絃葉