君の花

この秋

俺は

花が好きになった

もちろん

あの子の

おかげで…

この子は

さき

昔からの

幼馴染だ。

初めは

気づかなかった

今まで

こんなこと

されたことなかったのに

今思えば

この時気づけば

よかったのかな

と

思ってしまう

何気なく聞いた言葉に

さきは反応した、

それも普通じゃない

震えていた

この時

いきなりで

気づかなかった

そう、

嘘をつくとき、

さきのくせで

目をパチパチ

していた。

そう言ってさきは

走っていった

その後ろ姿は

俺の好きな人

優しく

包み込んでくれる

その姿だった

次の日

このとき

ようやく気づいた。

さきの異変に…

ピー

さきは

眠っていた。

永遠の

眠りに…

なんなんだよ

さき…

教えろよ

っ…

俺だって、

さきのこと

好きに決まってるやろ！

なのに…

どうして…

それは

楓だった。

帰りたい

はやく見たい

さきと話したい

ずっと

花言葉も

大切にしたい。

さき…

俺は

家に

全力で帰った。

勇気へ

勇気、ごめんね

今、もう私は

この世にいないかな？

秘密にしててごめんね

あとね…

この前あげた花の

花言葉

永遠の愛なんだ、

気づかなかったよね

あれ、ほんとの気持ちだから

大好き

私のこと忘れないでね、

と

言いたいところだけど

忘れて、

次の恋に進んで

勇気には

もっと幸せに

なってほしいの

お願い

あとはね

私は、勇気との思い出

全部最高だったよ

まるで、楓みたい

最後まで花だったね

ある意味私らしい…

勇気！

私の分まで

生きて！

私からの

最後のお願い

大好き。

さきより