私は、悪者…6

今回は、司目線🎵結構長いけど、 最後まで見てくださいね🎵

俺は司、昔から、ひとの心が読めた

完璧に、読めるわけじゃあない

顔、口調、声の高さ

そんな風に、読んでいた

………

昔から、気味悪がられていた

でも、高校生に、なってからは

努力して、

気味悪がられないようにした

仮面を被っていたんだ

でも、そんな俺に、気になる子ができた

本当は、寂しがりやで、怖がりで おとなしいはずなのに

この有り様。

強がって、自分を傷つけてる

でも、確信がなかった

本当にそうだと分かったのは

演劇の時

眠り姫をした

あの子は、悪い魔女のやくだった

最後の時

彼女はこう呟いた

偽りのない本物の言葉だった

その言葉に気付いたのは

俺と眠り姫役の千代子だけだと思う

あの子の事が、手に取るように 分かった。

それから、俺と千代子は仲良くなった

そして、ある日

あの子。いや、美空は

急に可愛くなった

そして、分かった

何故か、最近。美空の事がいつも頭に

残っていた訳が

あぁ、恋なんだって

でも、いつも通りの日常を

壊したくなかったから

美空の幸せそうな顔を

奪いたくなかったから

この気持ちは

自分の中に閉まっておこう。 そう思った

今日も学校だ。

いつも、思ってしまう

もし、告白して

美空が、もし、いいよって、言ってくれたら…って

…

千代子に相談してみよう

忘れていたが

千代子の口調は関西弁っぽい

秘密にしていた様子だが

今では、すっかり、クラスの皆にも

この口調が馴染んでいる

突然の事で状況が分からなかった

気になったが、まぁいいかと思った

まぁ、美空の事を 言おうとしていたんだろうが

‼!!!!!

最悪なタイミングだ

あ、美空も自分を出せるように なったんだったな

もう、悪者扱い。されていない様で よかった

ヤバい❗

家

やっぱり、

好きだ

でも………………

いや、千代子に言われた様に

どうせなら

当たって砕けてみようか

明日、俺は告白する