今より、遥か昔
とある別世界の都市は、3つの「色」によって分けられていた
赤みを帯びた紫の都市「マゼンタ」
静寂で、落ち着きのある街「シアン」
輝く電灯がいくつも置かれ、夜でも明るい村「イエロー」
3つの色都は、やがて「三原色」と呼ばれ、栄えた
だが、ある日
黒波という津波が、三原色全てを呑み込み、廃墟になってしまった
これは不味いと思った色使いは、カラーという女神に許可を得て、
別の大陸に亡命し、一命を取り留めた
危険だと考えたカラーは、唯一何にでもなれる色である「無色透明」を創り上げ、
透明族と名付けたそれに、全てを託し、神殿に眠った
それから、何千年も経過し、色が増えた。
これは、透明族の子ども達の物語である
主
主
主
主
主
主
主
アクリという名を持つ少女は、神殿を出て、思い立ったかのように走り出した
ついた場所は、綺麗な海のある海岸
主
立ち往生していると、少し遠くの砂浜に、全身が黒く染まり、座り込んでいる人がいた
主
主
アクリは、手を黒いものに翳すと、透明な水が黒を吸い取っていく
吸い取ったと同時に、それの記憶が流れ込んで来る
前髪の長い女性と話している記憶
海に祈りを捧げる記憶
主
バンッ!!!
大きな音と共に黒いものが剥がれ落ちていく
主
主
祈り手が目を覚ました時、アクリに駆け寄り、感謝の言葉を述べた
主
主
主
祈り手が手を動かすと、青い欠片のようなものが出来た
主
主
主
主
主
主
主
主
主
少女は、青色の民を開放するために動く
主
主
続きは いいねがそれなり、コメントがそれなりに来たら書きます
コメント
2件
めちゃクソ面白そうやんけェ!! マジすこ