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ナチス

…ソ連、話がある

真剣な表情のナチス

でも、その顔はどこか悲しそうで 辛そうで、苦しそうだった

ソ連

、何、?

ナチス

俺と…わかれてほしい…

ソ連

ぇッ、?

訳が分からなかった

今までずっと一緒に暮らして

愛し合って

デートにもいって…

行為は…まだだけど…

それでも、愛し合っていた

ナチスが愛を注いでくれるなら それ相応の愛を注いだ

ソ連

嫌なところがあるなら
言ってくれ…、!

ソ連

治す、治すから!!

ソ連

お願い、

ナチスは震える声で「ごめん」と言った

泣くのを堪えているかのような…

そんな声だった

ソ連

なんで…

ソ連

最低限、理由くらい…

ナチス

俺が悪いんだ…

ナチス

俺が否定しきれなかった…

目いっぱいに涙が浮かび、溢れている

ナチス

本当はッ…、

ナチス

お前と別れたくねぇよ…

初めて甘えてくれた瞬間だった

今までずっと我儘や願いを言わなかった

命令も何もしなかった

喧嘩をしてもすぐに謝ってくれた

ソ連がないていたら傍に寄り添ってくれ

ソ連が怒っていたらなだめてくれる

いつも優しくて涙なんて見せない

そんなナチスが今 泣きながら本心を言っている

ナチス

まだ…
お前が好きなのにッ…

ソ連

じゃあなんでッ、!

ナチス

俺は…

独ソ不可侵条約を破棄し お前に侵攻しないといけないから

ナチス

だからッ…

ナチス

ごめッ…

玄関のチャイムが鳴った

ナチスは優しく笑って

ナチス

もう、時間だ

と言った

窓から見える玄関には枢軸の2人がいた

ナチス

ッ…ばいばい、!

ソ連

ナチスッッ、!!!

ナチスは外に出て 枢軸の2人と家に背を向けて歩きだした

ソ連はすぐに玄関を出て追いかけた

ソ連

ナチスッ!!!!!

イタ王

なち、何アレ…

ナチス

…気にしないでくれ、

ナチス

アイツは俺の

元友人なだけだ

ソ連

ぇぁッ…

日帝

元友人、現敵国が何の用だ

ソ連

ぁ…なち…

街頭が壁に見える

越えられない透明な壁

3人はソ連に背を向けて 闇に消えていってしまった

ソ連

な…ち…

手を伸ばしても見てくれない

呼んでも返事してくれない

でもまだチャンスはある

戦争を引き分けとか…そうすれば、!

家に1人、静かなリビング

可愛いカノジョは

今、誰の隣で笑っているんだろ?

一緒の寝室に残ったナチスとソ連の写真

写真に写る2人は笑っていた

あれから数年が経った

ナチスはまだ戻ってこない

でも、ソ連の気持ちはまだ残り続ける

誰かが1人で座っていることに気がついた

小柄で黒い服

ソ連とおなじ赤色の肌は 彼を思い出させた

ソ連

なち…す、?

彼の名前を呼んだ

ちゃいな

ん?何ある?

ソ連

ぁ…いや…

ソ連

なんでも…

中国がスーツ姿で座っているだけだった

ソ連の顔色をみて中国は問う

ちゃいな

なぁソ連…

ソ連

なんだ、

ちゃいな

お前 "も" 大切な人と
戦うことになったあるか?

ソ連

べっ…別に、
大切なんかじゃッ…

草がガサッと音を立てた

咄嗟に振り向けば彼が立っていた

変わらない黒い服

黒い軍帽

赤い肌

彼の象徴であるハーケンクロイツ

ソ連

なちッ…、!

ナチスは2人に背を向けて 走っていってしまった

ナチスは何処か悲しそうに

苦しそうに、

既視感のある感じだった

嗚呼、

そうだ

あの時だ

ナチスが別れを告げた時の感じだ

ちゃいな

ぁ…

ソ連

な…ち…

ちゃいな

ご、ごめんある、

ソ連

(嫌われた、)

ソ連

(確実に…嫌われた)

あれからまた数ヶ月後

あともう一押しで勝てるところだった

冬になるまでの事が嘘だっかのよう

ドイツ軍が優勢だったはずが 冬になった時、一気に形勢逆転した

??

嗚呼、愛されて、

??

痛かった、

誰かの歌声が聞こえた

??

つかれた、

??

足を解いて逝くの

優しい少女のような可愛らしい歌声

その声は確かに聞き覚えがあった

今度は気づかれないように近づいた

暗くてよく分からない

近くに行った途端、その者が振り向いた

??

ッ!?

ソ連

えぁッ…

なち…、?

ナチス

なッ…

ナチス

なんでお前がッ、!

金網のせいで後ろに下がれない

左右も建物で逃げ場がない

ナチスは酷く脅えた目でソ連を見た

ソ連

なち…、

ナチス

くッ…来るなッ!!

拳銃を取り出して銃口をソ連に向ける

引き金に添えられた指は震えていた

ナチスの目尻に浮かぶ雫

手が震えて狙いが定まらない銃

あの時より暗く濁ってしまった青い瞳

ソ連は走って怯えるナチスに抱きついた

ナチス

はなッ…せ、!

ソ連

離さない、!!

ナチス

ッ…撃ってもいいのか!?

ソ連

構わない

ナチス

そもそもお前は
俺の事なんかもう…、!

ソ連

ンなわけねぇだろ!!

ソ連が珍しく大きな声で言った

ソ連

俺は!!!

ソ連

お前が戻って
来てくれるのを待った!

ソ連

お前が別れようと
言った時からずっとだ!

ソ連

この意味がわかるか!?

ナチス

ッ…でもお前はあの時、!

ソ連

あの時は中国に
バレたくなくて…

ナチス

どうせ…

ナチス

ソレも…嘘なんだろ、!?

ナチス

俺を理解してくれる者は
もうこの世にはいない、!

ナチス

総統は地下壕で妻と自害!

ナチス

その後燃やされ
全責任は俺に向いた!

ナチス

お前も、

ナチス

お前も俺に罪を
着せたいだけなんだろ!?

ナチスは、人間不信を起こしていた

もう誰の言うことも 信じれていないようだ

ナチスの言う通り

ヒトラーはエヴァという女性と結婚

その翌日自害

遺品や遺体、地下壕諸共燃やされた

残されたのはエヴァのフィルムだけ

今までヒトラーに向けられていた視線は 全て彼に向いてしまった

耐えれるはずがない

今まで向けられてした視線とは 数の差が明らかに違うのだ

そんな量の視線を向けられれば 環境は変わる

大人でもきついと言うのに…

子供のナチスがきつくないわけが無い

ナチス

綺麗事など…
聞き飽きた、!

ドンッと勢いよくソ連を突き飛ばす

さすが最前線で生き残った軍人

幼くはあるものの力は強い

ソ連は手を離してしまった

一瞬よろけたのを見てナチスは

ナチス

ぁッ…ごめッ…

と言った

日帝

なんの音だ…
ってナチス、!?

日帝

それにソ連も!?

ナチス

ぁ…にって…

日帝の鋭い視線はソ連に向けられる

そう思われたが、違った

冷たく鋭い視線はナチスに向けられた

ナチス

ぇッ…あ…、

日帝

夜間の外出は
禁じたはずだが?

ナチス

ごめッ…

日帝

貴様は本当に
出来損ないだ…

ナチス

ぇ…ぁ…、

日帝

なぜ
言われたことも出来ない?

日帝

お前は
ドイツ家の次男だろ?

ナチス

それッ…はッ…、

日帝

日帝

貴様にはガッカリだ

ナチス

ぁ…ごめんなさいッ、!

ナチス

言われた事も全部します、

ナチス

だから…

ナチス

みすてッ…ないで…

ナチス

くださぃッ、

日帝

…ラスト1回のチャンスを与える

日帝

しかしここでヘマをしたら

日帝

日帝

分かってるよな?

ナチス

はぃ…、

日帝

分かったなら
とっとと戻れ

ソ連

おい日帝、!!

ソ連

今のは言い過ぎじゃ、!

日帝

部外者は黙っとけ

日帝

社会主義の分際で
話しかけるな

ソ連

ッ、!!

ソ連

黙って聞いてりゃ、!

ナチス

にって…、

ナチス

もう…行きましょう、?

日帝

嗚呼、そうだな

日帝

こんな奴に構ってるだけ
無駄だ

ソ連

ぁッ、おい!

ソ連

ナチ!!

腕を引っ張られ連れてこられたのは…

牢屋だった通称おしおき部屋

日帝

なぜこうなったか、

日帝

自分の口で言え

ナチス

僕ッ…が、

日帝

あ?

ナチス

ひっ、

日帝

ぼく?お前はガキか?

ナチス

ごめんなさッ、!

日帝

まぁいい、言え

ナチス

私が…

ナチス

夜間に許可なく
外を出歩き…

ナチス

敵国であるソ連と…

ナチス

会話をしてしまったこと…

ナチス

です、

日帝

で?何か言うことは?

ナチス

ごめんなさッ、

日帝

ちげぇだろ?

日帝はナチスの後頭部を掴んで 地面にぶつけた

ナチス

ぃ゙ッ、!

日帝

床に顔面擦り付けて

日帝

申し訳ございませんでした

日帝

って言うんだよ

日帝

何度言えばわかる?

ナチス

もッ…申し訳ッ…

ナチス

ございませんでしたぁッ、

ナチスの額からは血が流れていた

それでも日帝は容赦なんてしなかった

殴り

蹴り

殴り

蹴り

これの繰り返しだ

あっという間に彼の服も彼の体も ボロボロになってしまった

日帝

今回はこんくらいだ

日帝

わかっただろ?

日帝

ルールを破るな

日帝

道具がでしゃばるな

ナチス

はぃッ、

日帝はナチスの腕を引っ張って ナチスの部屋に移動した

ナチスの部屋には 外から鍵がかかっていた

きっと、出られない

想い人の名も呼ぶことが出来ない

痛む体を必死に動かしてベットに行く

勝手に治療したら、また怒られるから

ベットで横になって眠りにつく

もう、死んだ方がいいのかも知れない、

そしたら苦しまなくていい

祖父にも

叔父にも

父にも

兄にも

1人の弟にも会える

そっちの方が楽なのではないか、?

まぁでも、考えるだけ時間の無駄…か

一方その頃

ナチスと一緒に暮らしていた家の中

ソ連は写真を見ては泣いていた

先程のこと

ナチスのあの状態

痩せ細った体

袖や襟から微かに見えた無数の傷跡

もうあの時には戻れない

ソ連

なんッで…、

ソ連

なんでナチがこんなッ、

ソ連

っ俺にはッ…

ソ連

なんも
出来ねえってのかよッ、

一応明日、連合会議がある、

…言ってみるか、?

??

ねえ、

??

君だよ君

??

これを見てる
画面の向こうの君

??

どうだい?

??

ハッピーエンドにしたい?

??

バットエンドにしたい?

??

不明エンドにしたい?

??

そんな君に
選択肢をあげるよ!

??

♡が100を超えたら
ハッピーエンド

??

♡が200超えたら
バットエンド

??

♡が300を超えるのならば
不明エンド

??

選択肢は君にあるんだ

??

さあ、ボタンを連打もいい

??

せずともいい

??

好きなのを選んでくれ

??

それじゃあ僕はこれで…

??

え?

??

僕の正体がなんだって?

??

それは秘密だよぉ〜

??

不明エンドの時に
教えてあげる、

??

それじゃあ、また

??

会えたら会おうね!

??

ばいばぁい!

ソナチ多めのBL小説

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コメント

14

ユーザー

ハッピーエンドが見たいがバットエンドも不明エンドもみt((殴

ユーザー

♡2000でハッピーエンドで♡4000でバットエンド♡5000で不明エンドを描いてください

ユーザー

これ三回目なんですけどまた泣いちゃった、、、

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