◤◢◤◢ 注 意 ◤◢◤◢ こ の 投 稿 に は 文 豪 ス ト レ イ ド ッ グ ス の 太 宰 さ ん と 中 原 さ ん の カ ッ プ リ ン グ 要 素 が 含 ま れ て い ま す 。 ※ 文 ス ト キ ャ ラ の 関 係 性 を 少 し い じ っ て い ま す そ れ で も い い よ ! っ て 方 は ど う ぞ .ᐟ
ま だ 明 日 を 知 ら な い 僕 ら
第 十 話
太宰
紅葉
太宰
太宰
紅葉
太宰
太宰
「 好 き 」
たったその二文字を伝える為に太宰は走った。
ポタッポタッ
太宰
太宰
雨は降ってくる上に中也は何処に行っても居ないし……
太宰
ニャー
太宰
──
太宰
雨の中、しゃがみ込む中也がそこには居た。
中也
太宰
中也のブレザーが被さっている為姿は見えないが、ダンボールの中から、大人の猫よりも少しか細くて高い仔猫の声が聴こえた。ブレザーは雨を防ぐ為に被せた物だろう
…本当馬鹿
中也は傘もささず、雨に打たれながら仔猫が入っているであろうダンボールを見詰めていた。
中也
ザーッ
太宰
中也
漸く聞く事が出来た中也の声は、少し掠れていた
太宰
中也
太宰
太宰
中也
太宰
中也
太宰
中也
ザーッ
中也
太宰
太宰が制服の牡丹に手をかける
中也
バサッ
中也
太宰
中也の頭に太宰のブレザーが被さる
中也
太宰
中也
太宰
中也
太宰
中也
そう言うと太宰が覆い被さっていた中也のブレザーを捲り仔猫に触れた。
中也
太宰
太宰
太宰
中也
太宰
安全に運びてぇんだよ、ダンボール落としたり怪我させたりなんかしたくねぇ…
おい!噛まれるぞ…!
中也
太宰
中也
中也
太宰が帰った後、俺は考えた。
…ちょっとだけ試してみたかっただけ。
何が試してみたかっただ。巫山戯るな
俺が、俺がどれだけお前と居る時間掻き乱されたか
無理だと思った。接吻を遊びで出来てしまう様な男と一週間も付き合うなんて
そもそも、アイツと付き合ったのが間違いだったんだ、全部
全部──!
中也
気づいた時には「もう別れてくれ。」そう太宰に送信していた。
あの時俺は、少しだけ太宰に期待してこんな馬鹿な事を受け入れてしまったんだ。
何に対しての期待だ?
俺は…太宰に何を期待してたんだ?
太宰に、たった二文字を期待していた。
好き
中也
もう自分の行動、全てが怖いんだ。
ミャーッ
やめてくれ
ニャーッ
もう鳴くな
中也
もう泣くな──!
中也
中也の眼から涙が溢れ出る
太宰
どうしよもないような、そんな顔をしていた。
そんな顔すんじゃねぇよ…っ!
行き場を無くした仔猫がまた泣いた。
続く
コメント
4件
おっもくそ泣きました😅 続き楽しみにしてます。
恋夢さんの太中のお話大好きです!!続き楽しみにしてます!頑張ってください