奏
起きてすぐに
また吐血をしてしまう .
何度も何度も 繰り返して
布団の上に血が垂れる
口元を押さえる手にも
沢山の血がついた
塊のようなものが出た時
痛みで思わず
涙が出てきた
喉が焼けるように痛い
また ,私死ねない . . .
生きるんだから
そう思い立ち上がる
ふらふらとする身体を
壁を使って
支え
ドアを開けた
上に行こうと
手すりを握って
一段一段上がる
途中で
体がふらっとなって
後ろに倒れてしまった
踊り場まで ゴロゴロと転がって
1階まで降りてしまった
葛葉
倒れて
頭を打ち
なんとか 呼吸をしている私を
葛葉君は
座り込んだまま
抱き寄せた
頭部分が葛葉君の お腹に近づく
葛葉
奏
奏
奏
奏
葛葉
葛葉
奏
葛葉
そういえばまだ
この人達には
言ってないんだ
ここの看護師が 花那ちゃんだから
今日も手当てして
内緒に してくれたのだろうか .
葛葉
私が隠す隙もなく
服を捲られた
葛葉
包帯に広がっていく 血を見て
葛葉君は 怒ったように言った
葛葉
奏
葛葉
奏
葛葉
奏
何も答えず
葛葉君は
私の首を噛んだ
奏
抵抗したいけど
できず
頭が真っ白になる
息が止まりそう . . .
目を瞑って
葛葉君の服を掴んだ
首から歯が離れた時
力が抜けた
葛葉
ドクンと心臓が 重くなり 、
首元から何かを感じた
視界が狭まり
私は眠りに落とされた
葛葉
叶
葛葉
叶
葛葉
葛葉
葛葉
叶
叶
葛葉
叶
叶
葛葉
コメント
9件
まじで好 続き楽しみにしてます~( ;꒳; )¨♡¨
なんか深い理由ありそうでいい(語彙力0)
マジ神神神神神 投稿ありがとー!!! 今日持久走だけど頑張れそうだわ!!!!