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ある家庭のある日
りんか
触らないでっ！！！
パパ
なんでだよ💢
パパ
親なんだからいいだろ！
りんか
そーゆー事じゃないの！！
りんか
全然分かってないじゃん！！
りんか
何が親だよ！！
パパ
どの口が言ってるんだ！！
パパ
お前が生まれてきたのも、パパたちのおかげだし、こうやって生きられるのもパパたちのおかげだろ！！
りんか
そうだけど！！！
りんか
それは、ありがたいと思ってるけど！！
パパ
(ありがたい思ってるんだ。)
りんか
だけど！
りんか
第1に！！
りんか
私の物触る触らない以前の問題で！！！
りんか
部屋に入る時はノックして！って
りんか
毎回言ってるじゃん！！
パパ
忘れちゃうんだから仕方ないだろ！
パパ
それとも、見られたらまずいことでもしてるのか！！！
りんか
してないよ！！
りんか
ただ！女の子の部屋にノックなしで入るのはどうなの！ってことを言ってるの！！
パパ
娘だし関係ないだろ！！
りんか
（これじゃ拉致があかない。
あの言葉を言うしかないのか。いいたくないのに。本心じゃないのに。）
あの言葉を言うしかないのか。いいたくないのに。本心じゃないのに。）
りんか
あー！もう！！
りんか
ホントのこと言うけど！！
パパ
なんだ！言ってみろ！！
りんか
パパのこと本当は嫌いなの！！
パパ
...えっ。
パパ
（ほんとなのか。）
パパ
じゃ、じゃあ！俺の嫌いなところ言ってみろよ！！
パパ
（うぅ。絶対に心に刺さる。でも、ホントのことなら知っておかないと。直さないといけないからな。）
りんか
分かったよ。
りんか
（どうしよう。王道なので攻めるしかないな）
りんか
ｽｩ｡
りんか
臭い
りんか
キモイ
りんか
うるさい
りんか
ウザイ
りんか
いちいち言ってくる
りんか
ママが出ていったのもパパのせい。
パパ
（うっ。やっぱ心に来るな。耐えられるのか俺。）
りんか
でも、優しい。
りんか
私のことを第1に考えてくれてる。
パパ
（あれ？俺の事褒めてない？）
りんか
ちょっとした事でも褒めてくれる。
りんか
ママがいなくなったから、料理もママみたいに上手じゃないけど、頑張ってくれてる。
りんか
そして、お弁当も仕事で忙しいのに毎日欠かさず作ってくれる。
パパ
ちょ、ちょっと待て。
りんか
なに？💢
パパ
お前、最後の方俺のこと褒めてないか？
りんか
え？
パパ
いや、だって
りんか
(褒めるわけないじゃん。嫌いなところ言ってたのに。)
そう。彼女は、何も考えずに夢中で言っていたため自分で何を言ってるのかを分かっていなかった。
パパ
優しいとか、褒めてくれるとか言ってたじゃん
りんか
まじか。
りんか
恥ずかしいじゃん///
パパ
結局パパのこと好きなんじゃん。
りんか
あー！もう！！
りんか
好きだよ！！！
パパ
パパも好きぃ！！！！
〜Happy End〜
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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