E.3
あれから4日後
やっと塾で会える、
だけどそれまでの授業1時間が、
50分なはずなのに200分くらいに感じてしまう
長い長い1時間が終わると私は力尽きて机に突っ伏す
横井沙苗
瀬戸内菜美
横井沙苗
横井沙苗
瀬戸内菜美
横井沙苗
横井沙苗
瀬戸内菜美
瀬戸内菜美
雨が降るからか珍しく髪の毛を ハーフアップにしている沙苗
ハーフアップの下の髪を触りながら私を見る
横井沙苗
瀬戸内菜美
瀬戸内菜美
横井沙苗
瀬戸内菜美
横井沙苗
横井沙苗
瀬戸内菜美
横井沙苗
両手の人差し指を口の前に出して ばつ印を作る
瀬戸内菜美
横井沙苗
瀬戸内菜美
横井沙苗
まだ次は2時間目というのに 気分は5時間目の気分だった私は
チャイムがなる3分前に
もう一度机に顔を突っ伏した
3分だけ目を瞑って眠ろうとした時、
その時だった、
「なぁ瀬戸内さん起きて」
誰かが私の肩を揺さぶった
瀬戸内菜美
瀬戸内菜美
高橋くんというのは 同じクラスの男の子
バスケ部で同他学年からどこか抜けているところも含めて人気のある生徒らしいけど、
私には謎が深すぎて分からなかった、
高橋恭平
瀬戸内菜美
瀬戸内菜美
瀬戸内菜美
多分何かの間違い、
そう思ってほとんどそのまま返してしまう
高橋恭平
高橋恭平
と苦笑気味に笑われる
瀬戸内菜美
高橋恭平
高橋恭平
瀬戸内菜美
え、要件は? これだけだったの?
放課後に何するの?
結局何も聞けずに高橋くんは自分の席に帰っていった
放課後
私は言われた通り 号令が終わったあと自席で荷物をまとめていた
高橋恭平
瀬戸内菜美
高橋恭平
瀬戸内菜美
ってどこに?
そうツッコミたくなってしまったけど
とりあえずついて行くことにした
高橋恭平
瀬戸内菜美
一応というのは普段は学校が終わったらそのまま塾の自習室で勉強しているから
だから遅くても6時という意味で一応とつけたけど、
高橋恭平
しれっと車道側に移動して歩いてくれるところは紳士だと思った
けど、私をどこに連れていくつもりなのか、予想がつかなかった
高橋恭平
瀬戸内菜美
今から海に行くの?
ここから歩いていくなら結構距離あるけど、、?
高橋恭平
高橋恭平
瀬戸内菜美
いきなり言われた奢りの話
レンタルは時間によって変動するのだからさすがにそんなことを奢られるのは申し訳ない、
高橋恭平
高橋恭平
瀬戸内菜美
瀬戸内菜美
そういうと笑顔で任せとき!と歩き始める高橋くん
彼は一体なんのために私を海に誘うのだろうか、
女の子には困ることはないはずなのに、
そんなことを本人に言えば多分とてつもなく怒られるだろう、
なので私は黙って自転車のレンタル場所に付き合った
高橋恭平
下り坂を下る 時に吹く風が 心地よく気持ちいい
海はこの下り坂の先にあるから きっともうすぐだ
瀬戸内菜美
だけどその先には、
見覚えのあるあのゆるっとした服装と、
左に2連のピアスのついた
私の大好きな人の姿だった
高橋くんの声に気付いたのか 私の大好きな人はふらっと後ろを振り返る
深澤辰哉
瀬戸内菜美
高橋恭平
高橋恭平
深澤辰哉
深澤辰哉
あの大好きなふにゃふにゃの笑顔、とまでは行かなかったけど 優しい笑みを高橋くんに向けていた
深澤辰哉
瀬戸内菜美
瀬戸内菜美
高橋恭平
瀬戸内菜美
高橋くん、?違う、よね?
どういうこと、?なの?
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
多分今、タイミング的には絶対会っては行けなかった相手、
どこか深澤くんの機嫌が悪いようにも見えたけど、
それはきっと気の所為なのだろう、
私は「わかってます!」それだけ言って深澤くんと別れた
何故か、深澤くんの背中はいつもより寂しく見えた、
それしても高橋くんの彼氏宣言はなんなの?
どうして、高橋くんはさっきとは違う大人の表情をするの?
E.4まで ❤450以上
今回から高橋恭平くん合流です!わら
修羅場のようになってきましたね🤭 続きが気になる方はぜひ
❤連打と感想💬沢山お願いします❣️
コメント
25件
おぉぉ!続きが気になりすぎる!