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シロとクロ

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シロとクロ

12 - シロとクロ 『名前』

♥

23

2020年05月19日

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ピンポーン

...はい?

勇気を振り絞り、『俺』は インターホンに向かって口を開いた

『シロ』

あのっ!『俺』は、クロさ...黒須先生に、お世話になった者です...!

...どうぞ

ガチャ

ドアが開き、『俺』は 『クロさん』の実家の中に入った

『俺』は仏壇の前で手を合わせた

...わざわざ、ありがとうね

『シロ』

いえ...

『シロ』

黒須先生には、凄くお世話になりました!

あなた...お名前は...?

『シロ』

...シロと言います

っ!?

あなたが...っ

『シロ』

っ...すいません!!

『シロ』

『俺』のせいで、『クロさん』は...!

...よかった.....

『シロ』

...え...?

『クロさん』のお母さんは 静かに涙を流している

本当に...よかった

『シロ』

あの.....

あの子ね...あなたと出会ってから、変わったのよ...

凄く明るくなって.....

仕事も...楽しいって言ってたわ...

正直、前までのあの子は...生きる意味を無くしていた

私の育て方が、厳しかったっていうのもあると思うわ...

だからあの子...誰にも必要とされてない、なんて思ってたのよね...

...シロくん

『シロ』

はいっ...

あの子に...生きる意味を...与えてくれて...ありがとう

『シロ』

.....

『シロ』

そんな...『俺』は...

『シロ』

『俺』は...『クロさん』を殺したようなものです.....

.....違うわよ...

『シロ』

...え?

あの子...あなたと出会えて、幸せだったのよ...

『シロ』

...幸せ...?

...そうよ

『クロさん』

お母さん...私ね...

『クロさん』

好きな人ができたの...

『クロさん』

でも...その人は...シロは不治の病でね、

『クロさん』

シロのことを好きになると、不治の病が『私』に移り変わるの...

『クロさん』

だから...『私』は...

.....

そう...

...あなたはそれで幸せ...?

『クロさん』

うん、

『クロさん』

幸せだよ

あなたの事...あの子から聞いてたわ...

あの子は...幸せだって言ってたの...

『シロ』

.....

あの子に...幸せを与えてくれて...ありがとう...

『シロ』

...そんな、『俺』は...

自分の事を責めてはダメ...

私もあの子も...あなたに感謝しているの...

『シロ』

.....はい...

『シロ』

...こちらこそ...ありがとうございます...

『俺』はまた 涙が止まらなかった

『シロ』

.....

『シロ』

...ここは?

『クロさん』

やぁ、久しぶりだね、シロ

『クロさん』

久しぶりって言っても、1週間ぶりくらいかな

『シロ』

...クロさん...っ?

『クロさん』

そうだよ

『クロさん』

ねぇ...シロ

『シロ』

...なに?

『クロさん』

...『私』、本当に、

『クロさん』

『君』が好きだよ

『シロ』

そんなの.....

『シロ』

『俺』もに決まってるよ...

『シロ』

『俺』だって、『クロさん』の事好きだよ...大好きだよ...!

『クロさん』

ありがとう

『シロ』

だから...戻ってきてよ、クロさん...

『クロさん』

無理だよ...

『クロさん』

『私』はずっと『君』を見てるから

『クロさん』

ずっと、見守ってるから

『シロ』

『クロさん』...っグス

『クロさん』

『私』最期に『君』の___を聞いて、確信したんだ

『クロさん』

” ”は、___の為にあるんだよ

『シロ』

...それって.....

『クロさん』

あぁ、もうお別れの時間だ

『クロさん』

じゃあ...またいつかね...シロ

『シロ』

そんな...待ってよ、クロさん!!

『シロ』

はっ!

気がつくと、『俺』は さっきいた『クロさん』の実家にいた

夢を見ていたのだろうか...

大丈夫?

『シロ』

あっ...はい

...よかった、急に眠ってしまったから

『シロ』

...すいません

.......

...あの子との夢を見ていたの?

『シロ』

!?

『シロ』

...はい

『シロ』

『クロさん』は、笑ってましたよ...

...よかったわ...

『シロ』

それじゃあ、そろそろ帰ります

あ、シロくん

『シロ』

はい?

あなたの、

あなたの本当の名前はなんて言うの?

『シロ』

.......

『シロ』

.....春です

『シロ』

白川 春と言います

...そう

ふふっ

『シロ』

どうしたんですか?

春くんかぁ〜...
あの子にピッタリね...

ほんと、あの子に...

”桜”にピッタリの名前

『クロさん』

”桜”は春の為にあるんだよ

『シロ』

...それって.....

『クロさん』

『君』の...本当の名前は何...?

『シロ』

.......

『シロ』

春だよ.....

『クロさん』

...そっか.....

『クロさん』

.....やっぱり...『私』は...『君』の為に...

あの時、『俺』は『クロさん』の 言った事の意味が分からなかった

だけど、今分かったよ

”桜”さん...

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