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——帰り道
空は少しずつ暗くなっていた
mf
ya
mf
ya
思わず笑う
mf
ya
それだけ
でも、なんだか少し安心する
静かな住宅街を並んで歩く
足音だけが響く
mf
ya
少しだけ迷う
話すつもりなんてなかった
前までは
でも今は、
少しだけ聞いてほしいと思った
mf
mf
ya
小さく息を吐く
mf
mf
心臓が少しだけうるさい
ya
短い返事
でも、それで十分だった
無理に急かさない
変に気を遣いすぎかもしれない
だから、
少しだけ話してみようと思えた
mf
前を向いたまま話す
mf
mf
mf
mf
どれも小さいこと
mf
mf
誰かの役に立てるのは嬉しかった
mf
少しだけ言葉が重くなる
mf
あの時の声を思い出す
『そんな人だと思わなかった』
たった一言
でも、
ずっと頭から離れなかった
mf
mf
小さく笑う
笑わないと、うまく言えなかった
mf
mf
mf
mf
気づけば、
そんなことばかり考えていた
少しだけ横を見る
ゆあんは何も言わずに聞いていた
否定もしない
途中で遮りもしない
それだけなのに
少しだけ救われる
ya
思わず笑った
mf
ya
ya
即答だった
その言葉が、
不思議なくらい真っ直ぐ胸に落ちる
mf
ya
ya
当たり前みたいに言う
たぶん、
ゆあんにとっては本当に当たり前なんだろう
mf
ya
mf
ya
少しだけ笑ってる気がした
ya
ya
あまりにも適当な理論
mf
思わず吹き出す
ya
mf
笑い声が漏れる
変なの
重い話をしてたはずなのに
さっきまで胸の奥にあった苦しさが、
少しだけ軽くなっている
mf
ya
mf
今度は自然に言えた
ya
いつもの返事
でも
その返事が嫌じゃない
むしろ、少しだけ安心する
ひとりで抱えてきたものを、
少しだけ預けられた気がした
全部じゃない
でも、
それで十分だった
夕暮れの道を並んで歩く
隣にいる人の存在が、
こんなに心強いなんて
少し前の自分は、
きっと知らなかった
コメント
7件
yaくんかっこよすぎるでしょ……(段々語彙力がなくなっていく) yaくんの「適当さ」「やさしさ」がmfくんの心を段々開いてくれたんだね mfくんも、隠してた本音言えてよかったね…!
編集者の寺島あおいです📖 第6話、とても沁みました。「断った時だけ怒られるようになった」って一文、すごくリアルで胸が苦しくなりました。ゆあんの「嫌なら嫌でいいだろ」という、飾らないけどちゃんと向き合ってくれてる感じが、ましろにとってどれだけ救いになっているか——隣を歩く距離感が、本当に丁寧に描かれていて好きです。この二人の空気感、ずっと見ていたいと思わせられます🌷