いつのまにか
眠ってしまっていたようで
重い身体を起こし
ベッドから降りた .
ふと 、ベッドの下の
カッターが目に入った .
玖穏 .
これで足枷を ..
カッターを手に取り
無理矢理こじ開けて
足枷を外す .
玖穏 .
やった .
扉を開き 、
慎重に外に出た .
通路を歩いていると
1つの部屋の扉が
開いていた .
僕は興味本位で
中に入る .
玖穏 .
へ ッ .. ?
部屋の壁には
僕の写真が
隙間なく貼られていた .
全て画角から考えて
盗撮しているよう .
立ち尽くしていると
背後から声がした .
玖穏 .
何やってるんですか .. ?
玖穏 .
ひ ッ 、
ダメじゃんか .
あの部屋に居ないと .
玖穏 .
ごめ ッ 、ごめんなさ
( 可愛い . )
今戻れば許してあげます .
玖穏 .
..
迷ってしまった .
.. 残念
男が
そう言った瞬間
体に電気が流れた .
玖穏 .
い" ッ 、
倒れる .
痺れているせいか
身体が動かない .
あ ~ あ .
コレで懲りたでしょ .
あんまり痛い事
したくないんだけどなぁ .
したくないんだけどなぁ .
剣持さん
運んであげてくれる ?
運んであげてくれる ?
はい .