姉ちゃんチョッロww【完結済み】

唐突に始まる軍パロ

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もう直ぐ滅ぶであろう我が国を眺める。

不安気に訊いてくるグルッペン。

そう言って諦めたように笑うグルッペン。

大方、彼の事だから私だけでも逃がそうとしたんだろう。

初めて会った時も、私を守ろうとした時も、今も。

何処まで背負えば気が済むんだろうか。

バルコニーの扉の向こうで大きくガタッと音がする。

タイミングを読んだように扉が開く。

一同は目を合わせ、ニヤリと不敵に笑うと

『My life is for you.』

と言った。

それを聞いた総統は満足気に笑い、その命を散らした。

周りを見渡すと同じように眠る弟達の姿が。

それが何だか懐かしく思える。

何を見たかは覚えてないけど、酷く暖かくて。

自然と涙が零れた。

その言葉は誰にも届かず、ただ部屋の中で木霊する。

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さて、ねーちゃんシリーズの番外編ですね。

ねーちゃんの見た夢は前世なのか。はたまたただの夢か。

解釈は貴方様に任せます。

まぁ、どう捉えても今後ともねーちゃんシリーズをよろしくお願い致します。

以上。フェルからでした。