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森のすぐ近くの村
月ヶ瀬村
住民同士仲がいい
でも一つ大きな問題があるの
ジェシカ
ジェシカ
村人
ジェシカ
村人
ジェシカ
村人
ジェシカ
村人
ジェシカ
村人
ジェシカ
村人
ジェシカ
人狼が住民を襲う
それがこの村の問題だ
パパは物心ついたときにはもういなくて
ママは…
ある日、朝が来て気づいたときにはママは血まみれで床に転がっていた
私もママを救助しようとしたのか血で服が汚れていた
アレン
アレン
この森はもう飽きた
かといって前にいた村は狩り尽くしてしまった
次はあの村にするか…
アレン
人狼
アレン
アレン
アレン
人狼
アレン
正体不明の人狼がいる
アレン
人狼
アレン
アレン
人狼
アレン
アレン
人狼
アレン
アレン
ジェシカ
アレン
後ろを向くと10代後半ぐらいの若い少女が立っていた
ジェシカ
アレン
アレン
ジェシカ
ジェシカ
アレン
出ていった、ね
当たり前だろう
いつ食べられるかわからないのにこんな所いられやしない
ジェシカ
ジェシカ
アレン
ジェシカ
アレン
アレン
ジェシカ
村人
ジェシカ
アレン
村人
村人
なんだこのおばさん
おっかないな…
夜が更けて活動時間になった
アレン
アレン
アレン
横を通り過ぎる黒い影
間違いない
正体不明の人狼だ
アレン
アレン
アレン
あの後、人狼を追いかけていたら食べ損ねてしまった
ただ一つわかったことがある
それは狩人全員殺した割には小さな体格の人狼だったってこと
アレン
ジェシカ
アレン
ジェシカ
アレン
アレン
ジェシカ
アレン
ジェシカ
渡されたのは半分にちぎられたパン
本当はお肉がいいけど…
アレン
ジェシカ
アレン
駄目だ
彼女の笑顔に胸が高鳴った
…食料にときめくなんて俺らしくない
ジェシカ
アレン
ジェシカ
ジェシカ
アレン
パン屋の主人…昨日見かけたけど
かなり体格の良い人だった
それを襲うなんて…
アレン
ジェシカ
来る日も来る日も彼女に会ううちに
惹かれ合い、恋仲となっていた
彼女からすれば当然かもしれない
だってこの村に若い男性は俺しかいないんだから
人狼
人狼
アレン
人狼
人狼
アレン
アレン
人狼
人狼
アレン
目立つ行動をとるなって…
ただでさえこの村に若い男一人ってだけで疑われるでしょ…
アレン
ジェシカ
アレン
ジェシカ
アレン
ジェシカ
ジェシカ
アレン
ジェシカ
ジェシカ
静かに涙を流す彼女
そっと涙を舐めた
アレン
ジェシカ
アレン
アレン
ジェシカ
ジェシカ
人狼
人狼
アレン
人狼
狼の姿となり、やっと友人だと気付く
アレン
人狼
アレン
人狼
人狼
アレン
アレン
森には伝説の人狼と呼ばれる者がいた
彼は俺ら人狼にとって憧れの存在だった
しかし、彼は村を襲いに行ったきり帰ってこなかったのだ
心配になり会いに行くと
おししょう、どうしてかえってこないの?
まだおなかいっぱいならない?
ああ、アレンよく聞け 俺はもう人は襲わない
どうして!?
人を…愛してしまったからね
その後、彼は別の人狼が村を襲った際
狼に変化し、住民を守ったが
狼の姿を見て駆けつけた狩人により撃ち殺されたのだ
人狼
人狼
アレン
俺は、どうしたいんだろう…
その時だった
村人
村人
アレン
アレン
村人に囲まれる
あっという間に縛り上げられる
村人
村人
アレン
この村にまだ占い師がいる
どうして俺はそんな大事なことを忘れていたんだろう
ジェシカ
ジェシカ
アレン
日が暮れかけた頃
俺は処刑台に立たされた
ジェシカ
ジェシカ
アレン
村人
村人
ジェシカ
アレン
住民から殺せ殺せコールが起こる
これで終わりだ
しかし
日が完全に落ちた瞬間だった
ジェシカ
ジェシカ
アレン
彼女が突然うなり声をあげたのだ
まるで獣のように
村人
村人
アレン
彼女の姿は完全に狼となった
村人
村人
あたりを蹴散らしていくジェシー
次は俺の方に向かってきた
ジェシカ
アレン
飛びかかってきたが
俺の声を聞いた瞬間、瞳がもとに戻った気がした
アレン
ジェシカ
アレン
俺を背に乗せ森へと走っていく
人狼
アレン
正体不明の人狼は彼女だった
人狼
アレン
人狼
アレン
いや、言えない
だって彼女は愛している母親も
村人も
皆自分が殺したと知ったら絶望するはずだ
ジェシカ
ジェシカ
アレン
ジェシカ
アレン
ジェシカ
アレン
アレン
アレン
アレン
もう二度と彼女に
そして僕自身も
人を襲わないよう
アレン
ジェシカ