まぜ
まぜ
ぷり
まぜ
まぜは逃げるように退散した。
後ろを振り向くと、ぷりが小さな背中を丸めて、そそくさと穴にしゃがみこむのが見えた。
つき
ぷり
次の日も、その次の日も
休み時間のたびにズボンを泥だらけにして、草むらからでたり入ったりするのを
まぜ
まぜは、教室の窓際からながめていた。
そして、4日ほど過ぎた。
今日のぷりは、休み時間になっても河川敷に行かなかった。
その代わり
通路を歩いていた男子に足を出して、派手に転ばせた。
あと
相手が食ってかかると、ぷりは、これ幸いとばかりに取っ組み合いに持ち込もうとしたが
あきせんせ
すんのところで、教室に入ってきた先生に、引き離された。
あきせんせ
ぷり
あきせんせ
先生の目は少しも笑っていなかった。
こっぴどくしかられたぷりは、すねて机につっぷし、動かなくなった。 (はぶててんのかわいすぎっちゃぁぁぁぁぁあ)
まぜ
まぜは思い当たった。
まぜ
給食の時間になっても
ぷりはうつぶせたまま席を立たない。
まぜ
給食当番のまぜが近づくと、ぷりは自由帳になにかを一生懸命に描いているのだった。
まぜ
ぷり
うるさそうに顔をあげたぷりに
まぜ
と聞くと、むすっとした顔で、首を横に振った。
まぜ
まぜがそのまま行こうとすると
ぷり
ぷりがTシャツの後ろをひっぱって、引きとめた。
ぷり
ぷりがうでをどけると、下から女の人の絵がでてきた。
青白い顔に茶色い髪をたらして
足首まである白い服を着ている。
ぷり
ぷり
まぜ
まぜはのぞきこんで、じっくり絵をながめてみた。
顔のりんかくにそった、微妙な影も、上手につけてある。
ぷりは、図工の時間だけは、先生が手ばなしでほめるほど、絵がうまかった。
ぷり
ぷり
ぷりは、はぁーっと大げさにため息をついて、鉛筆を机の上に放り出した。
ぷり
まぜ
ぷり
ぷり
ぷり
ぷり
まぜ
まぜが絵を見ながら首をひねっていると
ちぐ
他の子に声をかけられて、あわてて身を起こした。
まぜ
ぷり
まぜ
まぜ
まぜ
そんな思いつきを言って、まぜはまた牛乳を配り始めた。
まぜが玄関で、靴を履き替えていると、ぷりが声と体をはずませながら、近づいてきた。
ぷり
ぷり
まぜ
まぜ
ぷり
ぷり
まぜ
ぷり
ぷり
ぷり
ぷり
ぷりは興奮した様に喋りだした。
ぷり
ぷり
まぜ
ぷり
ぷりはまぜの肩に手をまわし、校庭に連れてった。
ぷり
指さしたポールの先には、校旗が風に吹かれて、ひるがえっている。
ぷり
ぷり
ぷり
ぷり
まぜ
ぷり
ぷり
まぜ
まぜ
まぜが頷くと、ぷりは目をキラキラさせて、校門の方に歩き出した。
ぷり
ぷり
まぜ
ぷり
まぜ
校庭に目をやると、体育倉庫の屋根に、用務員さんがはしごをかけて登っている。
子どもたちが休み時間に乗っけてしまった
ボールやバドミントンの羽根を取るのだ。 (一回やったことあるっ✨)
ぷり
ぷり
ぷりにそう聞かれて、まぜは家の納戸の中身を考えてみた。
まぜ
ぷり
ぷり
まぜは、大急ぎで首を振った。
まぜ
まぜ
まぜ
ぷり
まぜ
ぷり
ぷりはしばらく考えて、ぱっと顔を明るくした。
ぷり
まぜ
ぷり
まぜ
ぷり
ぷり
ぷり
まぜ
ぷり
ぷり
ぷり
ぷり
まぜは目を白黒させながらも
まぜ
ぷらの勢いに、つい乗せられてしまった。
二人は校門をでて、通学路を歩き出した。
ぷりが道端にあった石ころを見つけて、蹴ってきたので、まぜも繰り返した。
その時、近くにある保育園から、ピアノにあわせて子どもたちの元気な歌声が流れてきた。
ぷり
ぷり
ぷりが顔をしかめた。
まぜ
ぷり
まぜ
ぷりは、石ころをつま先でもてあそんだまま、一向にけってよこさない。
ぷり
ぷり
ぷり
まぜ
ぷり
ぷり
ぷり
ぷり
まぜ
ぷりが自分からこんなことを話すのが意外に思えた。
まぜ
まぜがそう言うと、ぷりは肩をすくめて、また石ころを蹴ってよこした。
ぷり
まぜ
まぜは、横にそれた小石を取りに行きながら、言った。
まぜ
まぜ
そらを聞いたぷりは、うん、と大きく頷くと、笑顔を見せた。
ぷり
その時、まぜのおでこに冷たい物が当たった。
まぜ
ぷり
ぷり
ぷりはそう言うと、急に背を向けて走り出した。
まぜ
まぜは、とっさにその背中を追った
細い路地を曲がるとすぐ、古い二階建てのアパートがあった。
ぷりは慣れた手つきで、右端の部屋の鍵をあけると、中に飛び込んだ。
そして、こちらに面したまどを内側からあけて、軒先にかかっていた洗濯物をはずして部屋にどんどん投げ入れた。
全部取り込んだところで
ぷり
ぷりは初めて、路地に突っ立っているまぜな気づき、目を見開いた。
ぷり
まぜ
まぜもびっくりして目をまんまるくした。
まぜ
ぷり
ぷりの目が細くなり、くくっと、人懐こい笑いを浮かべた。
ぷり
ぷり
まぜ
まぜ
ぷり
ぷり
まぜ
まぜは身をひるがえすと、走って家に帰った。
そういえばぷりと一生に帰るのは、今日が初めてだったな。
あきせんせ
あきせんせ
あきせんせ
まぜ
あきせんせ
あきせんせ
あきせんせ
つき
ぷり
まぜ
ぷり
ちぐ
あと
けち
ちぐ
あきせんせ
ちぐ
あと
けち
まぜ
ぷり
あきせんせ
ぷり
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