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これは2chスレを元にした物語です。
少しホラーな表現がでますので
苦手な方は見るのをここで やめた方がいいと思います
なお、こちらの物語は1話、2話、3話と分けて出しますので更新が遅くてもお許しください
それでは……
行ってらっしゃいませ
これは俺が体験した
少しホラーなエピソードである
当時の俺は小学6年生で
兄の紫くん、赤、青、弟の橙、黄と
6人兄弟だった
そしてどこにでもあるようなアパートに住んでいた
夜になったらいつも畳の部屋で、兄弟皆で枕を並べて川の字で寝ていた
ある夜、紫くんと赤2人が体調を崩し紫くんに頼まれて俺が消灯することになった
紫
桃
紫
赤
桃
洗面所
居間と電気を消し
テレビ等と消して畳の部屋に戻って
紫くんに電気を全て消してきたことを伝えた
桃
紫
桃
紫
桃
桃
桃
橙
黄
桃
布団に潜り弟達の様子を見てから俺は眠りにつこうとした
でも、その日はいつもより早い就寝でなかなか寝れなかった
それでしばらくの間天井をぼーっと眺めてた
すると突然、静まりきった部屋のどこかで 「カン、カン」とおかしな音が響いた
桃
俺は布団からガバッと起き、暗い部屋を見回した
だけど、そこには何も無かった
「カン、カン」
少ししてさっきと同じ音が聞こえてくる どうやら居間の方から鳴ったようだ
そして隣にいた青兄が
青
と訊いた 空耳などではなかったらしい
もう一度部屋を見回すが弟と兄2人が寝ているだけでなんの変哲も無かった (へんてつ)
桃
桃
と疑問に浸っていると青兄もさっきの音が気になったらしく
青
と言った。俺も青兄と一緒に部屋を出て 真っ暗な居間へと歩いていった
そしてキッチンの近くから今を覗いた
そこで俺たちは見てしまった
桃
青
なんと居間の中央にあるテーブルの上に人が座っていた
その人は俺たちに背中を向けていたから顔まではわからなかった
でも腰の辺りまで伸びている髪、ほっそりとした体型、身につけている白い着物のようなものから 女であるということがわかった
俺はぞっとして青兄の方を見た
桃
でも青兄は俺の視線には少しも気づかず、その女に見入っていた
青
その女は真っ暗な居間の中で、背筋をまっすぐに伸ばしたままテーブルの上で正座をしていてぴくりとも動かなかった
俺は恐ろしさのあまり足をガクガク震わせていた
声を出しては行けない、もし出せば恐ろしいことになる。
その女はこちらには全く振り向く気配もなくらただ正座しながら俺達にその白い背中を見せているだけだった
白い着物の女
桃
青
しばらくその女を見ていたが俺は耐えきれなくなり
桃
と大声でなにか叫びながら寝室に飛び込んだ
俺は紫くんを起こし
桃
紫
そういう紫くんを引っ張って、居間へと連れていった
居間の明かりをつけると、青兄がテーブルの側にたっていた
さっきの女はどこにもいなかった テーブルの上をきちんと片付けてあり何も置いてなかった
しかしそこにいた青兄の目は虚ろだった 今でもはっきりと青兄の表情を覚えている
俺と違って、彼は何かに怯えている様子は微塵もなく、テーブルの上だけをじっと見ていた。
第1話 終了