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【あの夏が飽和する。】

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【あの夏が飽和する。】

1 - “ 君 ” は何も悪くないよ 。

♥

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2025年09月29日

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____ それは、

まるでフィクションかのような、

僕と “ 君 ” の物語。

忘れない、

いや、

“ 忘れられない ”

あの “ 思い出 ” 。

その物語の始まりは、

梅雨の時だった___。

Kimi .

__昨日さ 、
人 、殺したんだ 。

Boku .

えっ .ᐣ

君はそう言ってた。

梅雨時、ずぶ濡れのまんま、 部屋の前で泣いていた。

Kimi .

殺したのは 、
隣の席の虐めてくる
アイツ 。

Kimi .

もう嫌になって 、
肩を突き飛ばして
打ちどころが  、
悪かったんだ 。

Kimi .

もう 、ここには
居られないと
思うし 、どっか
遠いところで 、
死んで来るよ 。

そんな君に僕は言った__。

Boku .

それじゃ 、
僕も連れてって 。

財布を持ってナイフを持って、 携帯ゲームもカバンに詰めて、

要らないものは全部、 壊していこう。

あの写真も、あの日記も、

今となっちゃもう要らないさ。

“ 人殺し ” と “ ダメ人間 ” の

“ 君 ” と “ 僕 ” の

旅だ___。

そして、僕らは逃げ出した。

この狭い狭い、この世界から__。

家族もクラスの奴らも何もかも全部捨てて、

“ 君 ” と “ 2人 ” で___。

遠い遠い誰も居ない場所で、

“ 2人 ” で死のうよ__。

もう、この世界に価値などないよ。

“ 人殺し ” なんてそこら中湧いてるじゃんか。

Boku .

君は何も
悪くないよ 。

Kimi .

……… 。

【あの夏が飽和する。】

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