🇷🇺
中国のせいだろ…
🇨🇳
はぁ!?我なんも悪くないアル!!
🇷🇺
なにがだよ!!お前のせいだろ!!
そう声を荒らげるロシアが怖く見えた
酒を飲んでいる時にしか出ない大声 それが自分に向けられていると思うと怖くなったんだ
🇨🇳
ヒッ…あ…ぁ…
🇷🇺
ふんっ…もう俺部屋戻るから
🇨🇳
あ…ぁ…ろしあ…ごめ…
その声はドスドスという足音にかき消されロシアはドアをバタンっと閉めてしまった
🇨🇳
あ…あぁ……
思わずその場に座り込んでしまう 座り込むぐらいならロシアの部屋に向かった方がいいんだろうが生憎足に力が入らない
🇨🇳
ねえ…ロシア…ロシアァ……
…
🇨🇳
何やってるんだろ
🇨🇳
バカらし…
🇨🇳
そもそも我悪くないんだから泣く必要も謝る必要もないアル…
そう思っていても心の隙は埋められないものでジワジワとロシアのあの姿がまた心を埋めつくす
🇨🇳
ロシア
気づけばロシアの部屋の前にいた
さっきはあんなに動かなかった足が無意識に動いていたのだ
🇨🇳
ロシア……
🇨🇳
返事してアル
🇨🇳
ロシア…
さっきまで自分は悪くない、謝る必要もないとずっと考えていた
だが
🇨🇳
(嫌いになった…?)
ロシアに嫌われたら我は…
🇨🇳
ヒグッウッウゥッ…(泣
🇷🇺
中国……?
急にロシアの部屋の扉が開いた
おそらく部屋の中まで泣き声が聞こえていたのだろう
🇨🇳
ロシア…嫌いにならないでアル…
🇷🇺
嫌いになるわけないだろ
🇷🇺
少し頭を冷やしたかっただけだ
そういいながら優しく抱きしめてくれる
🇨🇳
撫でて…
🇷🇺
お前は撫でられるの好きだな
🇨🇳
ロシアだから好き…
🇷🇺
…それお前の兄にも同じこと言ってんだろ
🇨🇳
台湾は台湾、ロシアはロシア
🇷🇺
はいはい
🇨🇳
んふふ…
🇨🇳
我爱你
🇷🇺
…
🇷🇺
я тебя люблю