, 消 え た 初 恋 ,

〇林間学校からしばらくたったある日〇

ニヤニヤしながらも佐久間を見つめるも 本心は嬉しいようで顔は喜んでいる

手を引かれるがまま渡辺に体育館へと連れて行かれる

〇 体育館 〇

真剣な顔でバレーに打ち込む阿部の姿を見て改めて見惚れてしまう

佐久間の背中を勢いよく押す もちろん佐久間は不意を疲れたためそのままよろけてあっけなく体育館の中へ入り倒れ込む

体育館の中へ倒れ込んで来た佐久間を見つけると声をかけようと近寄るが集合の声がかかってしまう

心配そうに佐久間を見ながら集合の声がかかった方へ駆け寄っていく

すぐ立ち上がって渡辺の元へ急いで戻り 掴みかかるような勢いで言い寄る

なんて言い合いをしているうちにバレー部の話は進んでいき試合という単語が聞こえる

なんて会話をしながらも話を聞いていると相手校に美人マネがいるとのこと しかもその子が阿部を狙っているんじゃないか , とザワついている

佐久間の恋は前途多難なようです

さっきの話が頭から離れず動揺しながら 飲み物を飲む佐久間に話しかける

変なところにジュースが入ってしまい噎せてしまう

佐久間はすぐさまケータイを取り出し トークアプリを開いて阿部とのトーク欄を開く

そんなことを考えていると悩みの種となってる本人が前を通り目が合うがすぐ逸らされて去られてしまう

声をかけるが当の本人は阿部になんて送るか葛藤中で渡辺の話は聞いていなかった

〇 その日の夜 〇

まだ阿部になんて連絡をしたらいいのか分からず悩んでいた

そう呟きケータイの電源を落とそうとすると母親の大きい声が響いた それにびっくりして思わずケータイを落としそうになる所をキャッチして母親に返事をする

何となくケータイを見ると先程打った文字が送信されていた

悩んでいる間に既読が付いてしまう

既読が付いたあと暫く返信が来ることは無かった

モヤモヤしながら寝ようとした瞬間通知音が鳴り響く。 急いで確認すると阿部からで ｢明日学校で話す｣ とだけ書いてあった

その日は更にモヤモヤして暫く寝られなかった