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翌日、練習後
朝
体育館の隅でタオルを畳みながら霧矢がぽつりと言った
影山は水を飲んでいた手を止め、 わずかに顔を向ける
影山飛雄
それだけ
でも、耳の先がほんのり赤い
朝
朝
朝
影山飛雄
"気持ち"という言葉に、 影山の心臓が一瞬跳ねた
影山飛雄
影山は顔をそらしながらタオルで汗を拭く
だけどその間も、さっきの彼女の言葉が頭の中でリピートする
"気持ちが伝わってくる"
……もし、それが本当に届いたとしたら
それはきっと、バレーじゃない別の"想い"の話になる
その日の帰り道
たまたま同じ方向になった二人は、 並んで歩いていた
朝
影山飛雄
朝
影山飛雄
朝
影山飛雄
朝
影山飛雄
またしても顔が真っ赤になる影山
そんな彼の横顔を朝は少しうれしそうに見つめていた
朝
__ __だけど、彼にその気持ちを伝えるには、もう少し時間が必要だった