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395
灰猫
40
43
#類司
ねる
259
二人で協力してぬいぐるみを出口まで運ぼうとする愛莉と司
司
類
司
冬弥
司は山を崩して反動で咲希を出口付近に運ぶ
司
咲希の隣に大きな山ができる
司
冬弥
類と同様に冷静な視点を持つ冬弥の言葉すら、今の司には「咲希を後回しにする冷酷な正論」に聞こえてしまう
雫
司
雫の言葉は司の心臓を鷲掴みにした
司
司は歯を食いしばり、冬弥の制止を振り切って、クレーンのアームを「特大の山」へと叩きつける
「ガコン!」
雫
大量のぬいぐるみが、まるで生き物のように咲希の人形へと襲いかかる。 咲希の小さな人形が、色鮮やかな「景品」の波に飲み込まれ、完全に見えなくなる。出口(ゴール)へ向かうはずの軌道は塞がれ、代わりに雫の人形だけが衝撃で出口付近へと弾き飛ばされる
司
雫
愛莉
司はレバーを握ったまま、石のように固まっている。自分の右手が、咲希を救うための手が、彼女を闇の底へ沈めたという事実
司
カエルタマゴ
パステルカラーの山に埋もれた咲希の人形と、取り残された自分。タイムリミットの電子音が響く中、雫だけが「正解」を見つける
彼女は愛莉を見つめ、いつものおっとりとした、けれど芯の強い声で告げる
雫
愛莉
雫
愛莉
愛莉は雫の下にクレーンを持っていく。雫はそのクレーンをしっかりつかんだ。そして、
雫
クレーンを離した。雫が落ちた反動で咲希のぬいぐるみが出口まで飛んでいく
カエルタマゴ
カエルタマゴは場違いな明るい声をあげる
愛莉
愛莉はアクリル板を叩き泣き叫ぶ
雫
愛莉
雫
愛莉
愛莉がそう言い終わると同時に雫はクレーンでどこかに運ばれる。その顔はとても穏やかで…それすらも無機質なタマゴに変化した
咲希
生還した咲希を抱きしめ、司は地面に膝をつく
妹は助かった。けれど、その代償は「自分を信じてくれた仲間の命」だった
司
コメント
1件
うわああ……第13話、心臓がぎゅっとなりました。司くんの「咲希だけは絶対助ける」という一心が空回りして、結果的に雫さんを犠牲にする形になってしまう展開、切なすぎます……。特に、冬弥の制止すら「冷酷な正論」にしか聞こえなくなってしまう心理描写がリアルで、読んでいて胸が痛かったです。そして雫さんの「愛莉ちゃんは私の誇りよ」という台詞、優しさと強さが滲んでいて涙が止まりませんでした……。ゆっきーなさんの描く登場人物たちの感情の重なりが、本当に繊細で素敵です。続きが気になります。