つま先立ち

つま先立ち 青黄

君と初めて出会ったとき、 一目惚れしたんだ。

上にある本を取ろうとしているん だろうが身長が届いていない。

手を伸ばしてぴょんぴょんと 必死に取ろうとしているところが 可愛くて、つい話しかけてしまった。

彼が指差したのは 辞書みたいなぐらいの分厚い本

取れるかな...

一目惚れした彼にカッコイイところを 見せたくて声をかけたけど

正直言って、僕と彼の身長は そこまで変わらないぐらいで 数センチ違うくらいだ。

普通の小説を取るならまだしも あんな分厚い本を取るのは 結構きついかもしれない

よしっ、届いたっ。 そう思い、取った瞬間

急に彼が喋ったと思って、 彼の方を見た。

そしたら凄く彼の顔は歪んでいて 本棚を小さく指差していた

僕が、本棚に視線を移した その瞬間

ﾄﾞｻﾄﾞｻﾄﾞｻｯ

鈍い音がなり、気づいたら 辺りが本だらけになってしまった。

どうやら本を取ろうとしたときに その周りの本も一緒に ついてきたようだ。

今更すぎる、本の取り方を 彼に教えて貰ったあと しっかり落ちてきた本を戻した。

カッコイイところを 見せるつもりが恥ずかしいところを 見せるだけになってしまった

気まづい... とてつもなく気まづい

嬉しくてつい間抜けな声が出てしまう

恥ずかしく、痛い思いをしたが 彼を知るきっかけになったのだから いいだろう

そう思って足軽に2人で図書館を出た

そう、見ての通り僕達は あれから無事結ばれた。

こんな風に、いつも くだらないことを言い合って 笑って、

ほんとに黄くんと付き合えて 良かったなとつくづく実感する。

まぁ、特に夜の時が可愛いんだけどね

隣にはすやすやと寝息を立てている 黄くん。

まだ、起きたてでぽやぽやした 黄くんに最高の提案をしよう

end

本日2本目の投稿いかがでしたかー？

自信作かもしれない！(調子にのるなｯ)

本日1本目の投稿は伸びなさすぎて 泣いたので(大嘘)明日見た時 ♡300なかったら消しますっ

最近、消しすぎじゃない？と思った そこの貴方、大丈夫です 私が1番自覚しているので(白目)

それではばいばいっ