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イリス・ゼラニウム
イリス・ゼラニウム
イリス・ゼラニウム
あの後私は、お母さんと魔法警察に連れられて、気が付いたら知らない部屋に居た。
暗い暗い、石壁に囲まれた部屋で、
かれこれ1~2時間程閉じ込められたまま。
イリス・ゼラニウム
イリス・ゼラニウム
前世から、私は警察というものが苦手だった。
苦手になったのは、前世の家族が死んだ時からだったかな。
家族が死んだと突然聞かされ、呆然としている私に淡々と言葉を投げ掛ける…
その姿に、私は言いようの無い不気味さと嫌悪感を感じた。
イリス・ゼラニウム
イリス・ゼラニウム
ああ、やっぱり駄目だ。こんな場所。
精神年齢が体に引っ張られている今、 こんな所に長時間入れられたら…
子供の体なんて、パニックで過呼吸くらいなる。
イリス・ゼラニウム
イリス・ゼラニウム
涙とヨダレが止まらない。 体も思うように動かない。
トラウマもんだ。こんなの どうしてくれるんだ
苦しいよ…誰か……
茜 アカネ
イリス・ゼラニウム
茜 アカネ
茜 アカネ
茜 アカネ
イリス・ゼラニウム
めいいっぱい手を伸ばしても、なぜなのか届かない。
分かってる。これが幻覚だって事なんて。 それでも、幻覚でも良いから会いたかったんだ。
茜 アカネ
茜 アカネ
茜 アカネ
段々と茜の姿が透けて、石壁が見えるようになってく。
イリス・ゼラニウム
茜 アカネ
茜 アカネ
茜 アカネ
イリス・ゼラニウム
バッと身体が動くようになると、茜の姿は綺麗さっぱり居なくなっていた。
呼吸もしやすくなっていて、さっきの出来事など存在しなかったかのように、 部屋は静まり返っている。
イリス・ゼラニウム
キイッと音をさせながら格子戸が開いた。
向こう側には、申し訳なさそうな顔をした魔法警察が、格子戸を開けていた。
魔法警察
魔法警察
言いにくそうに口をモゴモゴさせながら、しばらくたってようやく口を開いた。
魔法警察
魔法警察
イリス・ゼラニウム
イリス・ゼラニウム
泣き疲れて、もう一滴の涙も出なかった。
魔法警察
イリス・ゼラニウム
イリス・ゼラニウム
魔法警察
魔法警察のお兄さんは、何も言わなかった。
イリス・ゼラニウム
魔法警察
イリス・ゼラニウム
魔法警察
…多分、今日の出来事を私は一生 忘れられないだろうな。
みそらーめん
みそらーめん
みそらーめん
みそらーめん
みそらーめん
みそらーめん
みそらーめん
みそらーめん
みそらーめん
みそらーめん