/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
みんなの暴力から耐えられなくて、サボって。
でもサボり場所にもいじめっ子が来て、居場所が無かった。
隠れ場所が無かった。
逃げ場所が見当たらない。どこに行けばいい？
どこに逃げれば俺は助かる？
家も学校も助けてくれる所なんて多分ない。
•*¨*•.¸¸♬︎•*¨*•.¸¸♬︎•*¨*•.¸¸♬︎•*
日向
私、屋上で靴を脱ぎかけた時に
日向
三つ編みの先客に声をかけてしまった
日向
｢ねぇ、やめなよ｣
日向
口をついて出ただけ
日向
本当はどうでもよかった
日向
先を越されるのが、何となく、癪だった
日向
三つ編みの子は、語る
日向
どっかで聞いたようなこと
日向
｢運命のヒトだった。どうしても愛されたかった｣
日向
ふざけんな
日向
そんなことくらいで
日向
私の先を越そうだなんて！
日向
欲しいものが手に入らないなんて
日向
奪われたことすらないくせに！
日向
｢話したら楽になった｣って
日向
三つ編みの子は消えてった
日向
さぁ、今日こそはと靴を
日向
脱ぎかけたらそこに
日向
背の低い女の子
日向
また声をかけてしまった
日向
背の低い子は語る
日向
クラスでの孤独を
日向
｢無視されて、奪われて、居場所がないんだ｣って
日向
ふざけんな
日向
そんなことくらいで
日向
私の先を越そうだなんて！
日向
それでも、家では愛されて
日向
温かいご飯もあるんでしょ？
日向
｢お腹がすいた｣と泣いて
日向
背の低い子は、消えてった
日向
そうやって何人かに
日向
声をかけて
日向
追い返して
日向
私自身の痛みは誰にも
日向
言えないまま
日向
初めて見つけたんだ
日向
似たような悩みの子
日向
何人目かに会ったんだ
日向
黄色いカーディガンの子
日向
家に帰る度に
日向
増え続ける痣を
日向
消し去ってしまうため
日向
ここに来たのと言った
日向
口をついて出ただけ
日向
本当はどうでもよかった
日向
思ってもいないこと
日向
でも、声をかけてしまった
日向
｢ねぇ、やめてよ｣
日向
あぁ、どうしよう
日向
この子は止められない
日向
私に止める資格がない
日向
それでも、ここからは消えてよ
日向
君を見ていると苦しいんだ
日向
｢じゃあ今日はやめておくよ｣って
日向
目を伏せたまま消えてった
日向
今日こそは、誰もいない
日向
私一人だけ
日向
誰にも邪魔されない
日向
邪魔してはくれない
日向
カーディガンは脱いで
日向
三つ編みを解いて
日向
背の低い私は
日向
今から飛びます
日向
(まさに、、俺だ)
〇〇
ｶﾞﾀｯ
日向
！
日向
(気のせいか、、)
/s/[storyId]/_containers/next-in-series-container/next-in-series/assets/list-icon.c10ab777f3210550.svg){kind=icon}
作品ページ
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
