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R.A 316

今日…外に出れるんだな?

R.A 286

うんっ☆おねーさんがボクにしっかり言ったからね!

R.A 316

外の世界はどんなものが広がっているのか

R.A 316

とても気になると思わないかい?

R.A 286

そう…だね

言の葉党 党員

R.A 286!こっちに来い

俺ならやれる、本当のR.A286の為にも……

R.A 286

ハイハーイっ!おねーさん、ボクはココだよ〜っ

言の葉党 党員

私を待たせるな、お前なら分かっているだろう?

R.A 286

おねーさんの言う事は絶対だって事ならちゃんと分かるよ!

言の葉党 党員

フッ、まぁそんな事は今はどうでもいい

言の葉党 党員

お前には外に出てもらう

言の葉党 党員

任務は上に言ったら伝えられる

R.A 286

遂にボクも外に行けるんだね〜っ!ドキドキしちゃう♡

言の葉党 党員

私らは戯言を聞く程暇ではない、行くぞ

R.A 286

ハイハーイっ☆

……ここで本当なら外に行ける訳だが

R.A 286

ねぇおねーさん!

言の葉党 党員

なんだ、さっさと話せ。暇ではないと言ったろ

R.A 286

外の世界って楽しい?

言の葉党 党員

っ……!?

言の葉党 党員

お、お前にそれを知る意味なんてない、急げ

R.A 286

…ふーん

R.A 286

(行けるか?)

R.A 286

(大丈夫、おっけーだよ)

言の葉党 党員

R.A 286、早く来いと言ってるだろ!

彼女は俺の服を思いっきり引っ張った

R.A 286

う゛うっ…!

それは流石に可哀想じゃない?

言の葉党 党員

この甲高い声…まさか!?

R.A 286

ボクだよ、おねーさん♡

R.A 286

やっと来たか!

R.A 286

行くのが遅くなっちゃった、ごめんねっ…!

言の葉党 党員

R.A 316だと!?失敗作の分際でなんの用があるんだ!

R.A 286

本当の失敗作は俺だよ

言の葉党 党員

この口調…お前ら…

言の葉党 党員

クソっ…!お前らマイクも持ってないのに抵抗しようとするなんて……

R.A 286

皆は持ってないよね〜…

R.A 286は真性ヒプノシスマイクを取り出した

言の葉党 党員

含みのある言い方をしやがっ……お前…何故持っている!下ろせ!

R.A 286

くれたのはお前だろ、〝おねーさん〟

R.A 286

よぉし!やっちゃうぞ〜っ☆

R.A286のリリックが党員達に当たっていく

R.A 286

す、凄い…こんなにも彼は……

R.A 286

今のうちに、逃げて!

R.A 286

う、うん…!

R.A 316

行くしかない、これを登ったら……

R.A 316は反対の方向に走っていった

R.A 316

R.A286、行くぞ!上は安全そうだ…!

R.A 286

…そう…だ……ね

R.A 316

なっ…!大丈夫か!?

R.A 286

もう…駄目……だ…よ

R.A 286

あの…マイ…ク…は………ね

R.A 286

使ったら……も…う……

R.A 316

何を言っているんだ?

R.A 316

俺にそんな事教えてくれなかったじゃないか!

R.A 286

ほ…ら…あれ…拾っ……て

指を指した所には党員が持っていたマイクがあった

R.A 286

……逃……げ…

R.A 286

R.A 316

どうしたんだ……返事……返事して…よ……

R.A 316

なんで彼が……

R.A 316

分かった、俺…頑張るよ

俺はそして外に出た

R.A 316

……気が済んだか?

夢野幻太郎

まぁ…大体の事は

有栖川帝統

…ごめんな、お前

R.A 316

なぜ謝る?俺は人より小さいただの玩具さ

有栖川帝統

いや…俺のお袋のせいでそんな事が起こってるって知らなくてな

夢野幻太郎

そうだ、R.A 316…もとい、乱数

R.A 316

なん…だ?

夢野幻太郎

小生らと乱数に会いに行きませんか?

R.A 316

なんのために…そんな事を

夢野幻太郎

姿は同じでも全然違うので面白いかと

有栖川帝統

確かにな

夢野幻太郎

あと…乱数が喜びそうですし

R.A 316

乱数…

R.A 316

R.A 214の事か

有栖川帝統

誕生日と同じナンバーだな

夢野幻太郎

え、まさかそれで決められていたっ…!?単純過ぎではっ!?

夢野幻太郎

可哀想に…私の様な素晴らしい小説家なら素晴らしい設定が思いつくのにっ…

R.A 316

……

夢野幻太郎

そんな目で小生を見ないでください

夢野幻太郎

似てる様で本当似てませんよね

有栖川帝統

それがこっちの乱数のいい所なんじゃねーの?

夢野幻太郎

一理ありますねぇ

彼はまるで夢のように儚い幻想

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