熱波が体育館を襲う中、練習を重ねていた
___彼女は何を考えているのだろうか
五色 工
白布賢二郎
五色 工
白布賢二郎
瀬見 英太
白布賢二郎
瀬見 英太
五色 工
白布賢二郎
鷲匠監督
白布賢二郎
熱帯夜の始まる時刻___静かな公園
白布賢二郎
俺の好きだった白崎と今の白崎は別人だ
でも___
白布賢二郎
その時視界の隅で白いものがビクッと震えた
白布賢二郎
白布賢二郎
季節外れのわずかな桜の匂いがした
白崎 桜
白布賢二郎
白崎 桜
素っ気なくも丁寧な所作
以前の彼女との違いがくっきりと分かる
白布賢二郎
あの頃は俺からなんて絶対謝らなかった
白崎 桜
そして、あの頃の彼女はこんな顔しなかった
白布賢二郎
白崎 桜
思い出したように鞄の中を探り出した
僅かな間の後、1枚の白い封筒が出てきた
白崎 桜
白布賢二郎
白崎 桜
白崎 桜
白布賢二郎
夜の公園に夏の蒸し暑さだけが残された
白布賢二郎
あたりは静まり返っていた
数ヶ月前の春の陽気はどこへ行ったのだろうか
白布賢二郎
ふと目をやると、机の上に封筒が置かれていた
白布賢二郎
その中にはノートの切れ端のような手紙が二つ折りに入っていた
白布賢二郎
少し緊張しているのが自分でも分かる
切れ端を開いた中には小さな文字でこう書いてあった
白布へ 好きで
白布賢二郎
それを見た瞬間、目が熱くなって鼻の奥が痛くなった
まだ書きかけの手紙。これを書き上げる前に彼女は___
白布賢二郎
大会まで、あと1週間___
NEXT→♡20 追記:ゲストさんからしかいいね来てないんですけど…ゑ?
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