テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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雪華と桜華の物語

第23話 - 胡蝶姉妹

2022年03月25日

#鬼滅の刃夢小説

#オリキャラ注意

あ

ラーメン

皆様ラーメンです

ラーメン

今回は雪華達が鬼殺隊士に
なってから二年後の話です

ラーメン

急に飛びますが、そうしないと
物語が進まないのでね…

ラーメン

それでは本編どうぞ！

蕗谷雪華

んぅぅぅー今日もいい天気！

あれから二年の月日が経ちました

私は今年で13歳になって身長も伸びてきました

桜華達も頑張って任務に行っています

私は任務が昨日終わり、少し骨をやってしまったので、藤の家紋の家にきております

なんで如月さんのところじゃないかって？

流石に何年も如月さんのところに頼りっぱなしじゃだめだから、如月さんの家には行っておりません

琉絆

カァァァ

蕗谷雪華

琉絆

ﾄﾝｯ(雪華の肩にのる)

琉絆

ｸｲｯ

蕗谷雪華

手紙…ありがとう

琉絆

カァー

パサっ

蕗谷雪華

如月さんからだ

雪華へお元気でしょうか？私は元気もりもりです。これからも辛い事があると思いますが、頑張ってくださいそれと、たまにでもいいから家に寄ってきてね。この手紙を書いてる時は桜華と杏亮がいます。あの二人は頻繁に帰ってきます。また、雪華も余裕がある時は家に帰ってきて一緒に話をしたいです。如月朱里

蕗谷雪華

如月さん…

私達は文通をしています、どの言葉も私からしたらとてもありがたい言葉なので、心に染みてきます

蕗谷雪華

返事を後で書かないとだね

琉絆

カァー

蕗谷雪華

今日は任務もないし、ゆっくり
できそう

蕗谷雪華

如月さんの家はこの前行ったばかりだし…

蕗谷雪華

今はやめておこうかな

蕗谷雪華

どうしよっかな

蕗谷雪華

………

蕗谷雪華

そこら辺を歩くか

私は藤の家紋の家を後退りにし、街中を歩くことに

ｶﾞﾔｶﾞﾔ

蕗谷雪華

意外と人が多いな…

蕗谷雪華

(私、あんまり街中とか行かない
し、どうやって行ったらいいの
か分からないんだよな)

蕗谷雪華

(とりあえず歩かないと…)

ドンッ

蕗谷雪華

あてっ

地面に手をつく

？？

ごめんなさい、ぶつかってしまって

蕗谷雪華

あっいえ大丈夫です

ｽｯ(？？が手を差しのべる)

ﾋｮｲ

蕗谷雪華

わっ

蕗谷雪華

(凄い…この人、私をすんなり
持ち上げて)

？？

あら？貴方鬼殺隊？

蕗谷雪華

え、あ、はい

？？

私と同じねぇ

蕗谷雪華

貴方も鬼殺隊士なんですね…

？？

そうなのよ〜けれど
こんな小さい子が鬼
殺隊士なんてね〜

？？

私の妹と同じぐらいだわぁ

蕗谷雪華

そ、そうなんですね

？？

あら？貴方怪我してるわね

蕗谷雪華

うっ(なんでバレたんだ？)

？？

うちのところにおいで、
歓迎するわ〜

蕗谷雪華

え？

ﾋｮｲ(お姫様抱っこ)

蕗谷雪華

わわっ

蕗谷雪華

ちょっとまっt

ｼｭﾀ

？？

到着よ

蕗谷雪華

…え？

蕗谷雪華

(速すぎる…この人…何者？)

？？

こっちよ

蕗谷雪華

(ついてった方がいいのかな…)

蕗谷雪華

…

ﾃｸﾃｸ

ここは？？の廊下です

？？

貴方の部屋はこっちね

蕗谷雪華

…あの！

？？

どうしたのかしら？

蕗谷雪華

私、骨は折れていますが、
全然動けるので、大丈夫です

？？

だめよ、自分の体は自分で
把握しておかないと、いずれ
大変な事になるんだから

？？

貴方にも怪我はしてほしくないのよ

蕗谷雪華

(…なんだろう、この人の匂い
とても優しい、)

？？

それに、私がぶつかって骨に
またひびがいってるのかも知
れないし

蕗谷雪華

でも私は本当に大丈夫なんです

蕗谷雪華

骨なんていくらでも折って
ましたし、そのうち治りま
す

蕗谷雪華

ですかr

？？

姉さんｯｯ!

蕗谷雪華

！

？？

この子全然だめだわ！

？？

あら、しのぶ

？？

…あれ？そちらの方は？

？？

私が街中を歩いているときに
出会ったのよ、それでぶつか
ってしまって

？？

この子、骨が折れているのよ

？？

そうなの

？？

名前は？

？？

そういえば名前はお互い
言ってなかったわね

蕗谷雪華

あ、初めまして

蕗谷雪華

私は蕗谷雪華と申します

？？

こちらも挨拶しないとね

胡蝶カナエ

私は胡蝶カナエと言います

胡蝶カナエ

そして、こちらが私の妹の

胡蝶しのぶ

胡蝶しのぶです

蕗谷雪華

よ、よろしくお願いします

胡蝶カナエ

ﾆｺｯ

胡蝶カナエ

それで、さっきの話に戻すけど
本当に大丈夫なの？

蕗谷雪華

はい！痛みはないと言ったら嘘に
なりますが、大丈夫です！

胡蝶しのぶ

姉さん、いいんじゃないの？
本人がそう言ってるのだから

胡蝶カナエ

そう…でも無理はしないでね
いつでもここに来てもいいから

蕗谷雪華

ありがとうございます！

蕗谷雪華

それと、ここってなんのための
邸なんですか？

胡蝶カナエ

ここは負傷した隊士達が
集まっている場所よ

胡蝶カナエ

つまり、治療所なの

胡蝶カナエ

名前は蝶屋敷ね

蕗谷雪華

なるほど…

蕗谷雪華

だから私が連れてこられたって
ことですか

胡蝶カナエ

そうなの

蕗谷雪華

分かりました、負傷した時は
ここに来させてもらいます

蕗谷雪華

それでh

ｶﾞｼｯ

蕗谷雪華

…へ？

胡蝶カナエ

雪華ちゃん

蕗谷雪華

は、はい

胡蝶カナエ

少しお時間頂けるかしら

蕗谷雪華

えっと…

蕗谷雪華

(どうする私！ここは断るべきなのか…
はたまた誘いに乗るべきなのか？！)

ﾁﾗｯ

蕗谷雪華

(うぅーこの人からは悪意の匂い
がしないんだよな、それどころか
善意の匂いしかしない…)

蕗谷雪華

(初対面だし、どうすればいいか)

蕗谷雪華

(…私、今日暇だし、少しぐらいなら…)

蕗谷雪華

(よし！)

蕗谷雪華

はい、いいですよ、私は
今日することがないので

胡蝶カナエ

本当に！ありがとう！(ﾆｺｯ

胡蝶カナエ

それじゃあ着いてきてもらえるかしら？

蕗谷雪華

は、はい

胡蝶カナエ

しのぶ、カナヲのところに
案内してくれない？

胡蝶しのぶ

別にいいけど…

胡蝶しのぶ

あの、こっちです

蕗谷雪華

はい

ﾃｸﾃｸ

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

胡蝶カナエ

カナヲ〜ただいま

栗花落カナヲ

……

蕗谷雪華

えっと…この子は？

胡蝶しのぶ

私達が歩いていた時に
この子を買ったのよ

蕗谷雪華

(買う…)

胡蝶しのぶ

でもねこの子全然だめなの

胡蝶しのぶ

言われないと何もできないのよ

胡蝶しのぶ

食事だってそうよ、食べなさいっ
て言わなきゃずっと食べないの

胡蝶しのぶ

ずっとお腹鳴らして

胡蝶カナエ

まぁまぁそんなこと言わずに

胡蝶カナエ

姉さんはしのぶの笑った顔
が好きだなあ

胡蝶しのぶ

だって！

胡蝶しのぶ

自分の頭で考えて行動できない
子はだめよ危ない

胡蝶しのぶ

一人じゃできないのよ

胡蝶カナエ

じゃあ一人の時はこの銅貨を
投げて決めたらいいわよ

胡蝶カナエ

ねーカナヲ

蕗谷雪華

(銅貨で決める…？)

胡蝶しのぶ

姉さん！！

胡蝶カナエ

そんなに重く考えなくて
いいじゃない

胡蝶カナエ

カナヲは可愛いもの！(ﾎﾜｯ

胡蝶しのぶ

理屈になってない！！

胡蝶カナエ

きっかけさえあれば人の心は
花開くから大丈夫

胡蝶カナエ

いつか好きな男の子でも
できたらカナヲだって変
わるわよ

蕗谷雪華

……

ﾁﾗｯ

栗花落カナヲ

……

蕗谷雪華

(感情があまりない…全てが
どうでもいいみたいな…)

ｽｯ(カナヲの目の前に座る)

胡蝶しのぶ

？

蕗谷雪華

カナヲちゃん…？って言うね
初めまして

蕗谷雪華

カナヲちゃん、少しお話しても
いいかな？初対面だけど、

栗花落カナヲ

……

蕗谷雪華

……

蕗谷雪華

自分で決めるのって難しいと思うんだ

蕗谷雪華

小さい頃は特にそう、親に頼らな
ければ、生き方や世界観が変わっ
てくる

蕗谷雪華

でもカナヲちゃんは…きっと
違ったんだよね

蕗谷雪華

この世にどうでもいいことなんて
ないんだよ、全てが美しく、そして
儚い

蕗谷雪華

カナヲちゃんはとても辛いことがあった
んだよね、ごめんね、助けられなくて、

蕗谷雪華

貴方の感情を失わせてごめんなさい

胡蝶しのぶ

(…どうしてこの子が謝るの？
貴方は何も悪くないのに)

栗花落カナヲ

……

栗花落カナヲ

(なんだろう…とても暖かい)

蕗谷雪華

守れなくて、ごめんなさい

胡蝶カナエ

雪華ちゃん…

蕗谷雪華

…あのね、よかったら私と
お友達になってくれないか
な？

栗花落カナヲ

……

ｽｯ(銅貨を出す)

ﾋﾟﾝｯｯ

ｸﾙｸﾙｸﾙ

ﾊﾟｼｯ

栗花落カナヲ

……

栗花落カナヲ

いいですよ、私でよければ

蕗谷雪華

ありがとう！

ｶﾞｼｯ(カナヲの手を掴む)

栗花落カナヲ

わっ

蕗谷雪華

これからよろしくね！

栗花落カナヲ

…はい

胡蝶カナエ

カナヲの最初のお友達ね〜
良かったわねカナヲ(ﾎﾜﾎﾜ

蕗谷雪華

…えっともしよければ、カナエさんと
しのぶさんも私とお友達になってくれ
ませんか？

胡蝶カナエ

雪華ちゃんなら大歓迎だよ

胡蝶カナエ

ね、しのぶ

胡蝶しのぶ

う、うん

胡蝶しのぶ

えっとこれからよろしく
お願いします

蕗谷雪華

よろしくお願いします！
カナエさん！しのぶさん！

胡蝶カナエ

よ〜し！それじゃあこれから
親睦会を始めましょう！

胡蝶カナエ

お互いのことをもっと知りたいしね！

蕗谷雪華

それいいですね！

胡蝶しのぶ

え〜

栗花落カナヲ

……

胡蝶カナエ

それじゃあ私がお茶を用意
するから、みんなそこで待
っていてくれる？

胡蝶しのぶ

だめよ！姉さん！
私が淹れてくるから！

胡蝶カナエ

しのぶ、私だってこれぐらいは
できるわよ

胡蝶しのぶ

姉さんはだめ！

蕗谷雪華

…あの、もし良ければ私が汲みに
いきましょうか？

胡蝶カナエ

お客様にそんなことさせ
るなんてしないわよ

胡蝶カナエ

それじゃあしのぶと
一緒なら大丈夫？

胡蝶しのぶ

まぁそれなら

胡蝶カナエ

ﾌﾌｯ行きましょう

ﾄｯﾄｯﾄｯ

蕗谷雪華

行っちゃった…

栗花落カナヲ

……

蕗谷雪華

…少しお話してもいいかな？

栗花落カナヲ

はい…

蕗谷雪華

失礼を承知で聞くけど
カナヲちゃんは感情が
ないの？

栗花落カナヲ

…辛いというのが分からない…

栗花落カナヲ

私は前までは悲しいとか虚しい
とか感じてたけど、ある日何か
がぷつんと音がして、何も辛く
無くなった

栗花落カナヲ

幸せの意味も分からない

蕗谷雪華

…そっか

蕗谷雪華

カナヲちゃんは強い子だね
私なら死にたいって思うか
もしれない

蕗谷雪華

けど、いざとなったら死ねない

蕗谷雪華

自分が「死」というのに
怖がってしまうから

蕗谷雪華

とても辛く、怖く、怯えては
生きる

蕗谷雪華

そんな毎日の日々だと思うんだ

栗花落カナヲ

……

蕗谷雪華

カナヲちゃんはいつか幸せというのに
気づくと思うよ、今は何も感じないだ
けで、いつも間近にあるもの

蕗谷雪華

これは私の話なんだけどね

蕗谷雪華

私は最初、間近にあるものが幸せ
というのに気づかなかったんだよ

蕗谷雪華

けど失ってから気づいた

蕗谷雪華

なんだかぽっかり穴が空いていく

蕗谷雪華

って

蕗谷雪華

そこに、親の愛がなかったからかもね

蕗谷雪華

どんなことをしても、あらゆる手段を
つかって埋めようとしても、何も満た
されなく、それどころか穴が広がって
いく

蕗谷雪華

こんな感覚なんだって

蕗谷雪華

泣きたくなるぐらいだった

蕗谷雪華

でも、私が泣いたら、きっとあの子も
泣いてしまう、私はお姉ちゃんだから
妹を支えないと

蕗谷雪華

あの子にはもっと辛い思いをさせてる

蕗谷雪華

あんな小さい子なのにね…

蕗谷雪華

私がもっとしっかりしないと…

栗花落カナヲ

……

蕗谷雪華

でも思ったんだ

ﾊﾟﾝｯ！(自分の頬を叩く)

栗花落カナヲ

ﾋﾞｸｯ

蕗谷雪華

こんなこと考えてる暇があったら
迷わず進もうって

蕗谷雪華

私は前を向く、どんな辛いことがあっても

蕗谷雪華

けっして手放したらいけない
ものを守る

蕗谷雪華

…カナヲちゃん！

栗花落カナヲ

は、はい

蕗谷雪華

少しづつでもいいから、あなたには
心の底から笑ってほしい！

蕗谷雪華

これは難しいことかもしれないけど、
きっと誰かが教えてくれるから！

蕗谷雪華

幸せというものを！

栗花落カナヲ

…

胡蝶カナエ

はーい、お茶淹れて
きたわよ

蕗谷雪華

ありがとうございます！

胡蝶しのぶ

なんで立っているんですか？

蕗谷雪華

ちょっと私に向けて
言い聞かせてたんです

胡蝶しのぶ

はぁ…

胡蝶カナエ

雪華ちゃんは可愛いわねぇ

蕗谷雪華

ありがとうございます！

蕗谷雪華

カナエさんは美しいですね！

胡蝶カナエ

あらまぁ嬉しいわぁ

胡蝶しのぶ

姉さん…

蕗谷雪華

もう輝いてて、凄く麗しいです！

胡蝶カナエ

もう、雪華ちゃんったら
褒めても何もでないわよ

蕗谷雪華

本当のことです！

胡蝶カナエ

ﾌﾌｯ雪華ちゃんのこと知りたく
なってきたわね、しのぶ

胡蝶しのぶ

そうだね、私も聞きたいことが
あるから

蕗谷雪華

ﾊｯ

ｽﾄﾝｯ

蕗谷雪華

私もお二人のこと知りたいので
ばんばん聞いてください！

蕗谷雪華

カナヲちゃん

ﾎﾟﾝﾎﾟﾝｯ(膝に手を)

栗花落カナヲ

……

ｽﾄﾝｯ(雪華の膝の上へ)

胡蝶カナエ

あら？

胡蝶しのぶ

カナヲ…

蕗谷雪華

えへへカナヲちゃんは可愛いね
(ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

栗花落カナヲ

！(ﾎﾜﾎﾜ

胡蝶カナエ

ﾌﾌｯカナヲも少しづつ
進んでるわね

胡蝶しのぶ

そうだね

胡蝶しのぶ

(……雪華さんには人を惹きつける
魅力があるのかも)

胡蝶しのぶ

姉さんみたいだ

雪華と桜華の物語

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あ

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