白布side
いつの間にか○○は寝たみたいで、背中で寝息をたてていた
大体の予想はしていた
多分親に原因があるって
川西 太一
千華野 美琴
天二郎の同級生A
天二郎の同級生B
天二郎の同級生C
白布 天二郎
千華野 美琴
白布 賢二郎
白布 賢二郎
白布 天二郎
川西 太一
千華野 美琴
白布 賢二郎
白布 賢二郎
白布 賢二郎
白布 賢二郎
天二郎の同級生A
天二郎の同級生B
天二郎の同級生C
白布 賢二郎
翌朝
△△ ○○
千華野 美琴
千華野 美琴
△△ ○○
△△ ○○
千華野 美琴
△△ ○○
千華野 美琴
△△ ○○
△△ ○○
千華野 美琴
△△ ○○
千華野 美琴
△△ ○○
千華野 美琴
千華野 美琴
△△ ○○
千華野 美琴
千華野 美琴
△△ ○○
△△ ○○
千華野 美琴
△△ ○○
千華野 美琴
千華野 美琴
△△ ○○
△△ ○○
千華野 美琴
△△ ○○
千華野 美琴
△△ ○○
△△ ○○
千華野 美琴
△△ ○○
千華野 美琴
△△ ○○
千華野 美琴
△△ ○○
千華野 美琴
川西 太一
白布 賢二郎
川西 太一
白布 賢二郎
川西 太一
△△ ○○
千華野 美琴
川西 太一
千華野 美琴
川西 太一
千華野 美琴
△△ ○○
白布 賢二郎
白布 賢二郎
川西 太一
千華野 美琴
美琴と太一を送った帰り道、私と白布は河川敷のある一本橋のところに来ていた
橋を渡ってる途中、真ん中辺りで白布がふと止まった
△△ ○○
白布 賢二郎
△△ ○○
白布 賢二郎
ドンッ
白布が何かを言いかけた時、不意に大きいリュックを背負った誰かとぶつかった
△△ ○○
白布 賢二郎
橋から落ちかけた私は白布の手によって落ちずに済んだ
けど、視界の隅にうつった
スルッと外れて落ちていくヘアピン
△△ ○○
必死に手を伸ばした
カツンと指先とぶつかる
空気を掴んだ手が行き場を失った
掴めなかったと悟った瞬間、私はカバンを投げ捨て、白布の手を払い除け
川の中に飛び込んだ
白布 賢二郎
ドボンっ
沢山のあぶくが上へ上へと上がっていく
でもそんなことどうでもいい
私はひたすらにヘアピンを探した
無くしたくない、大事なもの
お守り代わりのもの
私とあの人を繋いでくれるもの
私が強くあれた理由そのものなんだ
ダメ
絶対ダメ
お母さんになんて言われようと
お父さんに手を出されようと
あれだけは手放しちゃダメだ
△△ ○○
△△ ○○
手で水をかき分けて深くそして隅々まで目を通す
石と石の間、草の間
流れてくる異物とぶつかりながら必死にヘアピンを探す
ガシッ
ふと、なにかに掴まれた
振り払おうとする前に、グイッと水面へと引っ張られる
河川敷の草むら
ザパッ
白布 賢二郎
△△ ○○
白布 賢二郎
白布に両手で支えられ、川の外に連れ出される
振り払おうにも、力が強くて出来ない
△△ ○○
白布 賢二郎
△△ ○○
白布 賢二郎
△△ ○○
△△ ○○
白布 賢二郎
△△ ○○
白布 賢二郎
白布 賢二郎
△△ ○○
白布 賢二郎
白布 賢二郎
△△ ○○
△△ ○○
ポロポロと涙があふれる
きっと、無理だと分かってるからこそ、涙が出るんだ
白布の言う通りだって分かってるから、尚更悲しい
白布 賢二郎
白布 賢二郎
白布 賢二郎
△△ ○○
グラッと一瞬目眩がして、床に手をつく
緑の草にポタッポタッと赤いシミがついて、目を見開く
原因を探して、すぐに分かった
白布 賢二郎
流れてくるゴミたちにぶつかった時か
それとも石の間を探してる時か
おでこの生え際辺りを切っていたらしい
白布 賢二郎
白布は川にはいるために放り投げたであろうカバンを持ってくると、中からハンカチを取り出す
それを私の頭に押し付けてキュッと抑える
△△ ○○
白布 賢二郎
白布 賢二郎
白布 賢二郎
白布 賢二郎
白布 賢二郎
白布 賢二郎
白布 賢二郎
△△ ○○
白布 賢二郎
△△ ○○
△△ ○○
白布 賢二郎
白布 賢二郎
白布 賢二郎
白布 賢二郎
白布 賢二郎
△△ ○○
白布 賢二郎
△△ ○○
△△ ○○
△△ ○○
私は白布の手をどけて自分で抑え直して家へと帰り始める
白布 賢二郎
△△ ○○
白布 賢二郎
△△ ○○
△△ ○○
白布 賢二郎
白布 賢二郎
白布 賢二郎
△△ ○○
どれくらいの時間が経っただろうか
家に帰ってきて着替えた私は傷を消毒してガーゼを貼った
それからは髪も乾かさずに縁側でずっとぼーっとしてる
悲しいはずなのに、もう涙は出てこない
1番、大切にしなきゃいけないものだったと思う
あっけなく失ってしまった
周りからしたらたかがヘアピン
その辺に売ってる普通のヘアピン
また買えばいっか
それが普通の反応だろう
でもあれは、私にとってはただのヘアピンじゃない
ずっとずっと、大事なもの
他のどんなものよりも大切にしてきた
△△ ○○
△△ ○○
△△ ○○
△△ ○○
後でコンビニですぐ食べれるものでも買えばいいと思って
布団を出すのもめんどかった私はそのまま眠りに落ちた
白布side
白布 賢二郎
白布 賢二郎
白布 賢二郎
俺はソファに座りながらボヤっとテレビを眺める
白布 想二朗
白布 想二朗
白布 賢二郎
白布 賢二郎
白布 想二朗
○○の本気で悲しんでいる顔を思い出す
怯えてるわけでも、悔しがってる訳でもない
泣いていた
あんなヘアピンのために
白布 賢二郎
白布 賢二郎
白布 想二朗
白布 賢二郎
白布 想二朗
白布 想二朗
白布 賢二郎
白布 想二朗
白布 賢二郎
白布 想二朗
白布 賢二郎
白布 想二朗
白布 賢二郎
白布 想二朗
白布 賢二郎
白布 想二朗
白布 賢二郎
白布 想二朗
白布 賢二郎
白布 想二朗
白布 想二朗
白布 賢二郎
白布 想二朗
白布 想二朗
白布 賢二郎
白布 賢二郎
白布 賢二郎
俺はもう話したくないと言わんばかりに顔を逸らす
白布 想二朗
白布 賢二郎
想二朗は立ち上がると、何やらキッチンの方で何かをあさってる
白布 想二朗
白布 想二朗
笑顔で戻ってきたかと思うと、はいっと何やら紙袋を渡された
白布 賢二郎
白布 想二朗
白布 想二朗
白布 想二朗
白布 賢二郎
白布 想二朗
白布 想二朗
白布 賢二郎
白布 賢二郎
白布 賢二郎
俺は夕暮れかかった空を見上げながら、2年の初めに○○と学校であった日のことを思い出した
白布 賢二郎
悲しげに、でもどこか悔しそうに歩いてきた彼女
別に意識してなかったからぶつかって初めて気づいた
辛さが滲みででひどく歪んでいた瞳は今でもよく覚えている
何かを必死に抑え込むような苦しげに吐き捨てられた「最悪」という言葉
そして、去っていく小さくて寂しそうな後ろ姿
足元に落ちたヘアピン
長い間ずっと身につけていたようで、濃いピンクは色褪せてきていて、マジックペンで書かれたアルファベットは消えかかっている
でもそれで初めて確信がついたんだ
○○は───
○○の家の前につくと、チャイムを押した
白布 賢二郎
けど、中からの返事はなかった
白布 賢二郎
ダメ元でもう一度押すが、出てくる気配は無い
白布 賢二郎
白布 賢二郎
縁側にまわった時、うずくまってる人が見えた
白布 賢二郎
白布 賢二郎
白布 賢二郎
すぐに起きないのはいつもの事
なかなか起きないくせに、寝起きは悪い
そんなの今に始まったことじゃない
だけど今回はなんだか違う気がした
なんだか嫌な感じ
白布 賢二郎
そっと前髪をかきあげると綺麗に手当がしてあった
けどその代わり
白布 賢二郎
普通の体温じゃない程熱かった
白布 賢二郎
白布 賢二郎
△△ ○○
起きたわけでは無さそうだが、○○がブルっと身震いをした
白布 賢二郎
白布 賢二郎
白布家 和室
○○side
△△ ○○
△△ ○○
△△ ○○
△△ ○○
白布母
白布母
△△ ○○
△△ ○○
△△ ○○
白布母
状況が分からず上半身を起こそうとすると、白布のお母さんに阻止された
白布母
△△ ○○
△△ ○○
白布母
白布母
△△ ○○
△△ ○○
△△ ○○
白布母
白布母
△△ ○○
白布母
△△ ○○
白布母
△△ ○○
白布 賢二郎
白布 賢二郎
白布 賢二郎
白布母
白布母
△△ ○○
白布 賢二郎
△△ ○○
白布母
白布母
そういうと白布のお母さんは私たちの返事も聞かずに鼻歌を歌いながら去っていった
△△ ○○
白布 賢二郎
白布 賢二郎
△△ ○○
白布 賢二郎
△△ ○○
白布 賢二郎
白布 賢二郎
△△ ○○
白布 賢二郎
△△ ○○
白布 賢二郎
△△ ○○
白布 賢二郎
白布 賢二郎
△△ ○○
白布 賢二郎
白布 賢二郎
△△ ○○
白布 賢二郎
△△ ○○
白布 賢二郎
白布 賢二郎
白布 賢二郎
△△ ○○
△△ ○○
白布 賢二郎
△△ ○○
白布 賢二郎
△△ ○○
△△ ○○
△△ ○○
白布 賢二郎
返答がないから、恐る恐る白布の顔を見ると驚いたように目を見開いた彼と目が合った
△△ ○○
白布 賢二郎
△△ ○○
△△ ○○
白布 賢二郎
白布 賢二郎
△△ ○○
△△ ○○
白布 賢二郎
白布 賢二郎
△△ ○○
白布 賢二郎
白布母
白布母
△△ ○○
白布母
△△ ○○
△△ ○○
白布 賢二郎
白布母
白布母
白布 賢二郎
白布母
白布母
△△ ○○
白布と白布のお母さんが出ていくと部屋は急に静かになった
△△ ○○
△△ ○○
あまり食欲はわかなかったけど、せっかく作ってもらったからお粥をレンゲですくってひとくち食べる
△△ ○○
△△ ○○
△△ ○○
小学校低学年頃、風邪を引くと決まってお母さんがお粥を作ってくれていた
お兄ちゃんはよく私が暇しないようにバレーの本やらDVDを見せてくれた
お父さんも仕事帰りに食べやすいゼリーやスポーツ飲料買ってきてくれたり
本当に今が信じられないくらい優しい家族だった
△△ ○○
温かさと懐かしさを感じた私は小さく微笑むと
残りのお粥に手を付け始めた
翌日
朝になるとすっかり熱も下がって元気になった
だけど一応様子見って事で今日の夕方まではお世話になることに(なってしまった)
△△ ○○
やることがなくて暇な私はさっきから布団の上でゴロゴロと寝返りをうつことしかしてない
△△ ○○
ちょうどその時、コンコンっとドアがノックされた
△△ ○○
白布 賢二郎
ドアの隙間から顔を覗かせたのはいつもよりちょっと穏やかな顔をした白布だった
△△ ○○
白布 賢二郎
△△ ○○
△△ ○○
白布 賢二郎
△△ ○○
△△ ○○
白布 賢二郎
△△ ○○
△△ ○○
白布 賢二郎
白布 賢二郎
△△ ○○
白布 賢二郎
△△ ○○
白布に言われて後頭部を触るともじゃっと髪が絡まっててピョンっと跳ねてるところもある
△△ ○○
恥ずかしくて少しだけ顔が赤くなる
白布 賢二郎
△△ ○○
白布 賢二郎
白布 賢二郎
白布 賢二郎
△△ ○○
呆気にとられた
なんでそんな前のこと知ってるの?
ポカンとしている私にお構い無しに、白布は拳を突き出してくる
白布 賢二郎
パッと開かれた手のひらから何かが落ちてきた
私はそれを条件反射でキャッチする
自分の手のひらの中を見て更に驚く
△△ ○○
そこには、私がなくしたはずのヘアピンが確かに存在していた
そしてその時の、たった一瞬
私にはある記憶が蘇ってきた
ぬっし
ぬっし
ぬっし
ぬっし
ぬっし
ぬっし
ぬっし
ぬっし
今のところが8月なので何気にもう半分以上来てたんですよね〜
ぬっし
ぬっし
ぬっし
ぬっし
ぬっし
単に私のスマホの端末の問題もあるのかもしれませんが…
ぬっし
まぁ不便ですが至急では無いのでほっといてますが…
ぬっし
ぬっし
私はリリースされた日がテスト期間だったので我慢して昨日やっと入れました!もう最推しのスガさんをガチャで出したくて出したくて仕方ないんです!
ぬっし
ぬっし
ぬっし
次回→我白3/12
って書かれてるの分かりますか?
ぬっし
ある程度の目安なので絶対にだす!とは言いきれないのですが😅
ぬっし
目処がたってない時はなにも書いてないか未定って書いてあると思ってください
ぬっし
我ら白鳥沢学園の日常は
→我白
君と春を迎えられたなら
→君春
読み切り作品
→読切
新連載
→新作
ぬっし
私生活が忙しものでいつになってしまうか分からないのですが…
ぬっし
主は今からバイト行ってきます!
ぬっし