文化祭も終わり。 彼女の病気が分かってから 1年がすぎた 彼女の病気は徐々に進んでいた。
海人
まゆ。
まゆ
どうしたの?
海人
リハビリ頑張ってるね。
まゆ
海人…
海人
ん?
まゆ
辛いよ……
まゆ
治らない。そう分かってても
また普通に生活できるんじゃないかって
考えるの。
また普通に生活できるんじゃないかって
考えるの。
海人
まゆ……
俺は無意識に彼女を抱きしめていた。 彼女は震える手で 俺を受け止めてくれた。
まゆ
大丈夫!まゆ負けないから!
海人
そっか、
まゆ
暗い顔すんなばぁか!笑笑
海人
笑笑
分からない_ ただ疑問だけが頭を駆け巡った。 なぜ彼女なのか_という疑問に 俺は頭を埋め尽くされた