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一目惚れだった。
彼を一目見た瞬間に僕の中に『恋』という言葉が雷のように過ぎった。
吹闇 菜乃羽
僕の名前を呼ぶのは友達である吹闇菜乃羽。
宮木 るいの
吹闇 菜乃羽
吹闇 菜乃羽
吹闇 菜乃羽
宮木 るいの
吹闇 菜乃羽
宮木 るいの
吹闇 菜乃羽
宮木 るいの
吹闇 菜乃羽
菜乃羽はギロっと僕を睨みながら言った。
宮木 るいの
吹闇 菜乃羽
菜乃羽は少し悲しそうに言った。
宮木 るいの
宮木 るいの
僕は再び彼の方を見た。
来栖 病
彼…来栖病君は自分の前を通っていく人をチラリと見ながら読書をしていた。
宮木 るいの
来栖君は化学が好きらしく、いつも化学の本を読んでいた。
宮木 るいの
吹闇 菜乃羽
宮木 るいの
吹闇 菜乃羽
2年生になっての初授業。
受けた授業は理科だった。
僕は物理を選んだが、菜乃羽は生物だったため、教室が分れてしまった。
来栖 病
来栖君は教室の真ん中の席で物理の教科書を読んでいた。
宮木 るいの
少し嬉しくなった。
宮木 るいの
チラリと時計を見ると、授業まで残り5分。
時間はある。
だから思い切って、話しかけに行くことにした。
宮木 るいの
来栖 病
来栖 病
宮木 るいの
宮木 るいの
来栖 病
『好き』という言葉に心が浮つく。
化学に対してだとわかっているのに。
宮木 るいの
来栖 病
宮木 るいの
宮木 るいの
自分をよく見せようと思って『ニコッ』と慣れない笑みを浮かべながら僕は言った。
来栖 病
来栖 病
宮木 るいの
僕は固まった。
それもそうだろう。
高校生はおろか、中学生でさえも基本科目で100点を取るのは難しいことなのだから。
宮木 るいの
驚きの気持ちを隠せないまま僕は声を絞り出す。
来栖 病
宮木 るいの
思わず心の中で突っ込んでしまう。
キーンコーンカーンコーン
僕達の会話を邪魔するかのようにチャイムが鳴る。
宮木 るいの
宮木 るいの
来栖 病
先生
宮木 るいの
宮木 るいの
それから僕は授業中、全く授業に集中できなかった。
先生
来栖 病
授業が終わって教室に帰る時。
吹闇 菜乃羽
吹闇 菜乃羽
るいのが好きな私はるいのを探していた。
宮木 るいの
吹闇 菜乃羽
来栖 病
吹闇 菜乃羽
思わず固まってしまった。
るいのが他の男と喋ってたから。
表情はいつもとあまり変わらなかったが、とても楽しそうに見えたから。
吹闇 菜乃羽
吹闇 菜乃羽
吹闇 菜乃羽
吹闇 菜乃羽
そう誓った私だった。
教室に戻ってきて、自分の席に着いた僕は彼女について考えていた。
来栖 病
来栖 病
来栖 病
来栖 病
僕はそれから、そんな期待を膨らませていた。
StoryB 予告
るいのは嬉しさ、病は期待、そして菜乃羽は怒りを抱いた。 るいのは病が好き、菜乃羽はるいのが好き、と見事に三角関係となった3人の生活はどうなるのか──
第2話『計画』
コメント
4件
やっぱりるいのさんと病だー!←題名見てこのふたりだと予想した人 100点が普通とか何言ってるんですか病さん
おー! でもなんか本垢より凄いの書いてませんか?靫さん