リツカ
ありがとう
リンド
すまない、リツカ俺は……
リツカ
私がグリモワールだって知ってたの?
リツカ
お願いだからもう嘘はつかないで
リンド
あぁ、じいさんから聞いていた
リツカ
やっぱり
リツカ
じゃあ母さんも?
リンド
母さんがお前に持たせたペンダント
リンド
ポプリが入っていただろ?
リツカ
うん
リンド
あのポプリは母さんが育てた特別な聖なるポプリだ。
リンド
それがお前よグリモワールの香りを消して漏れないようにしていた
リツカ
それが、どうして……
リンド
1年前じいさんが死んだと伝えた時
リンド
感情を昂らせたお前からポプリでも隠せない
リンド
グリモワールの香りが漏れ出てしまった。
リンド
ほんの一瞬だったが、
リンド
アイツらが気づくのに充分だったらしい
リンド
それで1年でとうとう立華家にまで、
リツカ
母さんが誘拐されたのも私のせい
リンド
それは違う!
リツカ
ううん、違わない!
リンド
リツカ、母さんも俺もお前を守りたいだけなんだ
リツカ
守らなくていい
リツカ
終わりにしたい
リツカ
こんなことっ、
リツカ
私の力を渡せば終わるんだよね?
リツカ
だったら!
リンド
ダメだ!
リツカ
どうして?
リンド
それは……それは、お前の死を意味するそして、グリモワールを完全に消えたらその1部であるシナも消えるからだ
リツカ
……!
リンド
これ以上今は言えない
リンド
だが、信じてくれ!
リンド
俺はこの命に替えてもリツカを守ると決めている
リツカ
みんな、何かを隠している
リツカ
兄さんが兄さんじゃないみたい
リツカ
誰を信じればいいの?
リツカ
何が本当で何が嘘なの?
リツカ
私は、どうすればいいの……
パキン
レム
これで、詰みだ
レム
私は……
シナ
明日だ、
シナ
明日に決行だ
シナ
フフフフ
シナ
リツカ、君は僕が手に入れてみせるよ。待っていてねリツカ
シキ
シーナ
シナ
ん?
シキ
今日なんで来なかったの?
シナ
用事でね……
シキ
どうしたの??嬉しそうだよ
シナ
あぁ!嬉しいさ!やっと手に入るんだからね!リツカが、!
シナ
さぁ!早く僕のところにおいで
シナ
一生かけて護って安らかにしてあげる
シキ
成功するといいね
シナ
成功するよ
シナ
僕は君絶対だからね
シキ
明日もしかして、
シナ
そ!呼び出すの!第二図書館にね!
シキ
へ〜俺も来れるようにしてくれない?
シナ
いーよ
シナ
じゃあ寝るわおやすみ
シキ
うんおやすみ