横原悠毅
影山拓也
横原悠毅
影山拓也
横原悠毅
横原悠毅
影山拓也
横原悠毅
俺は、涙を流していた
ずっとずっと想っていたことを本人に言った
言ってしまった
酒が入った勢いで
我ながらかっこ悪いやり方で
影山くんの顔は見れなかった
影山拓也
横原悠毅
影山くんに触れられそうになって手を振り払った
反射的にしてしまった
触れたいのに
影山拓也
影山拓也
影山拓也
影山拓也
横原悠毅
顔をあげると大好きな影山くんの顔があった
影山拓也
影山拓也
横原悠毅
え?
横原悠毅
横原悠毅
横原悠毅
しょうもない夢見たな
顔は涙で濡れていた
影山くんに想いを伝えることなんてないのに
横原悠毅
今日は午前中の撮影
時刻は7時だった
横原悠毅
スタッフさん
撮影時間になるまでてきとうなところに座って待機する
椅子の方に目をやると
影山拓也
横原悠毅
影山拓也
横原悠毅
影山拓也
大丈夫、だよな?
朝変な夢見たせいで生の影山くんを見るとどうしていいか分からなくなる
平常を装わないとな…
松井奏
松井奏
横原悠毅
影山拓也
奏が俺の隣に座った
もっと、影山くんと2人がよかったな
と、思ってしまったのは誤作動だと言い聞かせた
松井奏
横原悠毅
松井奏
思わず口に出してしまった
誰だって夢なんか見るし
あんなんただの夢
現実は変わんないし
夢なんだから気にせずに
今日の撮影も気持ち忘れないと
松井奏
松井奏
横原悠毅
松井奏
松井奏
横原悠毅
松井奏
松井奏
影山拓也
横原悠毅
焦った
正夢になったかと思った
今にも泣きそうだった
影山拓也
影山拓也
「ただの友達」
影山くんは椿くんのことを言ってるかもしれないけど
別にこれはメンバー全員に当てはまることで
俺と影山くんは所詮
メンバーであり、友達
ただの
松井奏
松井奏
影山拓也
松井奏
影山拓也
椿泰我
影山拓也
松井奏
椿泰我
影山拓也
椿泰我
椿泰我
影山拓也
椿泰我
松井奏
横原悠毅
そうだこいつに知られてるかもしれないんだ
今のもなんで驚いたか知られてるかもしれないんだ
松井奏
横原悠毅
松井奏
横原悠毅
松井奏
鈴木大河
影山拓也
椿泰我
鈴木大河
影山拓也
鈴木大河
松井奏
影山拓也
椿泰我
松井奏
椿泰我
影山拓也
影山くんの顔を見ると
ほんとにありえないと思ってる表情だった
それは俺にも当てはまって俺と付き合うってこともありえないってこと
そう考えるとここからいなくなりたかった
もし、影山くんとメンバーとして出会ってなかったら
…なんて考えるのメンバーに失礼だよな
ほんと自分どうかしてるわ
松井奏
影山拓也
横原悠毅
松井奏
俺じゃないってことは分かりきってること
でも聞くのは少し怖かった
あんなんで逃げてきて
ほんとしょうもなさすぎるだろ
こんな自虐ばっかして俺らしくない
撮影あるんだから
考えないようにしないと
佐藤新
影山拓也
松井奏
基俊介
基俊介
横原悠毅
基俊介
影山拓也
影山拓也
基俊介
頭によぎってしまった
毎晩影山くんとゲームしてるところを…
松井奏
横原悠毅
基俊介
彼女の為に、ね
俺のなかでは
影山拓也
横原悠毅
横原悠毅
基俊介
佐藤新
横原悠毅
基俊介
影山拓也
影山拓也
こんな関係が変わらず続いてくれればいいのに
と思ってしまったのは本心ではない
ともう気づいてしまっている
横原悠毅
横原悠毅
影山拓也
横原悠毅
影山拓也
影山拓也
横原悠毅
影山拓也
影山拓也
横原悠毅
影山拓也
ねぇ、横原?
拓也って呼んでよ
横原悠毅
横原悠毅
横原悠毅
あの夢を見てから1週間
毎晩こんな夢をみている
夢のなかで俺と影山くんは付き合っていて
夢のなかの俺は現実の俺とは違う少し弾んだ口調だった
こんな夢を見ていると実際の影山くんを少し避けてしまっているところがある
迷惑かけて何してんだろ
横原悠毅
この1週間まともに寝れてなくて
いつも夜中に目が覚めてしまう
今の時間をスマホで確認すると4時だった
横原悠毅
このまま寝れそうになかったから起きることにした
今日の予定はいちをない
オフの日だ
一日中好きなことをして過ごそうと思っている
朝ごはんの食器を片付けてソファに寝っ転がった
若干眠気がなくなってきた
時刻は5時をさしていた
横原悠毅
と立ち上がった時思い出した
横原は俺と毎晩ゲームできる?笑笑
ゲームしようとした時考えたくもないのに考えてしまう
あの時の影山くんの笑顔が忘れられない
そんなのできるに決まってるのに
俺、影山くんの付き合ったらダメなのかよ
影山くんがして欲しいこと全部できるつもりなのに
また変なこと考えてる
そんなことを思っているとスマホが鳴った
画面を見ると、
横原悠毅
影山くんからだった
「好きだよ」
と送られてきた
それは取り消された
それが背景のように俺の視界を移している
時間がゆっくりと進む
スマホを触る余裕なんてなくて
ゲームをしようとしていた身体なんかもういなくて
ソファに倒れ込んだ
ゆっくりと目を閉じた
あれは、影山くんが彼女に送ったものだろう
ネガティブに捉えてるかもしれないが
そう考えることしか出来なかった
あの、影山くんだ
彼女いるってなんで気づかなかったんだろう
つい最近できたとか…?
これが告白のタイミングだったとか
そんなことないか
俺と間違えないか
何年も想いを隠してきた
隠したからいけなかったんだろうか
でも、
言ったとしてうまくいく保証なんてひとつもない
俺は
想いに気づいた時から失恋してるんだ
影山拓也
横原悠毅
影山拓也
横原悠毅
影山拓也
影山拓也
横原悠毅
影山拓也
横原悠毅
影山拓也
影山拓也
影山拓也
影山拓也
横原悠毅
影山拓也
影山拓也
横原悠毅
影山拓也
お前といると疲れるんだよ
早く出てけよ
横原悠毅
横原悠毅
想像を絶する悪夢だった
都合のいい夢ばっか見てたからバチがあたったんだろ
スマホを見て時間を確認する
8:00 という数字と溜まった通知が一緒に視界に入ってきた
そうだ
俺、失恋したんだ
夢のなかでも現実でも
スマホには奏からの不在着信もあった
こんな時になんなんだよ
でも、このまま1人で落ち込むより気晴らしになるかと思って
かけ直した
松井奏
横原悠毅
松井奏
横原悠毅
松井奏
松井奏
横原悠毅
横原悠毅
松井奏
横原悠毅
横原悠毅
松井奏
松井奏
横原悠毅
松井奏
横原悠毅
松井奏
横原悠毅
横原悠毅
松井奏
松井奏
横原悠毅
とにかく1人になりたくなかった
奏に話すかは後で決めればいい
今は別のことを考えたかった
影山くんとのLINEの画面は開けなかった
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