美月
僕たち動物にとっては死活問題だからねぇ そうだ、君にもプレゼントをあげよう これをあげると、きっと君の願い事が叶うよ 今度こそ、うまくいくといいね ああ、僕は大丈夫だよ 少し疲れてるだけだ あの子はまだ起きないのか 僕のことを心配しすぎて倒れたらしい 心配性なのは昔から変わらないな ***は、目を覚まさないまま眠り続けている 彼女はずっと眠っているけれど、僕は彼女のことが大好きだし、愛してるんだよ あーあ、また失敗してしまった。
こんなんじゃ、いつまで経っても彼女に会えないじゃないか ねえ、君は一体どこにいるんだい? ***が目を開けることは二度となかった あいつらは何を企んでいるんだろうか。俺にはわからなかった ただ、俺たちに害を及ぼすなら排除するまでだ ***と二人で逃げていたら、あいつらに捕まった あいつらが何者なのかは知らないが、とにかく危険だということだけはわかった 俺は彼女を逃がそうとしたんだけど、彼女は俺の手を握って一緒に逃げると言ってくれたんだ でも結局、二人とも捕まって、こうして別々にされている ここは
